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2013年12月26日
カテゴリ：第四章 4-421 ～ 480 話
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全拳武道団 ［本部］ 武道団長 スナーグ 「確かに、何か役者が揃ってきたようだな。 だが、今日はどうあってもシュナイケル、 貴様を捕まえてくれよう。 邪魔する者は容赦せんっ！ 行けっ！」 ［赤マント男］、［黄色マント男］、［緑マント男］、そして［黒マント男］が一斉にシュ ナイケル目掛けて走り出した。 と同時に杜 土俊（と どしゅん）を呼ぶチーラン。 その呼びかけに直ぐ後ろに現れた杜 土俊（と どしゅん）。 片ひざで頭を下げていた。 ［近衛軍長］チーラン 「なぜお前達がここにおる？」 ［土軍長］杜 土俊（と どしゅん） 「はっ、［竹林総元帥］チュウラン様の命により、［近衛軍長］［近衛軍長 補佐］を お守りするようにと仰せつかっております。」 ［近衛軍長 補佐 スウラン 「バカ者っ！ 守ってない、チーラン、スウラン共に攻撃受けてない！ お前、先に 仕掛けた！」 ［土軍長］杜 土俊（と どしゅん） 「す、すいません・・・。 なんかこう、勢いっつ～か・・・。」 ［近衛軍長］チーラン 「［水軍長］  （とう すいじゅ）は火消し。 攻撃しておらんっ！」杜 土俊（と どしゅん）に雷を落とす二人。 一方、シュナイケルは・・・ シュナイケル 「結局目的はこっちだよなぁ。 元帥の言う通り、利江ちゃんを連れてこなくて 正解。 でもあいつら連れてきたお陰で、話が大きくなっちゃって・・・。 さてっと・・・、少しやつらをギャフンと言わせないと、今後にも関わるからな。」 右手を上げて何かをしようとした時、 シュナイケル 「うわぁ～～！ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ そりゃないんじゃないのぉ～～～」 空中に浮かぶシュナイケルの体が、突然急降下を始めたっ！ シュナイケル 「あんのやろう・・・・」 VVV ズバっ☆ VVV 瞬間移動で回避するシュナイケル。 VVV ズバっ☆ VVV 見ると、［青マント男］が腕を胸に当てていた。 姿を現したシュナイケル、そのまま右手で指差した。 すると、 スナーグと［青マント男］が居た地点が突然地面から岩肌が隆起し、見る見るとスナーグ 達を押し上げていったっ！ そして、ドン、ドン、 ドン と振動が聴こえその度に 辺りが小刻みに振動した。 そして隆起した岩がこつ然と姿を消した。 ところが、喰らった二人はというと････何事も無かったように平然としている様子･･･。 シュナイケル 「けっ、つまんないやつらだ・・・。」 そしてクルリと向きを変え赤いマフラーをなびかせながら、走り来るマント男達に向かっ て右腕を突き上げ、続けて勢い良く振り下ろしたっ！ すると、巨大なツララが数本現れ、マント男達に向かって一直線に落下を始めたっ！ ↓ヒューーー ↓ヒューーー ↓ヒューーー ↓ヒューーー ［黄色マント男］ 「くっ」 ［緑マント男］ 「シャっ」 ［赤マント男］ 「はっ」 ［黒マント男］ 「攻撃のうちに入らんっ！ ハァー！」 バリーーン バリーーン バリーーン バリーーン それぞれが、［気砲］、［炎砲］、［気刃］、そして［拳］でそれぞれを撃破したっ！ シュナイケル 「やるねぇ～♪ そうでなくっちゃ。」 ～ ～ ～ ［近衛軍長］チーラン 「見るところやつらは、袋に何かを集めている。 ［土軍長］、この戦いのさなか、まぎれて中身を調べてこい。」 ［土軍長］杜 土俊（と どしゅん） 「わかりました。」 彡ズボっ （ 土中に姿を消す ） ［近衛軍長 補佐］スウラン 「チーラン、なぜやつら 袋にモノ かき集めている？」 ［近衛軍長］チーラン 「分らん、俊の報告待ちだ・・・。 だがこの面々、この騒ぎ、このままでは終わらない。 命令したところをやつらに 見られ、上役とバラしてしまった今、［こういちの一派］の例の女二人、、、ここ からは切り離されてしまうだろう・・・。 止むをえん、あのシュナイケル、利江の側近を助けるぞ。」 ［近衛軍長 補佐］スウラン 「うん。 ［水軍長］、［空軍長］っ！ あの者たちを助けよっ！」 ［水軍長］ （とう すいじゅ）「ははっ。」 ［空軍長］大 空飛（だい こうひ） 「分りました。」 ～ ～ ～ 全拳武道団 東北の荒熊 大木竜平 「出番が終わりだぁ～？ 寝言言ってんじゃねぇ！ この俺様が相手だっ！」 ギョッキに向かって迫り来る大木。 チョウ・ギョッキ 「おぉ、望むところよっ！」 テイ・チョンミン 「あたいも加勢する！」 向かって来る大木を睨みつけ、こちらも大木に向かって二人同時に走り出した！ ～ ～ ～ シュナイケル 「この取り巻き共は邪魔だなぁ・・・。 ぼくちゃん、団長と手合わせをしたいんだけどね。」 ［黄色マント男］ 「そこだ！」 ＝＝ズボーーン＞ シュナイケルはあきれ顔で飛び来る［気砲］に対し、今度は瞬間移動ではなく片手を前 に出した。すると、真っ直ぐ突き進んできた［気砲］が、何か見えない壁にでも当たっ たように急に進路を変更し、斜め上に方向を変えて飛び去っていった。 ［緑マント男］ 「フン！」  ＝＝ぶぉぉぉぉ続いて飛来する［炎砲］も同様だった。 シュナイケル 「悪いねぇ～、あんたらじゃ役不足みたいよん♪」 ～ ～ ～ 全拳武道団 ［東北支部］ 支部長 ゲルヴァンツ 「女ぁ～、噂の女二人じゃねぇならこのオレ様に倒せる勝機はあるってことだ。 遠慮 なく遣らせてもらうかよ。 覚悟っっっ！」 チーランとスウランに狙いを定め、スペック－３そのものの速度で襲い掛かるゲルヴァン ツっ！ ［近衛軍長 補佐］スウラン 「スペック－３ 来る！」 （ 走り来るゲルヴァンツを見て叫ぶ ） ［近衛軍長］チーラン 「［力］変身、ま、間に合わんっ！」 目前に迫ったゲルヴァンツ、振り上げたなぎなたをチーラン目掛けて叩き込んだっ！ 全拳武道団 ［東北支部］ 支部長 ゲルヴァンツ 「くたばれぇぇぇっ！」 彡彡彡ビューーーッ！ 素早く左右に分かれて回避する二人！ だが、早くも空振るなぎなたと走り込んだ体を止 めたゲルヴァンツ、ステップして今度はより近くのスウラン目掛けて逆水平になぎなたを 後方へ一振りっ！ その素早さに、スウランはまだ体制を整えていないっ！ 回避後、その様子を振り返り見るチーランから悲鳴にも聴こえる叫び声がっ！ ［近衛軍長］チーラン 「スウランっ！」 とその時っ！ 建ち並ぶ木々を縫いながら、アラジンの魔法の空飛ぶじゅうたんのように、湖畔水面から 空中に伸びた水のじゅうたんの先頭に立つ男が、急速に接近し、 西艶 凌紀（さいえん りょうき） 「はっ！」 シュワっ ＝＝ボテっ★ と腕の前に水の盾を作り、なぎなたの刃先の進路を受け止めたのだった。 ［近衛軍長］チーラン 「凌紀殿っ！」 ［近衛軍長 補佐］スウラン 「くっ・・・。」 西艶 凌紀（さいえん りょうき） 「間に合ったようでなにより。」 （ 振り返るようにスウランを見つめながら ） 全拳武道団 ［東北支部］ 支部長 ゲルヴァンツ 「き、貴様ぁーーー！」 西艶 凌紀（さいえん りょうき） 「三度、お逢いしましたね。 少なからずとも、あなたとはご縁があるようだ。 しかし、毎度大きな刃物を振り回すとは･･･いささか感心するに値しないのだが。」 全拳武道団 ［東北支部］ 支部長 ゲルヴァンツ 「黙れーーーっ！」 彡彡彡ビューーーッ！ 彡彡彡ビューーーッ！ 西艶 凌紀（さいえん りょうき）に向かってムチャ振りで攻撃を仕掛けるゲルヴァンツっ！ シュワっ ＝＝ボテっ★ ＝＝ボテっ★ ＝＝ボテっ★ もう一方の手にも水の盾を出現させ、それを両手を使って防ぐ西艶 凌紀。 ［近衛軍長］チーラン 「今だ！」 ［近衛軍長 補佐］スウラン 「うん。」 二人が胸を張り、握りこぶしの両腕を斜め下にして気合を込める！ 『 はぁぁぁぁぁぁぁっ！ 』 『 はぁぁぁぁぁぁぁっ！ 』 －つづく－ （聞いてないが） ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2020年09月08日 16時20分20秒
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