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■ ドラマ 永久の彼方へ

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2013年11月27日
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目付きの怪しい男1(リーダー)
  「女、それを何処で体得した・・・?  この国ではそこまで教え込める者がおらん。」

スウラン
  「中華皇国ある・・・。」

目付きの怪しい男1(リーダー)
  「ほぉ、どおりでな。 その動き、どう見ても本場仕込だ。
   その腕前相手にこいつらでは失礼ってもんだ。
   小僧、お前の言った やめとけ の意味、理解した。
   だが、このおれも ちっとは たしなんで いるんでな、従うつもりはない。」

ゆうすけ
  「なら好きにしろ。」

目付きの怪しい男1(リーダー)
  「ふっ、余裕だな。 だが、この女が痛い目に遭っても知らないぞ。 覚悟しとけ。」

 そう言うと数歩前に出てきた目付きの怪しい男1(リーダー)、着ていたジャンパーを脱ぎ
 捨て、そしてゆっくりと構えた。

ゆうすけ
  ( こいつも拳法を使うのか・・・。
    だが、スウランのほんの少しの動きだけで、かなり見透かしたような発言。
    その上で戦いを挑むとは・・・・こいつ・・・ )

 スウランも少し顔つきが締まり、やんわりとした構えを取った。

スウラン
  「デート 邪魔した 覚悟するある。」

目付きの怪しい男1(リーダー)
  「そいつは失敬。だが謝るのはおれが倒された時にだっ!
                      倒せるものならな。
                                覚悟っ!」

 拳を前後に構え、やゃ左右上下に位置させてのスリ足を見せながらスウランに近づくリー
 ダー。スウランも距離を合わせるように小刻みなスリ足で間を測る。
 そして、
 『テェヤーーーっ!』
                 タン、 シューー
 リーダーが一歩踏み込み、わき腹を狙った中段蹴りをお見舞いしたっ!
 それを左肘を立てて防御にいくスウラン、だがそれはフェイクでリーダーはスウランの肘が動
 いたのを見て蹴り出していた膝先を引き戻し、続けて素早く顔面横に蹴り込んだっ!
                                シュパー
 だがスウラン、それを目で追いながら手をついて蹴り抜く方向に側転で回避し、外側の足を踏
 ん張り両手でリーダーの溝打ちを打ちに行くっ!
 『ハイっ!』
         『くっ!』  パシっ
 辛うじてそれを左腕で払い、そのまま右手の拳を胸から前に、裏拳のように打ち込むリーダ
 ーっ!
 スウランは腕を払われ、バランスを崩したまま迫り来る相手の右拳を、リーダの身体を伝うよ
 うな回転でリーダー後方に逃れた。 コンビーフの缶を捻りながら開けるその様のように。

 距離をおく二人。

目付きの怪しい男2
  「す、凄いっ!」
目付きの怪しい男1(リーダー)
  「やはりこの程度では、一つも当てさせぬか。 やるな・・・。」

スウラン
  ( こ、こいつ・・・ )

 スウランの顔からは余裕が消え、真剣な眼差しに変わっていた。

目付きの怪しい男1(リーダー)
  「次は本気だ、どこまで交わしきれるかな。」

 『おぉぉりゃゃゃっ!』

 クルクルと素早い裏拳の連続でスウランに迫るリーダーっ! 体を右に左へと移動させて避け
 るスウラン、だが、突如リーチの異なる左回し蹴りに切り替えたリーダー、その先端がスウラ
 ンの避けた右肩にヒット★
                   ムカッズカっ
 たまらず飛ばされるスウラン!

ゆうすけ
  「スウランっ!」

 転げながら スクっ と立ち上がり、彡トン と地面を蹴って間を置いて着地したスウ
 ラン、

スウラン
  「こ、こいつ・・・ 異人・・・・、スペック戦闘員あるっ!
ゆうすけ
  「なんだって !! 」

目付きの怪しい男1(リーダー)
  ( なんだと !!  このおれをスペックと判断出来るのか・・・・。 きさまら・・・ )

 スウランの一言で、お互いが驚くことに!

ゆうすけ
  「こんな街中に・・・、それも普通にその辺りに居そうなやつが・・・
   そんなに、そんなにはびこっているのか、戦闘員の施術を受けたやつらがっ !! 」
目付きの怪しい男1(リーダー)
  「きさまら何者だっ!
   このおれと拳を交わしてそこまで見抜いたやつは初めてだ。」

目付きの怪しい男2
  「う、うちのリーダーは、全拳武道団 [南関東支部]の幹部に任命されたんだっ!
   お、お前らなんかケチョンケチョンにのしてやる・・・。」

 やゃ声を震わせながら話した目付きの怪しい男2。

目付きの怪しい男1(リーダー)
  「このやろうっ! 素性をゲロしてんじゃねぇぇぇっ!」
                         ムカッ====ズゴン★

 目付きの怪しい男2に裏拳をお見舞いするリーダー。
                    男2の体が横のビルの壁に突き刺さったっ!

ゆうすけ
  「ふん、そういうことか。 なら安心したよ。」

目付きの怪しい男1(リーダー)
  「なんだと貴様! 全拳武道団の名を聞いてもビビルどころか、安心しただと?
   よほどのバカか、かなりの事情通という事だ・・・。
   貴様、名を言いやがれ!」

ゆうすけ
  「スペックのおまえらが、理由も無く街中にあふれ出されても困るんでな。 それでだ。
   おれはゆうすけ。」
スウラン
  「スウラン。」

目付きの怪しい男1(リーダー)
  「・・・、聞かぬ名だ・・・。 だが、スペック・・・は極秘事項。 それをペラペラと
   話せるやつってことは、知られた以上生きて帰す訳にはいかん。
                              死んでもらうぜ・・・。」

 一層厳しい真剣な目つきに変わり、スウランを睨むリーダー。 そしてピシッピシっと素早
 い動きの後、構えたのであった。

スウラン
  「ここで異人と戦う 思っていなかったある。
   スウラン 本気 行く。」

 険しい表情から、こちらも真剣モードに切り替わったスウラン、ゆうすけが見ても判るほど
 [気]が満ちており、闘気が溢れていた。 キリっとリーダーを睨(にら)むスウラン。

 幾分か、お互いがにらみ合い、隙の無い状態で中々動けなかった緊迫した小康状態から、先
 に動いたのは、リーダーだったっ!
 『 テェヤーーーっ!
                 タン、 シューー

 リーダーが一歩踏み込み、先程と同様にわき腹を狙った中段蹴りを舞ったっ!
 スウランは、フェイクも頭に置いていたお陰で、ガードへの動きが鈍い! そこへっ!

目付きの怪しい男1(リーダー)
  「フェイクってなぁ、効くのはその場だけじゃねぇーんだよっ!」

   ===ズゴーン  『くっ・・・』  彡ゴロゴロ・・・

 フェイク無しでストレートに蹴り込まれ、浅い受け流し程度では防ぎきれず、横に飛ばされる
 スウラン!
 そこへ駆け込み、倒れて転げているスウラン目掛けて ジャンプして体を預けての肘打ちを見
 舞ったっ!
               『 テャーー 』   ズボッ\↓/

 見事に道路に穴を開けたリーダー、だがスウランは・・・
 『ハァーーーイっ!』
       と更に転げて避け、素早くステップしての強烈な後ろ回し蹴りがリーダーに
 炸裂したっ!
                ズコーーン
                            『ぐほっ・・・』
 『ハーイ、ハイハイハイハイ ハイーーっ! ハイヤーーーっ!』

 そして手套の連打、続いて回し蹴りと予期していなかった無防備のリーダーを立て続けに
 強打っ!
      『げほっ・・・』
 そして前蹴りで溝打ちを蹴り抜き、後方へといざなったっ!
           『ぐぉ・・・・』  彡ゴロゴロ・・・

目付きの怪しい男4
  「う、うそっ !? 」
目付きの怪しい男3
  「リーダーが・・・」  ( 震えながら青ざめる二人 )

スウラン
  「だが、後でも効く、それに安心 慢心が災いとなる。 覚えておくよろし。」

 リーダーは立てなかった。 うつ伏せで血反吐を吐きながら、

目付きの怪しい男1(リーダー)
  「この・・・力を得たこのおれ・・・を・・・・
                 なぜ・・・ここまで・・・打ちのめせる・・・・。」

スウラン
  「スウラン 異人、スペック-1 たくさん相手したある。」
ゆうすけ
  「それも拳法を身につけたツワモノだらけをね。 慣れが違う。それに教える先生が化け
   物だから、スペック-1なら、もうお手の者なのさ。」

スウラン
  「さ 謝れ。」

目付きの怪しい男1(リーダー)
  「・・・げほっ・・・くっ・・・わ、・・・悪かった・・・。」
                                 ガク彡

 力無く地面に伏せたリーダーを見てスウラン、

スウラン
  「どだ? スウラン♪ ゆうすけ 守る。」
ゆうすけ
  「大したもんだよ。 凄いぞ、スウラン~♪」

スウラン
  「ヤッター \(^ ^)/ ゆうすけに 褒められた~☆ 」

 満面の笑みのスウラン。
 力強くゆうすけの腕に自分の腕を巻きつけ、二人は楽しそうにデートを続けたのであった。
 倒れた彼等を後に遠ざかる二人。 まるで何事もなかったかのように。



スウラン
  「ひらめき あっ!

ナレーター : えっ、えぇぇっ !? 

ゆうすけ
  「どうした? スウラン。」
スウラン
  「あいつ・・・、スウラン見て 年上 って!
                     ゆうすけ、ちょっと待つある。」

 そう言うと振り返り、先程の場所に駆け出したスウラン。
 リーダーを肩に担いでいた目付きの怪しい男4の前に立ち止まると、

目付きの怪しい男4
  「うわぁ~、な、なんだよ・・・」
                     ポカっ★    『 ほげっ

スウラン
  「レディーに失礼ある。」

 そしてゆうすけの元へと駆けていったのであった。





                              -つづく-




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 (さぁ、私の靴をお舐めっ!)





  ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

    また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。





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最終更新日  2020年09月08日 15時59分38秒
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