カテゴリ:第三章 301 ~ 363 話
そしてこちらでも。 4人に叫んだ後、再び外側から輪を描くように、ゆっくりと両手を大きく回し、体の真ん中 までくるとヒジを曲げてクロスさせ、下向き加減で[気]を集中する和恵。 すると、和恵を中心に、まばゆいばかりのピンクに輝くオーラが放出され始め、それが序所 に増大していった。 そして、両手を大きく広げた瞬間っ! ぶぉっ └└└ドッコォォォォォン┘┘┘ 更にこちらでもっ! 外側から輪を描くように、ゆっくりと両手を大きく回し、体の真ん中 までくるとヒジを曲げてクロスさせ、下向き加減で[気]を集中するこういち、するとっ! ぶぉっ └└└ドッコォォォォォン┘┘┘ こちらでも、もう一つの水爆が爆発したように、地面を放射状に巨大な爆風が駆け抜けるっ! 和恵姉さん 「 うぉぉぉぉぉぉっ! 南流 衝撃波 !! 」 こういち 「 いっけぇぇぇぇっ! 南流 衝撃波 !! 」 <<<≡≡<<≡≡ ズッ ボォォォォンっ !!! <<<≡≡<<≡≡ ズッ ボォォォォンっ !!! 5人の神々から、五重奏となるそれぞれの最強の飛び道具を 最強となる覚醒後の黄龍道に 向けて、同時にぶっ放したっ! 陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「 てやぁぁぁぁぁっ! 」 指先をそのままに、両腕を上下に大きく開き、そして勢いよくそのアギトを閉じたっ! すると[気]の獣の口がさらに大きく開き、次の瞬間、黄龍道の立っていた場所で、上下の 巨大な牙が勢いよく閉ざされたっ! ドッカーーーーんっ! ズっボーーーーんっ! ドッボォォォォォんっ! 大地を揺るがす重い重低音の地響きが、そしてそこに居合わす全ての人々の心を振るわせ た! まさにそこは、火の海、[[破壊の塊]]が激突した炎の渦と化したっ! ごぉぉぉぉぉっ! こんな破格の衝撃は、黄龍道は愚か、この地球そのものすら初めて受けたことだろう。 [近衛軍長 補佐]チーラン 「す、凄すぎるっ!!」 ゆうすけ 「くたばれぇぇぇぇぇぇっ!」 [探神霊石]が守る玉の中で、叫ぶゆうすけとチーランっ! 館長 「い、いかん、皆の衆っ! 避難なされーーーっ!」 炎の渦が広がりだし、ここ総本山にまでその勢いが襲いかかってきたのだっ! 石で出来ている傍観席の地下に、素早く避難する対極試合の出場者達。 館長の素早い対応のお陰で全員回避後、ギリギリのタイミングで総本山を熱風と火炎が襲った のだったっ! どんどん波状に広がる熱風は、見る見ると地平線の彼方にまで及んだ。 そして小さく、あっと言う間に視界から消えていったのだった。 ・・・・・・ ・・・・・・ ・・・・・・ ・・・・・・ 一瞬の出来事を石の壁に身を潜め、熱風をやり過ごした館長達。 みな言葉を失っている。 そして[探神霊石]の[神霊巫女]を守る白い玉の中では、 ゆうすけ 「こりゃ相当な被害になっちまうだろうな・・・・。」 [神霊巫女]マーシャ(南 志津) 「しかたありません・・・。 あの覚醒した黄龍道を倒そうとする[力]をぶつけたのです、この地球が無事なだけで も有り難いことと考えるべきです・・・。」 [近衛軍長 補佐]チーラン 「代々伝わるあの祈り こんなことを招くとは・・・」 リツコ 「化け物の黄龍道、これで倒れてもらわないと・・・」 皆一様に、思うことがあるようだ・・・。 黄龍道の立っていた地点は、未だに粉塵が舞い上がり、熱風で もくもく としている。 まだ黄龍道の生死を確認することは出来ない・・・。 そんな中、この二人は・・・。 こういち 「姉ちゃんも・・・」 和恵姉さん 「そうね。」 首にぶら下げた[探神霊石]を握っていたこういち。 それを手に取り和恵にも握らせていた。 ( ∽~キュ~ン~∽ ) Ryuichi、ザウバー、ゾルダたちも黄龍道の立っていた地点ににらみを利かせたままだ。 そんな中、粉塵が納まり始め、辺りの視界もモヤモヤする中、少しずつだが見え始めて くる。 ゾルダ 「これなら消し飛んでくれたかな・・・。」 ザウバー 「だといいんだがな・・・・」 陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「甘いなおまえら、 黄龍道の[気]は、まだそこにあるっ!」 ゆっくりと構えるこういち、そして和恵。 和恵姉さん 「段々打つ手が無くなってきたわね・・・・」 こういち 「 ・・・・まだあるさ。 」 (ジグソーパズルの最後のピース・・・?) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年08月25日 15時24分08秒
コメント(0) | コメントを書く
[第三章 301 ~ 363 話] カテゴリの最新記事
|
|