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2009年05月14日
カテゴリ：第三章 301 ～ 363 話
「フンっ！」   ジリジリジリ   ＜ξξシュルリンξξ［神霊巫女］利江 「何度やっても同じよっ！」 ［神霊巫女］マーシャ（南 志津） 「無駄だと、そう言ったはずです。 そこで黙って見てなさいっ！」 黄龍道に対し、いつになく強い口調だ。  黄龍道「く、くそう・・・」 ［神霊巫女］利江 「それで堂々と行動を。。。 マーシャさん、姉さんとこういち君がこの［探神霊石］に触るとどうなるのですか･･･？」 ［神霊巫女］マーシャ（南 志津） 「和恵、教えてあげなさい♪」 和恵姉さん 「うん、元気モリモリって感じかな。 蓄積していた疲労が全て消し飛んで、全治回復できるみたいなの。 ケガも直るし、元通りの元気元気って。。。」 ［神霊巫女］利江 「すごーーいっ♪ じゃ、こういち君も。。。」 ［神霊巫女］マーシャ（南 志津） 「完全復活するわね。。。」 瞳がじんわりと潤んできて、またまた大粒の涙を流し始める利江・・・。 ［神霊巫女］利江 「こういち君が。。。 また元気な姿になるのね。。。」 ［神霊巫女］マーシャ（南 志津） 「おっ、やっぱ うちの息子に惚れてたな♪」 和恵姉さん 「当たり～☆ でしょ (^_-)-☆ 」 ［神霊巫女］利江 「う、うん。。。」 （ 頬を赤らめて、こっくりとうなずく利江 ） ［神霊巫女］マーシャ（南 志津） 「さっきこういちも、あなたを守ろうとしていたし。 素敵なカップルさんになるんじゃない？」 和恵姉さん 「あら利江ちゃん、親から許しが出たみたいね。。。 まぁダメだと言っても私が許すけど♪」 ［神霊巫女］利江 「あ、ありがとうございます。。。」 （ 嬉し涙が止まらない利江であった。 ） こういち 「う～ん・・・・」 和恵姉さん 「おっ、坊主君、気が付いたみたいね。 こら、こういちっ！ いつまで寝てるかっ！ 起きろぉーーーっ！ 」 ボコン 手厳しい和恵、強烈な蹴りがこういちを襲ったっ！ 動物的本能で、無意識に左肘で受けたこういち。 ガシっ★ 彡ひゅ～、 トン でも身体は数メートル飛ばされていた・・・。 そして片手をついてクルっと片ひざで身構えるこういち。 こういち 「って、ねぇちゃん・・・・。 それに利江ちゃんも・・・・。 このおばさんは・・・？」 ［神霊巫女］マーシャ（南 志津） 「大竹林寺［神霊巫女］マーシャといいます。」 ［神霊巫女］利江 （ あ、あのぉ・・・ ） 利江にウインクするマーシャ。 和恵姉さん 「こら、くそ坊主っ！ 利江ちゃん泣かして・・・・。 男が女の子泣かせてどうすんだーーーっ！」  カァーーーん★ ☆o☆（フライパンで）久々に登場したフランパン・斜め振りチョップ・・・・。 こういち 「泣かせてなんて・・・・」 和恵姉さん 「こういちが悪いっ！」 ［神霊巫女］利江 「悪い！」 ［神霊巫女］マーシャ（南 志津） 「こういちが悪い！」 こういち 「ぃゃあのおばさん、こういちって・・・」 カァーーーん★ ☆o☆和恵姉さん 「深く考えないのっ！ 流れの勢いでしょ、い・き・お・いっ！」 このアットホームな輪の中で、心から喜びをかみ締める利江。 大粒の涙が止まらない。 ここで再びキリっとしたマーシャ。 ［神霊巫女］マーシャ（南 志津） 「さて、ここからが最後の仕上げです。 （ 人が変わったようにマーシャになる南 志津。 ） こういち君、 この［探神霊石：源石球］の下の部分、ちょっと欠けているのがわかりますか？」 ［探神霊石：源石球］を手にし、まじまじと見つめるこういち。 こういち 「うん、欠けてる・・・・。 !! この形・・・」 ［神霊巫女］マーシャ（南 志津） 「察しの通り。 では、利江ちゃんから預かって、そこにはめて下さい。」 こういち 「・・・う、うん。」 こういちは、利江が首から外したネックレス状の［探神霊石］を預かり、目の前にある ［探神霊石：源石球］の欠けているところに、ゆっくりと近づけていった。 和恵姉さん 「元々は一つだった・・・ってことか。」 ［神霊巫女］利江 「マーシャさん、ここに・・・元に戻すとどうなるのですか・・・？」 こういちの手が止まる。 ［神霊巫女］マーシャ（南 志津） 「［神霊巫女］の－歴代伝記－によると、 『・悪しき恐怖現れし時、分かれし［石］を一つにせよ。 ・ひとつに成りしとき、［願神霊石］と成りて［神霊巫女］の願いを叶えん。』 とあります。」 ［神霊巫女］利江 「・・・ひとつに成りしとき・・・ ［願神霊石］と成りて・・・ ［神霊巫女］の願いを叶えん・・・。 ・・・か。 その［願神霊石］・・・って・・・。」 和恵姉さん 「読んで字の如しじゃない？ 神様に願いを聞いてもらうのよ。 『・・・願いを叶える・・・』って言ってるんだから。」 ［神霊巫女］マーシャ（南 志津） 「過去に一つにした経験例はまだないようですが、私もそう思います。 それに、今となってはこれに頼みの綱を委ねるしか他に方法が有りません。 それに賭けるために・・・私もこの行動を取りました。」 和恵姉さん 「ダメ元だもん。 やってみるしかないでしょ。 こういち、続けて！」 こういち 「あのさぁ・・・ 一つ聞いていい・・・？」 和恵姉さん 「なぁに？」 こういち 「［神霊巫女］の願いを叶えん・・・ってことはさ、 マーシャさんか利江ちゃんがやった方がいいんじゃないかなと思って･･･。」 ［神霊巫女］利江 「・・・っていうか、こういち君、身体・・・大丈夫なの？」 こういち 「あぁ、なんか元通りになってるよ。 なんでかな？」 ［神霊巫女］マーシャ（南 志津） 「それは、［探神霊石］に秘密があります。 ［探神霊石］は、［三獣神］を探すのみならず、我々［神霊巫女］を守る役目も持っ ているのです。 守るべき相手を［石］が見つけ、［神霊巫女］に力を貸す。 そう－伝記－にありま した。 だから［石］が利江ちゃんを見つけたのだと思います。」 こういち 「こっちでたまたま見つけて手にしたのに・・・。 でもさ、それとおいらの元気とどう関係があるの・・・？」 ［神霊巫女］利江 （ それは、こういち君とお姉さんに、［神霊巫女］の血が流れているから･･･ ） カァーーーん★ ☆o☆（フライパンで）和恵姉さん 「んなことは後でもいいのっ！ あそこでお客さんが待ってるでしょ。 こっちもウズウズしてんだから、早いとおっ ぱじめないと、あいつが他に目移りして、暴れ始めても困るでしょ。」 こういち 「うん、そうだね。」 和恵姉さん 「あら、素直なとこあるじゃない。 じゃ利江ちゃん、お願いね。」 ［神霊巫女］利江 「は、はい・・・。」 こういちの手から、再び自分の手にペンダントを受け取り、［石］と鎖を繋いでいた枠 を外し、［石］だけを右手の親指と人差し指ではさんだ。 （んとね・・・・わかんない） ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2020年09月07日 11時49分59秒
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