カテゴリ:第四章 4-421 ~ 480 話
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スペック-3戦闘員 キジュロ 「ジュリジュル、お楽しみはこれからだっ!」 スルスル ズボっ 再び素早くチーランに近づき、左の拳を上から叩き込むキジュロっ! ところが、拳は地面に突き刺さる! すばやく回避したチーラン・・・は・・・、 チーラン 「うわぁぁぁ~~~(汗; 」 空中で両手をグルグルと回しながら、バランスを取るように焦りながらの着地・・・。 ( 何か様子が変だ・・・。 ) スペック-3戦闘員 キジュロ 「ん・・・? このぉぉぉっ!」 続いてスウランにその的を変えて拳を打ち込むっ! スルスル ズボっ そして今度はスウランも・・・? スウラン 「えぇぇ~~~ !? 」 こちらも横にジャンプして回避したのだが・・・ 彡トン スタ彡 悲鳴の後に慌てて空中で姿勢を変え、ビルの壁を片足で蹴り、空中で一回転して着地し た・・・。 ゆうすけ 「うはは、こりゃいいや。。。」 逸早く事態を飲み込んだゆうすけ。 ちょっぴり笑顔が戻っていた。 チーラン 「ゆうすけ、笑い事 違う!」 ゆうすけ 「わりわり。。。」 スウラン ( なんだ この跳躍力・・・ ) スペック-3戦闘員 キジュロ 「ジュリジュル、今度は避けただと・・・? さっきは軽々と当てられたのだが・・・。」 三人三様に不思議がっていた。 そう、ゆうすけの推測どおり、チーランとスウランは、[気]を高めた状態で幾度と無く スペック-3と合間みえ、苦しい状況に数多く直面したことで、潜在していた能力が徐々 に呼び起こされ始めていたのだった。 そのため、今までの跳躍力よりもさらに力をつけ、体が思っていた以上に高く、遠くに飛 んでいき、目掛けた場所に着地できなかったのだ。 地面から拳を引き抜き、 スペック-3戦闘員 キジュロ 「ジュリジュル、貴様ら、遊びはこれまでだ・・・。」 背を向けたまま顔をこちらに向け、きつく鋭い目でチーランを睨みつけた。 そしてっ! 『ジュリジュル、死ねぇぇぇぇっ!』 ジャンプ一番、両手を体の前でクロスさせ、チーランに襲い掛かったっ! カチ、 チチンチン チーランは横に回転して回避するも、なぜか腰から剣を抜き幾度か振り回しながら、片ひ ざで身構えて止まった。 すると、 シュシュ/// スルスル・・・ バリーーン キジュロがチーランを襲った場所の後ろ、ディスプレー用のウインドウのガラスが、斜め ///ラインでズレはじめ、スルスルと落下。 そして地面に落ちて割れたのだった。 その横の壁も同じく斜めの三本ラインが入っていた・・・。 手を広げたまま首を回し、今度はスウランを睨むキジュロ。 そしてスウランに襲い掛か ったっ! 『キェェェェェっ!』 ~~~ ~~~ ~~~ リツコ 「嘘でしょ・・・ !? 」 ゆうすけ 「嘘じゃないんですよ。」 チーラン 「リツコ、もっと早く・・・。」 ここは 華夢 ON 地下練習場。 リツコとチーラン、そしてスウラン達が汗を流していた。 リツコ 「だって、もうスペック-1にちょっと速度乗せた程度からは遺脱してるのよ? 今の速度・・・。」 スウラン 「本当か? スウラン リツコの動き 良く見えるある。」 リツコ 「確かに・・・、この娘達、レベル上がっているわ・・・。 もぅ・・・、どちらかといえばかなり-3側に近い状態よ、今のは。」 チーラン 「そうか。。。」 [気]を高めピンクのオーラに包まれながら練習に励む2人。 その感触を確かめていた。 ~~~ ~~~ ~~~ 手を広げたまま首を回し、今度はスウランを睨むキジュロ。 そして今度はスウランに襲い掛 かったっ! 『キェェェェェっ!』 カチ・・ チンチン チチンチン 彡さっ 彡スタっ スウランはとっさにやはり腰の剣を抜き、素早く剣を振り回してから後方に跳躍して回避した。 スペック-3戦闘員 キジュロ 「なにっ !! 」 チーラン 「なんとか見える 間に合う 当てられる・・・。」 スウラン 「うん。 お仕置きしなきゃ。」 ゆうすけ 「ぃゃだから、そういう話ぢゃなくて・・・ (*.*||| 」 スペック-3戦闘員 キジュロ 「ジュリジュル、まだまだこれからだぁぁぁっ!」 赤く長い舌をベロロ~ンと出し、目を吊り上げたキジュロ、チーランに向かい突如猛進を 始めたっ! それはまさに蛇を思わせるような蛇行しながらの急接近っ! ジグザグでは なく、滑らかな左右への動きから、突如、真っ直ぐにチーランに襲い掛かったっ! 『ハイっ!』 素早く右に交わしたチーラン。 だが、通り過ぎたキジュロは、すぐ にステップして、早くもチーランの目前に迫ったっ! シャーー そこへキジュロ目掛けてスウランの蹴りが飛び込むっ! 『ハァーーイっ!』 そのキジュロ、スウランの蹴り込む姿を目で追い、左手を一振りっ! 彡シャ チチンチン スウランは蹴りの姿勢から足を縮め、手にした剣で払う! だが、さらに右足の蹴りがスウランを襲い、吹き飛ばされるスウランっ! ==ズゴーーン 『きゃ~~~!』 そのままの勢いのまま、チーラン目掛けて空中前転からのかかと落としを見舞ったっ! 『キェェェェェっ!』 彡さっ 後方にステップして避けるチーランだったが、 ズボッ 彡タン ==ズバっ キジュロのカカト落としは空降るも、着地してそのままショルダーアタックの様に体ごとチ ーランに体当たりっ! 『きゃっ!』 ドン★ そして飛び行く前に、右の拳をぶち込むキジュロっ! シャッ パシっ だが、それは辛うじて左手で受け流しながら自ら地面を蹴り、そのまま飛ばされるチーラン! 彡ゴロゴロゴロ・・・・ 彡ゴロゴロゴロ・・・・ 二人地面に転げまわる。 スペック-3戦闘員 キジュロ 「ジュリジュル、スピードなら自信があるこのキジュロ様だっ!」 既に、二人の目前に迫り、右っ! 左っ! とそれぞれに蹴り込むキジュロっ! 『うぐっ・・・』 『げほっ・・・』 二人は再び蹴り飛ばされ、腕で受け流して直撃を間逃れたものの、力なく地面に転げて しまう! 彡ゴロゴロゴロ・・・・ 彡ゴロゴロゴロ・・・・ ゆうすけ 「スウランっ! チーランっ!」 ~~~ ~~~ ~~~ チーラン 「てなことで、まだ上手く体になじまん・・・。」 スウラン 「まだ自分の体 気がしない・・・。」 チーラン 「やられた・・・。 この力 でも・・・。」 リツコ 「そうね、私も経験あるわ。 最初は自分じゃないみたいだし、加減が難しいの・・・。 それに、そんな早々に使いこなせる訳ないでしょ~? これから修行ですよっ。」 ゆうすけ 「リツコさんに揉んでもらえば、すぐに馴染むような練習ができるって♪ だが、あの時・・・」 ~~~ ~~~ ~~~ 既に、二人の目前に迫り、右っ! 左っ! とそれぞれに蹴り込むキジュロっ! 『うぐっ・・・』 『げほっ・・・』 二人は再び蹴り飛ばされ、腕で受け流して直撃を間逃れたものの、力なく地面に転げ てしまう! 彡ゴロゴロゴロ・・・・ 彡ゴロゴロゴロ・・・・ ゆうすけ 「スウランっ! チーランっ!」 スペック-3戦闘員 キジュロ 「フン、こんなもんだ。 おい、あの小僧を捕まえろっ!」 -つづく- (お前に言われたくねぇよ) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年09月08日 16時06分46秒
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