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■ ドラマ 永久の彼方へ

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2013年10月29日
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全拳武道団
  『ほざけぇぇぇっ!』
             『なまいきなっ!』
                       『大口叩くのはここまでだっ!』
  『 おぉぉぉぉぉぉぉりゃゃゃゃゃゃゃゃっ!

 大木後方の団員達が一斉に、横に走り出したチョンミンを追いかけるっ!

テイ・チョンミン
  「人数居ても、雑魚は雑魚っ! おりゃっ! とぉっ、たぁっ! ていっ!」

 異人、スペック-1のチョンミン、普通の団員達が敵うはずもなく・・・・
 『うぐっ・・・』
       『ぬぉっ・・・』
             『ぐわっ・・・』
                   『ぐぐ・・・』
             彡バサ  彡バサバサ     彡バサ  彡バサ
 次々と泡を吹いて地べたを這いずり回る団員達・・・。

全拳武道団 東北の荒熊 大木竜平
  「なにっ!」  ( それを横目で確認する大木。 )
チョウ・ギョッキ
  「今頃泣きを入れても遅いぜっ!  食らえぇぇっ! 」

 驚く大木、素早くも既にその目前にギョッキの拳が降りかかるっ!
 『フンっ!』
 両手で払うように避け、そのまま右拳をギョッキの横っ腹目掛けて打ち込む大木っ!

チョウ・ギョッキ
  「くっ!」

 次に驚いたのはギョッキだった。 戦闘員(異人)スペック-1の施術を受けていた二人。
 ギョッキは余裕でと望んだ一撃も交わされて、そして尚且つその相手からよもや攻撃を食
 らうとは思ってもいなかったからだ!
 思わず左肘(ひじ)を降ろし腕を盾にして防ぐのが精一杯! その後、一歩ジャンプして
 距離を置く両者。

全拳武道団 東北の荒熊 大木竜平
  「き、貴様ら・・・」
チョウ・ギョッキ
  「お、お前・・・」

テイ・チョンミン
  「たぁっ! えぃっえぃっ とぉっ、 ていっ! おりゃーーーっ!」

 『ぬわっ・・・』
       『うわっ・・・』
             『うぬっ・・・』
                   『うぐ・・・』
   彡バサ     彡バサ 彡バサ   彡バサバサ

 次々と倒される団員達。
 その横で、目が真剣になるこの二人・・・。

全拳武道団 東北の荒熊 大木竜平
  「只者じゃねぇってことか・・・。」
チョウ・ギョッキ
  「貴様もな・・・。」

 と、その時っ!

テイ・チョンミン
  「きゃーーーっ!」
               ~~~~~~~~彡彡ドサ

 突然一蹴りで飛ばされたチョンミン!

チョウ・ギョッキ
  「チョンミンっ!」

 蹴り終えた足を戻し、のっしと構える支部長 ゲルヴァンツ。

全拳武道団 東北の荒熊 大木竜平
  「支部っ!」
全拳武道団 [東北支部] 支部長 ゲルヴァンツ
  「なんだこの様は・・・。」
全拳武道団 東北の荒熊 大木竜平
  「申し訳けありません・・・。」
チョウ・ギョッキ
  「大丈夫か?」
テイ・チョンミン
  「こ、この力・・・くっ・・・」

 顔をゆがめながら、ヨロヨロと立ち上がるチョンミン。

チョウ・ギョッキ
  ( こいつら、只の格闘家じゃない・・・。 チョンミンが避け切れないなんて・・・。
    それにこの男、おれと速度が一緒だ・・・。 )
全拳武道団 東北の荒熊 大木竜平
  「この者どもが、我ら団員に手を出しまして・・・見ての通り・・・。」
全拳武道団 [東北支部] 支部長 ゲルヴァンツ
  「だらしないのぉ。 鍛え方を変えねばならんようだ。
                         やったのはお前だったな。」

 チョンミンをギロっと睨む支部長 ゲルヴァンツ。

テイ・チョンミン
  「てめぇがここの大将か・・・?」

全拳武道団 [東北支部] 支部長 ゲルヴァンツ
  「この地域ではな。 そんなことはどうでもいい、大木、この始末、どうするの
   だ?」
全拳武道団 東北の荒熊 大木竜平
  「私が・・・、この者どもを始末しましょう。 ただ・・・」
全拳武道団 [東北支部] 支部長 ゲルヴァンツ
  「ただ? どうした・・・。」
全拳武道団 東北の荒熊 大木竜平
  「このおれと、同じ施術がされているようです・・・。」

チョウ・ギョッキ
  ( 同じ施術だと・・・? するとやはり・・・ )

全拳武道団 [東北支部] 支部長 ゲルヴァンツ
  「ほほぅ~、面白い。
   では仲間ではないか。 普通ならな。 それでこの有様ということか。
   だが・・・、我ら全拳武道団に手を掛けてくれたのならそのお礼はせねばなる
   まいのぉ。
   大木、二人相手ではきつかろう。 このわしが相手したるわい。
   暴れ熊と呼ばれるこのゲルヴァンツ様がなぁ。」

テイ・チョンミン
  「こ、このデカイこいつ、あたいらよりも数字が多いよ!」

チョウ・ギョッキ
  「あぁ、そのようだな。 さしあたり、ザウバー様やクラウス様、リーダーと同
   じクラスってことかな・・・ やばいぜ・・・。」

 ゲルヴァンツが、のっし、のっしと一歩、また一歩と歩を進め始めた。
 冷や汗が噴出す二人。 顔もにがり潰したように険しくなっている。 ゲルヴァンツ
 の踏み出す歩に合わせるように、一歩、また一歩と後ずさりさせていた。

チョウ・ギョッキ
  「だが、この局面を打開するには・・・、やらなきゃなんねぇってことよっ!!
                                 いくぜっ!!」
テイ・チョンミン
  「あいよっ!」

 しっかりと構え、厳しい目付きでゲルヴァンツを睨みつけ、二人同時に前に出たっ!
 『 うぉぉぉぉっ! 』
 その時っ!
           VVV ズバっ☆ VVV
 『待て待て。。。』

全拳武道団 [東北支部] 支部長 ゲルヴァンツ
  「あん・・・?」
全拳武道団 東北の荒熊 大木竜平
  「うっ、突然現れただと・・・。」
チョウ・ギョッキ
  「くっ・・・。」  駆け出した足を止める二人。
テイ・チョンミン
  ( 助かったかも。。。 )

 先程、ギョッキが寝そべっていた太い枝に突然現れ、今まさに飛びかかろうとしていた
 二人を制した男。 そのなびく赤いマフラーと共に、全拳武道団の全員の視線が集中した。

シュナイケル
  「そう慌てなさんなよ。 死に急ぐこたぁねぇ。 なっ♪」

全拳武道団 東北の荒熊 大木竜平
  「貴様っ! 何者だっ!」
シュナイケル
  「お前らに名乗る程のもんじゃねぇ~よ。 気にするな。
   それより、あれを見な♪」

 空を指差すシュナイケル。 そこには・・・

武道団員
  『なんだ・・・?』
          『なんか玉が浮いてるぜ・・・。』
                  『中に人が居るぞ・・・。』

全拳武道団 [東北支部] 支部長 ゲルヴァンツ
  「ん・・・?」

全拳武道団 東北の荒熊 大木竜平
  「あ、あれはっ!」

シュナイケル
  「そうさ、今お前らがちまなこになって探しているお人さ。」

武藤大介
  「玉の中に・・・」

椿 勇姿
  「利江ちゃんっ!」


 そう、シュナイケルの指差す空中には直径 3m 程の透明な玉が ポッカリ と浮いて
 おり、その中に、[神霊巫女]の装う衣をした、なんと利江が立っていたのだった。

シュナイケル
  「さぁて、彼女から皆さんにお告げがあるそうだ。
   耳かっぽじって良く聞くんだな。」

全拳武道団 東北の荒熊 大木竜平
  「お告げだとっ !? 」
チョウ・ギョッキ
  「おぅ、ちゃんと聞きやがれっ!」

[神霊巫女]利江
  「ここに揃いし者達よ、良く聞きなさい。
   私はあることを皆さんにお伝えするためにここにやって来ました。


椿 勇姿
  「利江ちゃん、どうしたっていうんだ・・・。」

[神霊巫女]利江
  「まもなくの刻、この地を滅ぼさんとする輩(やから)が現れ、この地のみなら
   ず、他の惑星もろとも、太陽系そのものを消滅せしめんことを。
   四つの冠する者よ、古(いにしえ)よりの掟に従い立ち上がれ。
   そして黒青の炎を消し去らん。


全拳武道団 [東北支部] 支部長 ゲルヴァンツ
  「あの女だ、捕まえろっ!」
全拳武道団 東北の荒熊 大木竜平
  「し、しかしどうやって・・・」

[神霊巫女]利江
  「白い光、黄色の炎。 燃やし、輝かせよ。 我らに創世の覇者を導きたまえ。


[黄色マント男]
  「わしがやろう。」

 マントから片手を出し、例の[気砲]を空の玉目掛けて打ち放ったっ!
             ===ズバーーーン>


 だがっ!





                            -つづく-




第4-422話 告知 -06  へ
 (おぉおぉ、そう来るか)





  ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

    また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。





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最終更新日  2020年09月08日 14時07分11秒
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