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■ ドラマ 永久の彼方へ

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2013年12月09日
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ゆうすけ
  「スウランっ! チーランっ!」

スペック-3戦闘員 キジュロ
  「フン、こんなもんだ。
   おい、あの小僧を捕まえろっ!」
[南関東支部]将人(まさと)
  「はっ!」

 一斉にゆうすけに向って走り出す武道団員たち。

ゆうすけ
  「くそっ!」

スペック-3戦闘員 キジュロ
  「ジュリジュル、さてと、こちらはとどめを刺してやるか・・・。」

 力なく倒れるチーランに一歩、二歩と近寄るキジュロ・・・
 一方のゆうすけは非常口の階段を駆け上がり始めたっ!

スペック-3戦闘員 キジュロ
  「お騒がせ娘ども、覚悟しろっ!」

 チーランの横に立ち、両手を体の前でクロスさせ、まさにそれを広げんとした時っ!

          V ズバっ☆ V
????
  『 ハィーーっ! 
           ====ズゴーーーン★ムカッ
                       ==『ぐえぇぇぇぇぇぇっ!』  >ズゴっ

 空中から突然現れ、キジュロに飛び蹴りを見舞った一人の少女!
 キジュロの体は突然車にでも激突されたかの如く、物凄い勢いで3つ先のビルまで次々
 と突き抜けたっ!
             ==ズボーーン★ ==ズボーーン★

 そして、ゆうすけを追っていった武道団員はというと、
   V ズバっ☆ V
          パンチブワーーーンパンチ
               ドスムカッドス ドスムカッドス ドスっ!
 突如現れた大男、なんとその腕の大きな一振りで、非常階段から力なく頭から空中に飛ばされ
 ていたっ! 将人を始め、何人も何人もっ!

ゆうすけ
  「えっ?」

 様子がおかしいと登りかけた階段の足を止め、振り返るゆうすけ。


????
  「がっはっはっはっ、久しいな ゆうすけ。」

 背中向きのまま大声で笑う大男。
 にやけて振り返るその横顔には、歌舞伎役者の化粧のような黒と赤のラインが左目下から
 頬にかけてはっきりと見えた。

ゆうすけ
  「ザ、ザウバー !? 」

ザウバー
  「おっ、忘れてなかったか。」
ゆうすけ
  「忘れっかよ・・・。」
ザウバー
  「全く、いつも危ない橋渡りすぎじゃねぇ~のか? もっと命を大切にしやがれ。
   今日はこういちと一緒じゃねぇみてぇだな・・・。」
ゆうすけ
  「お前に言われたくねぇよ・・・ったく。
          あぁ。 ヤツとは年中一緒ってこともないからな。」

峨眉拳 棲 陽江(す ようこう)
  「ゆうすけ~♪」バイバイ

 地上では棲 陽江(す ようこう)が手を振っていた。
 それに手を振り、笑顔で返すゆうすけ。

ゆうすけ
  『おぉぉ~♪ 陽江~☆ 元気そうだな。。。』バイバイ

  「まったく、突然現れやがって。。。
            お陰で助かっちまったよ。 礼を言うぜ、ありがとう。」

ザウバー
  「けっ、水くせぇ。 そんなかしこまった挨拶は聞きたくねぇ。」
ゆうすけ
  「あれからずっと行動を共にしてんだな、陽江と。」
ザウバー
  「あぁ、お陰で何を言っても聞かねぇのよ・・・ 一緒に来るってな。」
ゆうすけ
  「面倒みてやれよ。 そこまでお前に付いてきてくれるって女性、もう他には現れ
   ないかもしれないんだから。」
ザウバー
  「テメームカッ このおれ様が丸でモテないみたいにいいやがってっ!

   まぁ気になるのはおれと行動を共にしてっとよ、命がいくつあっても足りねぇ
   だろ・・・。」

ゆうすけ
  「ちゃんと心配してんじゃねぇかよ・・・。」
ザウバー
  「でな、どうしてもって聞かないんで・・・。」
                      V ズバっ☆ V
     V ズバっ☆ V
峨眉拳 棲 陽江(す ようこう)
  「二人だけで話す つまらない。 わたしも一緒に。」
ゆうすけ
  「うわぁ~~~~、陽江も・・・施術受けたのか・・・?」

 ゆうすけの真後ろに移動した棲 陽江(す ようこう)。

峨眉拳 棲 陽江(す ようこう)
  「そういうことアル~☆
   ザウバー様の嫁は、こうでなきゃ務まらないアルよ。」
ザウバー
  「まだ、結婚してねぇ~だろに・・・。」

峨眉拳 棲 陽江(す ようこう)
  「きゃ~♪ まだってことは、いつかはあるアルね♪ ザウバー様、素敵~☆」ダブルハート

 両手を握り、全身で喜びを表現する 棲 陽江(す ようこう)

ザウバー
  「#※△%&・・・・」

ゆうすけ
  「よっ、御両人♪」


   V ズバっ☆ V
ゾルダ
  「フン!」

 突然、ザウバーの階段下に現れて腕を下げ、チーランとスウランをこちらに運ぶゾルダ。

ゾルダ
  「お前の彼女、あそこに寝かせたままでは可愛そうだろ。。。」

ゆうすけ
  「ゾルダか。。。」
峨眉拳 棲 陽江(す ようこう)
  「大丈夫、気を失っているだけアル♪」
ゆうすけ
  「あ、ありがとう・・・。」
ゾルダ
  「お前のとこも上手くいってるようだな。。。」
ゆうすけ
  「ぽっう、うるせぇ・・・、大きなお世話だ・・・。」ぺろり
ザウバー
  「なに顔赤くしてやがんだ、こいつ。。。」

 『あははははは』


~~~
   ~~~
      ~~~


リツコ
  「陽江は元気にやってたのね。。。」
ゆうすけ
  「ザウバーにベタ惚れって感じでね。 当のザウバーも、まんざらでもなさそうだった。」

チーラン
  「なんか・・・、ザウバー 丸くなった気がする・・・。」
スウラン
  「うん 以前 爆薬抱えてるみたい 闘志全面に押し出してたある。」
ゆうすけ
  「攻めばかりの姿勢から、棲 陽江を守るっていうのかな、気持ちの置き所が変わったから
   だろうな・・・。 何か灰汁(あく)が取れたっていうか。」

リツコ
  「でも陽江も瞬間移動してたんでしょ? 身につけたんだ・・・。」
ゆうすけ
  「えぇ。 ザウバーやゾルダと同じ施工を・・・と言っていた。」
スウラン
  「お陰 助かったあるよ。」
ゆうすけ
  「だけど、あの調子だと今の戦闘員組織の総帥に・・・とは到底思えない・・・。
   それに、こういちへの闘争心が丸で感じないし。」
リツコ
  「敵にはなって欲しくないわね・・・」
ゆうすけ
  「大竹林寺の時には世話になったし・・・。
   あいつら、今は何を目的に旅しているのか・・・。

   あそこへは、こういちやおれに逢えるかもって来ていたらしい。
   たまたまあんな事になってて、楽しそうに食いついてきたってところかな。」

チーラン
  「にしても、チーラン、スウラン、体 丈夫になった。」
スウラン
  「そね、スペック-3に殴られた でも大丈夫。。。」

ゆうすけ
  「それは二人が 黄龍道 の血を引いているからだよ。 あのこういち達との激突の姿
   を見ただろ?
   ヤツは 1000年 以上生きていて身に付けてきたんだろうけど、チーラン達はまだ十
   数年、あそこまでの力はまだまだ。 でもこの先も、一歩ずつ近づくんだろうな・・・。」

チーラン
  「あそこまでの力・・・いらない。」
スウラン
  「同じく。 スウラン あんな考え 持ちたくない。」
リツコ
  「気持ちはすばらしいわ。 でも仮にもあなた達のお父さんなんだから・・・。」
チーラン
  「おやじと・・・思えない・・・。 生まれて僅かな期間しか一緒にいなかった。
   大竹林寺では、各軍長達に指示、命令していた只のおっさんって感じ・・・。」
スウラン
  「それ以外 印象 無い。 今 カズエ、リツコ、こういち、ゆうすけ・・・みんなと
   いる楽しい。 愛情ある。 心 落ち着く。 ここが家族、そんな気持ちある。」
ゆうすけ
  「そっか・・・。」

スウラン
  「な、ゆうすけ。 ザウバーと別れ際 何かヒソヒソ話してた。 なにあるか?」
ゆうすけ
  「あぁ、ちょいとザウバーに行動のヒントをね (^_-)-☆ 」

スウラン
  「行動 ヒント?」
チーラン
  「何 言った?」
ゆうすけ
  「今は ヒ・ミ・ツ 。。。」
スウラン
  「あぁぁっ! ゆうすけ 内緒作った! スウランに内緒事っ!」
ゆうすけ
  「うわぁぁ・・・、ま、まぁ・・・戦略的機密事項・・・とだけ言っておくよ。
   スウランに悪い話じゃないから。」
チーラン
  「・・・そか。 スウラン 辛抱しろ。」
スウラン
  「・・・わかった。 スウラン 辛抱する。」

リツコ
  「・・・戦略的機密事項・・・か。
    ( 何かかれらの行動力を活用しようってことなのね。 )

   さっ、チーラン、スウラン、特訓を再開するわよ!」

チーラン/スウラン
  『うっし!』
        『はいある~♪』
 二人が胸を張り、握りこぶしの両腕を斜め下にして気合を込める!

  『 はぁぁぁぁぁぁぁっ! 』

         『 はぁぁぁぁぁぁぁっ! 』


~~~
   ~~~
      ~~~





                                -つづく-




第4-437話 福ノ島の怪 へ
 (そりゃまじ~んじゃねぇの?)





  ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

    また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。





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最終更新日  2020年09月08日 16時08分27秒
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