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■ ドラマ 永久の彼方へ

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2013年12月06日
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スペック-3戦闘員 キジュロ
  「ジュリジュル、お楽しみはこれからだっ!」
                       スルスル  ズボっ

 再び素早くチーランに近づき、左の拳を上から叩き込むキジュロっ!
 ところが、拳は地面に突き刺さる!
 すばやく回避したチーラン・・・は・・・、

チーラン
  「うわぁぁぁ~~~(汗; 」

 空中で両手をグルグルと回しながら、バランスを取るように焦りながらの着地・・・。
  ( 何か様子が変だ・・・。 )

スペック-3戦闘員 キジュロ
  「ん・・・? このぉぉぉっ!」

 続いてスウランにその的を変えて拳を打ち込むっ!
                      スルスル  ズボっ
 そして今度はスウランも・・・?

スウラン
  「えぇぇ~~~ !? 」

 こちらも横にジャンプして回避したのだが・・・
            彡トン    スタ彡
 悲鳴の後に慌てて空中で姿勢を変え、ビルの壁を片足で蹴り、空中で一回転して着地し
 た・・・。

ゆうすけ
  「うはは、こりゃいいや。。。」

 逸早く事態を飲み込んだゆうすけ。 ちょっぴり笑顔が戻っていた。

チーラン
  「ゆうすけ、笑い事 違う!」
ゆうすけ
  「わりわり。。。」
スウラン
  ( なんだ この跳躍力・・・ )


スペック-3戦闘員 キジュロ
  「ジュリジュル、今度は避けただと・・・? さっきは軽々と当てられたのだが・・・。」

 三人三様に不思議がっていた。
 そう、ゆうすけの推測どおり、チーランとスウランは、[気]を高めた状態で幾度と無く
 スペック-3と合間みえ、苦しい状況に数多く直面したことで、潜在していた能力が徐々
 に呼び起こされ始めていたのだった。
 そのため、今までの跳躍力よりもさらに力をつけ、体が思っていた以上に高く、遠くに飛
 んでいき、目掛けた場所に着地できなかったのだ。

 地面から拳を引き抜き、

スペック-3戦闘員 キジュロ
  「ジュリジュル、貴様ら、遊びはこれまでだ・・・。」

 背を向けたまま顔をこちらに向け、きつく鋭い目でチーランを睨みつけた。 そしてっ!
 『ジュリジュル、死ねぇぇぇぇっ!』
 ジャンプ一番、両手を体の前でクロスさせ、チーランに襲い掛かったっ!
                     カチ、  チチンきらきらチンきらきら
 チーランは横に回転して回避するも、なぜか腰から剣を抜き幾度か振り回しながら、片ひ
 ざで身構えて止まった。  すると、
      シュシュ///   スルスル・・・   バリーーン
 キジュロがチーランを襲った場所の後ろ、ディスプレー用のウインドウのガラスが、斜め
 ///ラインでズレはじめ、スルスルと落下。 そして地面に落ちて割れたのだった。
 その横の壁も同じく斜めの三本ラインが入っていた・・・。

 手を広げたまま首を回し、今度はスウランを睨むキジュロ。 そしてスウランに襲い掛か
 ったっ!
 『キェェェェェっ!』


~~~
   ~~~
      ~~~


リツコ
  「嘘でしょ・・・ !? 」
ゆうすけ
  「嘘じゃないんですよ。」
チーラン
  「リツコ、もっと早く・・・。」

 ここは 華夢 ON 地下練習場。
 リツコとチーラン、そしてスウラン達が汗を流していた。

リツコ
  「だって、もうスペック-1にちょっと速度乗せた程度からは遺脱してるのよ?
                               今の速度・・・。」
スウラン
  「本当か? スウラン リツコの動き 良く見えるある。」
リツコ
  「確かに・・・、この娘達、レベル上がっているわ・・・。
   もぅ・・・、どちらかといえばかなり-3側に近い状態よ、今のは。」
チーラン
  「そうか。。。」

 [気]を高めピンクのオーラに包まれながら練習に励む2人。 その感触を確かめていた。


~~~
   ~~~
      ~~~


 手を広げたまま首を回し、今度はスウランを睨むキジュロ。 そして今度はスウランに襲い掛
 かったっ!
 『キェェェェェっ!』
        カチ・・  チンチンきらきら  チチンきらきらチンきらきら  彡さっ
                                 彡スタっ

 スウランはとっさにやはり腰の剣を抜き、素早く剣を振り回してから後方に跳躍して回避した。

スペック-3戦闘員 キジュロ
  「なにっ !! 」

チーラン
  「なんとか見える 間に合う 当てられる・・・。」
スウラン
  「うん。 お仕置きしなきゃ。」

ゆうすけ
  「ぃゃだから、そういう話ぢゃなくて・・・ (*.*||| 」


スペック-3戦闘員 キジュロ
  「ジュリジュル、まだまだこれからだぁぁぁっ!」

 赤く長い舌をベロロ~ンと出し、目を吊り上げたキジュロ、チーランに向かい突如猛進を
 始めたっ! それはまさに蛇を思わせるような蛇行しながらの急接近っ! ジグザグでは
 なく、滑らかな左右への動きから、突如、真っ直ぐにチーランに襲い掛かったっ!

  『ハイっ!』  素早く右に交わしたチーラン。 だが、通り過ぎたキジュロは、すぐ
 にステップして、早くもチーランの目前に迫ったっ!   シャーー
 そこへキジュロ目掛けてスウランの蹴りが飛び込むっ!
 『ハァーーイっ!』
 そのキジュロ、スウランの蹴り込む姿を目で追い、左手を一振りっ!
             彡シャ  チチンきらきらチンきらきら
 スウランは蹴りの姿勢から足を縮め、手にした剣で払う!
 だが、さらに右足の蹴りがスウランを襲い、吹き飛ばされるスウランっ!
                      ==ズゴーーン  『きゃ~~~!』
 そのままの勢いのまま、チーラン目掛けて空中前転からのかかと落としを見舞ったっ!

 『キェェェェェっ!』
             彡さっ
 後方にステップして避けるチーランだったが、
                     ズボッ  彡タン   ==ズバっ
 キジュロのカカト落としは空降るも、着地してそのままショルダーアタックの様に体ごとチ
 ーランに体当たりっ!
 『きゃっ!』  ドン★
 そして飛び行く前に、右の拳をぶち込むキジュロっ!  シャッ   パシっ
 だが、それは辛うじて左手で受け流しながら自ら地面を蹴り、そのまま飛ばされるチーラン!

                      彡ゴロゴロゴロ・・・・
        彡ゴロゴロゴロ・・・・

 二人地面に転げまわる。

スペック-3戦闘員 キジュロ
  「ジュリジュル、スピードなら自信があるこのキジュロ様だっ!」

 既に、二人の目前に迫り、右っ! 左っ! とそれぞれに蹴り込むキジュロっ!

 『うぐっ・・・』
      『げほっ・・・』

 二人は再び蹴り飛ばされ、腕で受け流して直撃を間逃れたものの、力なく地面に転げて
 しまう!
         彡ゴロゴロゴロ・・・・
                              彡ゴロゴロゴロ・・・・

ゆうすけ
  「スウランっ! チーランっ!」


~~~
   ~~~
      ~~~


チーラン
  「てなことで、まだ上手く体になじまん・・・。」
スウラン
  「まだ自分の体 気がしない・・・。」
チーラン
  「やられた・・・。 この力 でも・・・。」
リツコ
  「そうね、私も経験あるわ。
   最初は自分じゃないみたいだし、加減が難しいの・・・。

   それに、そんな早々に使いこなせる訳ないでしょ~?
   これから修行ですよっ。」

ゆうすけ
  「リツコさんに揉んでもらえば、すぐに馴染むような練習ができるって♪

   だが、あの時・・・」


~~~
   ~~~
      ~~~


 既に、二人の目前に迫り、右っ! 左っ! とそれぞれに蹴り込むキジュロっ!
 『うぐっ・・・』
            『げほっ・・・』
 二人は再び蹴り飛ばされ、腕で受け流して直撃を間逃れたものの、力なく地面に転げ
 てしまう!
         彡ゴロゴロゴロ・・・・
                           彡ゴロゴロゴロ・・・・
ゆうすけ
  「スウランっ! チーランっ!」

スペック-3戦闘員 キジュロ
  「フン、こんなもんだ。
   おい、あの小僧を捕まえろっ!」





                                 -つづく-




第4-436話 探しモノ -10 へ
 (お前に言われたくねぇよ)





  ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

    また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。





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最終更新日  2020年09月08日 16時06分46秒
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