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■ ドラマ 永久の彼方へ

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2013年12月20日
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全拳武道団 [東北支部] 支部長 ゲルヴァンツ
  「そんなもんだろう。 砂漠の砂の中の一粒のダイヤを探そうってんだからな。」
全拳武道団 東北の荒熊 大木竜平
  「た、確かに・・・。」

 突然、

武道団員
  「ギャーーーっ!」

全拳武道団 東北の荒熊 大木竜平
  「何事だっ!」
武道団員
  「へ、へびが・・・・」
全拳武道団 東北の荒熊 大木竜平
  「バカやろーーっ! そんなことで一々悲鳴あげてんじゃねぇっ!」

 するとこっちでも、
 ガサガサ・・・

武道団員
  「うわっ!」
         ドドドドド・・・・
  「こ、このぉ~!」
             ブヒー ブヒー   ガサガサ・・・・

全拳武道団 東北の荒熊 大木竜平
  「今度はなんだっ!」
武道団員
  「い、いのししですっ! 一人が襲われましたっ!」
全拳武道団 東北の荒熊 大木竜平
  「そんなの正拳突き一発で仕留めろっ! 毎度みっともない悲鳴上げんなっ!」
武道団員
  「てぃ!」
          「うゃっ!」   ドスっ ゴスっ

全拳武道団 東北の荒熊 大木竜平
  「貴様、修行が足りんっ!  こうやるんだぁーー!」

 素早く猛進する猪の進路に立ちふさがり、

   『せゃっ!』        ズゴっ★    ブヒー!  ドサ彡

武道団員
  「さ、さすが・・・。」

 団員では一撃で仕留められなかったが、大木の一撃で地べたに寝転がるいのしし。

全拳武道団 東北の荒熊 大木竜平
  「人騒がせなやつだ・・・。 捜索を続けろっ!」

 『オスっ』


 一騒動があった[東北支部]の捜索隊だったが そこへ・・・、

全拳武道団 [本部] 武道団長 スナーグ
  「食料難なのか・・・? それとも山の美化に貢献しているか・・・?」

全拳武道団 東北の荒熊 大木竜平
  「なにっ!」

 その声に振り向いた大木、

全拳武道団 [東北支部] 支部長 ゲルヴァンツ
  「だ、団長っ!」

 なんと、そこへ現れたのは団長。
 慌てて片ひざ姿勢になるゲルヴァンツ。 以下の団員もそれに習って次々と低い姿勢で
 頭を垂れ始めたのだった。

全拳武道団 [東北支部] 支部長 ゲルヴァンツ
  「こんな深夜に、ご苦労さまです・・・。」

 何かバツの悪いゲルヴァンツ。

全拳武道団 [本部] 武道団長 スナーグ
  「団員の特訓にも見えんがな・・・。 説明しろ。」

全拳武道団 [東北支部] 支部長 ゲルヴァンツ
  「はっ、こ、これは・・・・」
全拳武道団 東北の荒熊 大木竜平
  「や、山狩りにございます・・・。」

全拳武道団 [本部] 武道団長 スナーグ
  「ほぅ、山狩りとな。」

全拳武道団 [東北支部] 支部長 ゲルヴァンツ
  「はい、山狩りにございます。 あの小娘の捜索でして・・・。」

全拳武道団 [本部] 武道団長 スナーグ
  「うむ、わしの命じた事柄である。 が・・・」

[赤マント男]
  「この缶の入ったゴミ袋はなんだ?」

 団員の手にする袋を指差しながら。

全拳武道団 東北の荒熊 大木竜平
  「はっ、く、くまなく捜索するがゆえ・・・」
    ( 額から大粒の汗が流れ落ちる大木 )

[緑マント男]
  「ならばこの缶類を回収する理由はどこにある。」
全拳武道団 東北の荒熊 大木竜平
  「そ、それは・・・」

全拳武道団 [本部] 武道団長 スナーグ
  「ゲルヴァンツ、わしの目には光物を探しているように映るがどうだ・・・?」

全拳武道団 [東北支部] 支部長 ゲルヴァンツ
  「はっ、け、決してそうではなく・・・・あくまでこ、小娘の・・・」

[赤マント男]
  「しらじらしいわっ!  はっ!」  ( 片手を横に一振りっ! )

 すると、大木の頭の後ろにあった大木(たいぼく)数本が斜めに切断され、横にスベリ
 落ちながら地面に落下した。
           キリキリキリ ドス~ン  ドサン  バサン 

全拳武道団 東北の荒熊 大木竜平
  「ひぃ~」
         『うっ・・・』
    ( 首を引っ込めるように固まった武道団員たち )

[黒色マント男]
  ( ん・・・? )  ( 目線だけ斜め後方に )
[黄色マント男]
  「そこっ! 何ヤツっ!」  ( 斜め後方に振り返り、 )

 突然、右腕をその方向に伸ばし、手の平を広げて上方の太い枝に向けて[気砲]を
 打ち放った。
            ==ズボーーン
                           VVV ズバっ☆ VVV
        VVV ズバっ☆ VVV
シュナイケル
  「おっと・・・。」
     ( 赤いマフラーをなびかせ、別の枝に脚を伸ばして腰掛けた姿勢で )

 その声を発したところへ一斉に首を降る武道団員たち。

全拳武道団 東北の荒熊 大木竜平
  「貴様はっ!」

シュナイケル
  「また遭っちまったな。」
全拳武道団 [本部] 武道団長 スナーグ
  「 ・・・・ 」
    ( 目を細めてシュナイケルを黙って伺う )

[黒色マント男]
  ( またこいつか・・・。 黄色野郎、あの[気]を察知出来るのか・・・。 )

全拳武道団 [東北支部] 支部長 ゲルヴァンツ
  「お前は小娘と一緒のっ!」
シュナイケル
  「そう~、シュナイケル様だ。 覚えていたのね。

   おぉおぉ~  ( 手の平をおでこに当てて、ぐる~っと見渡しながら、 )
       みなさんお揃いのようで。。。 で、光物の収集ってか?」

全拳武道団 東北の荒熊 大木竜平
  「くっ・・・」
[赤マント男]
  「ふっ、こやつの目にもそう映っているようだぞ、ゲルヴァンツ。」
全拳武道団 [東北支部] 支部長 ゲルヴァンツ
  「何しにここに現れた!」

シュナイケル
  「その光物収集の成果を見にね。 見たところ、ゴミの山じゃねぇか。 ボランテ
   ィア活動、ご苦労さんってとこだな。。。」

[赤マント男]
  「あの小娘を渡せ。」
シュナイケル
  「何だよ、そっちの話題に切り替えちゃうって訳?
   わりぃ~な、あいにく今日はお供してないのよねぇ~。
                      期待に添えなくてゴメンちゃい。」

全拳武道団 [東北支部] 支部長 ゲルヴァンツ
  「なら居場所を吐けっ!」
シュナイケル
  「おぇぇぇ~ リバース って、バカぢゃないの? 
   お前らの気色悪い顔見てりゃそりゃ~ 吐きたくもなるけどよ、それじゃねぇ
   だろうに。 簡単にゲロすっかよ。
   なんなら、腕づくで吐かせてみるぅ~?
                 まっ、あんたらには無理だろうけどな。。。」

[黄色マント男]
  「うるさいっ!」

 右腕を伸ばし、手の平を広げてシュナイケル目掛けて[気砲]を打ち放った。
      ==ズボーーン
                       VVV ズバっ☆ VVV
          VVV ズバっ☆ VVV

      ==ズボーーン
          VVV ズバっ☆ VVV
                 VVV ズバっ☆ VVV
シュナイケル
  「おぃおぃ、黄色いの・・・、学習能力ねぇのかぁ~? そんなノロマな[気砲]
   でこのボクちゃんが捕まえられるとでも思っているのかね、まったく・・・。」

[黄色マント男]
  「くっ・・・。」
シュナイケル
  「それより団長さんよ、彼女の話じゃくて、光物、この件でここに出向いたんじゃ
   ねぇのかな?」

全拳武道団 [本部] 武道団長 スナーグ
  「 ・・・・ 」

シュナイケル
  「ボクちゃんとは会話しないつもり・・・?
             それともボクちゃんに見とれてて声も出ない~?

   光物、その成果を見に来たんだぜ。 ガッカリな結果じゃな・・・。
   それじゃ声も出ないか・・・。」

全拳武道団 [本部] 武道団長 スナーグ
  「わしはあの女を捜せと命じている。 光物探索ではない。
   今は貴様を捉えることに専念するとしよう。 絶好の機会なんでな。」

 その言葉に、五色のマント男達がすっと構え始めた。

シュナイケル
  「なんだ、しゃべれるじゃんかよ。
   だが無理無理・・・・、やめときなって・・・・くっ!」
       VVV ズバっ☆ VVV
                  台風サッ  ズボっ



 [黒マント男]が、シュナイケルが脚を伸ばして座っていた太い枝にパンチを浴びせたっ!








                                 -つづく-




第4-441話 福ノ島の怪 -05 へ
 (なんだかにぎやかになってきたねぇ)





  ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

    また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。





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最終更新日  2020年09月08日 16時16分43秒
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