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■ ドラマ 永久の彼方へ

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2009年05月07日
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カテゴリ:第三章 301 ~ 363 話
.
[神霊巫女]マーシャ
  「黄龍道元帥。
   今始めて私の秘密を明かします。 あなたも良くお聞きなさい。」

四獣神_玄武[竹林総元帥]黄龍道元帥
  「何ぃ~、秘密だと・・・?」

[神霊巫女]マーシャ
  「そうです。
   隠す必要もなかったのですが、話す必要もなかったので現在まで明かすことがありませ
   んでした。

   私の名、ここ大竹林寺では[神霊巫女]マーシャ と呼ばれております。
   しかし、元々の世界においては、『南 志津』が私の名。

   『南 一樹』の妻であり、『南 こういち』、そして 『南 和恵』 の母になります。」

四獣神_玄武[竹林総元帥]黄龍道元帥
  「それがどうしたのだ・・・?」

[神霊巫女]マーシャ
  「あなたは全く判っていないようですね。
   逆にそれが好都合でもありましたが・・・・。

   『南 一樹』 とは、あなたが隠し持っていた 陳南家 南流 のあの男のこと。
   そして 『南 こういち』、そして 『南 和恵』 とは、そこに倒れている 陳南家 南流伝
   承者のこういちであり、今私の元に来る女性、それが 和恵 です。」

四獣神_玄武[竹林総元帥]黄龍道元帥
  「な、な、なんとっ!
            貴様がっ!
   この小僧の母親だというのかっ!  そしてあの陳南家 南流の男の妻だったと・・・。

   くっ、今までよくも他人の振りをできたものだ。 大した役者ぶりということか・・・。
   だからといって、このわしの願望を止めるとか言い出す訳ではあるまいよの。
   くたばりぞこないが何人集まろうが、既に先は見えておるわ。」

[神霊巫女]マーシャ(南 志津)
  「ならばそこで黙って見てることですね。」

        台風サッ☆
 早くも利江を連れた和恵が到着する。 利江を肩からゆっくりと下ろして、

和恵姉さん
  「母さん・・・。」 ( 大粒の涙を目元にあふれさせていた。 )

 マーシャこと南 志津は、和恵の言葉に笑顔でうなづいた。そして目線を移し、、

[神霊巫女]マーシャ(南 志津)
  「利江ちゃん、ケガはない?」

[神霊巫女]利江
  「はい。」
[神霊巫女]マーシャ(南 志津)
  「うん、よろしい。
   和恵、これからがあなた達の本領発揮する場よ。 頼むわね。」
和恵姉さん
  ( うん。 )

 今度は和恵が涙を拭いながら黙ってうなづいたのであった。
 するとマーシャは、キリっとした顔つきに戻るなり、

[神霊巫女]マーシャ(南 志津)
  「和恵、こういちをここへ連れてきなさい。
   続いてスウラン殿、例のモノをこれに。」

 まず和恵が黙って倒れているこういちの元へと急いだ。  台風サッ☆
 そしてマーシャの後ろから、[探神霊石:源石球]を持ったスウランがそこへ現れた。
 [近衛軍長]チュウラン率いる大竹林寺の大軍団と共に。

zZザザンZz


 そう、大竹林寺の大軍団が山の裾野を真っ黒にするほどの数で登場した。
 
四獣神_玄武[竹林総元帥]黄龍道元帥
  「何っ! チュウラン、それにスウランまで・・・。」

[近衛軍長 補佐]チーラン
  「チュウラン、スウランっ!」  遠くから叫ぶチーランであった。

[神霊巫女]マーシャ(南 志津)
  「スウラン殿、気持ちをぶつけておやりなさいませ。」

 軽くうなづいて、一歩前に出るスウラン。

[近衛軍長 補佐]スウラン
  「おやじ殿・・・・。
     よくも・・・よくもチーランを殺そうとしたなっ!
       (もの凄い形相だ!)
[近衛軍長]チュウラン
  「我ら姉妹、おまえと縁を切るっ!
   そして大竹林寺の軍長達も、我々の意見に賛同。 そして我ら三姉妹に付いてくる
   こと約束した。

   もはやお前は父でも、そして[竹林総元帥]でもないっ!
   我らは貴様を波紋する。
                           ・・・ 以上だ。」

 クルっと背を向けマントをひるがえして、後方に姿を消すチュウラン以下大軍団。


和恵姉さん
  ( ついに行動を起こしたのね。 チーランを攻撃したことを大義名分にして。 )

 そう、和恵はチュウラン達三姉妹の決意、黄龍道の『世界討伐』に反目する意志を
 利江の口から間接的に聴いていたのだった。
          うなだれているこういちを肩に担ぎながら思い出していた和恵。


四獣神_玄武黄龍道
  「バカどもめっ!
   貴様らに何が出来るっ! 勝手なことを!
              なれば、貴様らも生かしてはおかんぞっ!」
[神霊巫女]マーシャ(南 志津)
  「黄龍道元帥、いえ、もう元帥ではないようですので黄龍道、覚悟するのはあなたの方
   です。」

四獣神_玄武黄龍道
  「何をくだらんことを・・・。」

 台風サッ☆  和恵がこういちを連れて到着する。

[神霊巫女]マーシャ(南 志津)
  「和恵、こういちの手の平を[探神霊石:源石球]に。」
和恵姉さん
  「やはり。。。」

 横たわるこういちの手を取り[探神霊石:源石球]の上に載せながら。
                      (∽ ~キュ~ン~∽ )

[神霊巫女]マーシャ(南 志津)
  「あら、知ってたの?」
    ( 突然、よくいる母のような口調で話すマーシャこと南 志津 )
和恵姉さん
  「さっきたまたま利江ちゃんのペンダントに触れてしまったの。
                             その時にね。。。」
[神霊巫女]マーシャ(南 志津)
  「そっ、なら話は早いわね。。。」

四獣神_玄武
  「何を画策しておるが知らんが、いまのうちに捻り潰してくれるっ!
                        食らえっ   フンっ!

スパーク ジリジリ

電撃大 ジリジリジリ 電撃大



 もの凄い[電撃砲]が、マーシャ達のいる一画に襲い掛かったっ!

                               だが、



シュルリーン.jpg

いなずまξξシュルリンξξ



 再び彼女達の居た位置に大きく被さるように光の玉が発生し、その[電撃砲]を跳ね除けた
 のだった。

[神霊巫女]マーシャ(南 志津)
  「無駄です。
   あなたは[神霊巫女]の本当の能力を御存知ないようですね。

   私の秘密のその二つ目、それは、
   [神霊巫女]は、[探神霊石]の力により、[四獣神]からの攻撃を全て防御できるの
   です。」

四獣神_玄武
  「何だとっ!」
[神霊巫女]利江
  「それでさっき。。。」
[近衛軍長 補佐]チーラン
  「す、凄いっ!」

和恵姉さん
 「なるほどね。。。♪」

四獣神_玄武
  「くだらぬ嘘をつくなっ!
                これでどうだっ!   フンっ!


スパーク ジリジリ

電撃大 ジリジリジリ 電撃大


シュルリーン.jpg

いなずまξξシュルリンξξ



   「フンっ!

スパーク ジリジリ

電撃大 ジリジリジリ 電撃大


シュルリーン.jpg

いなずまξξシュルリンξξ




[神霊巫女]利江
  「何度やっても同じよっ!」




第350話 [神霊巫女]の血 -4 へ
 (まぁダメだと言っても私が許すけど)




  ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

    また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。





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最終更新日  2020年09月07日 11時48分20秒
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