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■ ドラマ 永久の彼方へ

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2014年02月06日
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[近衛軍長]チーラン
  「今だ!」
[近衛軍長 補佐]スウラン
  「うん。」

 二人が胸を張り、握りこぶしの両腕を斜め下にして気合を込める!

  『 はぁぁぁぁぁぁぁっ! 』

         『 はぁぁぁぁぁぁぁっ! 』

 口をあんぐりと開けて、その様子を見惚れるゲルヴァンツ。
 しばらくすると、降り注ぐスポットの光が二人に吸い込まれるように止んだ。そこに
 は、革バンドに鉄のトゲをグルッと取り付け、それを首、腕、足にも取り付けた露出
 の多い戦士らしき出で立ちで、薄っすらとピンク色のオーラを体の表面に帯びた、二
 人の姿がっ!


  ~
    ~
 
シュナイケル
  「ほぅ~、やっぱあの人の姉妹だねぇ。。。 勇ましいや。」

 遠方でその出で立ちを見ていたシュナイケル。

[黄色マント男]
  「まだまだ!」
              ==ズボーーン>

 シュナイケルはあきれ顔で飛び来る[気砲]に対し、再び片手を前に出した。[気砲]
 の進路を変更させた。

[緑マント男]
  「フン!」
             炎==ぶぉぉぉぉ炎炎炎

 この[炎砲]もまた同様に。

シュナイケル
  「飽きずによくやるねぇ・・・。」

 そのシュナイケル、そのまま右手で指差した。
                       すると、

 [赤・緑・黄マント男]達が居た地点が突然地面から岩肌が隆起し、見る見ると彼等
 を押し上げていき ドン、ドン、 ドン と振動が聴こえその度にりが小刻みに
 振動した。

 『うわぁ~』

 重低音の振動波と共に体が衝撃を受け、重いパンチを全身に受けている様に見える。
 そして隆起した岩がこつ然と姿を消した。

 そこには、苦しそうにして地べたにもがく[赤・緑・黄マント男]達の姿が・・・。

シュナイケル
  「ちょっとは懲りてくれたかなぁ~?」


  ~
    ~

テイ・チョンミン
  「ハイっ ヤッ!」
チョウ・ギョッキ
  「おりゃ、おーーーりゃ!」
     シュッ  スパン スパン   ビュ彡
           ガシっ  さっ  ビュ~      ガシ ドス★

 素早い二人の攻撃に、受身で防御する大木、だが、時折鋭く繰り出す拳、蹴りがギョ
 ッキ、チョンミンをも楽な展開にさせていない。

 後方に飛ばされるチョンミン!  『うっ』

チョウ・ギョッキ
  「くそ、この斜面、足場が悪く思うようにいかん!」

全拳武道団 東北の荒熊 大木竜平
  「能力が同じなら、個体差がものを言うんだよ! 泣き言はあの世に行ってからほ
   ざけっ!」
   『うりゃーーっ』  強烈な足蹴りがギョッキを襲うっ!

 斜面の足場、加えて落ちていた枝に足を取られ (ズル彡) 、体制を崩してコケそう
 になるギョッキに大木の蹴り足が迫ったっ!

 その時、
             ヒューーー彡

 大木をかすめるように飛来する物体が現れ、大木が両手で顔を覆うように反応した!
 飛来する物体は、そのまま再び上空へ・・・。

全拳武道団 東北の荒熊 大木竜平
  「くっ、なんだ今のは !? 」
チョウ・ギョッキ
  「空軍兵か・・・。」  ( 尻もちをついた姿勢で )

 意表を付いた形となった今だとばかりに素早く立ち上がり、チョンミンとギョッキが
 大木に猛攻撃っ!
   ズカっ  ボコ、 シュ  ガシガシ  ズコ
 斜面を下り、そのままの勢いで立ち木の幹を蹴り方向転換! そのまま飛び蹴りを食ら
 わすギョッキ!
 大木の近くで立ち回り、大木の気を引くチョンミン、そこへっ
   ズゴーーーン★
 ギョッキの強烈な飛び蹴りが大木を襲ったっ!
                      『ぐほっ・・・』

全拳武道団 東北の荒熊 大木竜平
  「く、くそっ・・・」

 勢い良く転げた後、口からにじむ赤いものを手首で拭い、立ち上がるも、二人の攻撃は
 休む事無く続いた。さずがに手が回らずに蹴り、手套、拳を受けている様子・・・。
 『ぐほっ』
        『げほっ』

チョウ・ギョッキ
  「修羅場は、おれの方が潜っているみてぇだなっ!」

 再びギョッキの蹴りにもんどり打って地面に倒れる大木。
    ( 右手が地面を握った・・・ )

全拳武道団 東北の荒熊 大木竜平
  「こしゃくな・・・。」
チョウ・ギョッキ
  「これでしめーだっ!」

 数歩ステップして止めを刺しにいくギョッキ、片足を伸ばして大木に強烈な蹴りをぶち
 込むその時っ!大木が体を横に転がして回避しながら、右手を一振り! 握っていた土
 、砂類をギョッキの顔目掛けて飛ばしたっ!

チョウ・ギョッキ
  「ぐわっ」

 体制を乱し、顔を覆うギョッキ!
 そこへ体を入れ替えた大木の蹴りが溝打ちに飛ぶっ!
                             ドスっ

 歪む顔と共に、地面に両膝を付き腹を押さえるギョッキ。

全拳武道団 東北の荒熊 大木竜平
  「修羅場はおれ様も潜っているのよ。」

 ギョッキに捨て台詞を浴びせる大木。
 だが、

テイ・チョンミン
  「ハーーイっ!」
                       ズコーーン

 チョンミンの蹴りが、無防備だった大木の後頭部を直撃っ!
 言葉なく飛ばされ、そのまま地面にもんどり打ってうつ伏せで倒れたのであった。

テイ・チョンミン
  「油断するからだ・・・。」


  ~
    ~

[近衛軍長]チーラン
  「凌紀殿、手出し無用。」

西艶 凌紀(さいえん りょうき)
  「しかし・・・、承知した。」
全拳武道団 [東北支部] 支部長 ゲルヴァンツ
  「女共、今度はコスプレかぁ~? 幸いネグリジェじゃ無いようだし、そんな服装
   では動揺せんな。」
[近衛軍長 補佐]スウラン
  「こ、これ 勝手に変わる・・・。」
[近衛軍長]チーラン
  「ネグリジェで戦えるかっ!
   貴様、中華皇国のスゲー女二人を知っていたな。
                       それが我らだとしたらどうする。」
全拳武道団 [東北支部] 支部長 ゲルヴァンツ
  「ふん、知れた事よ。 ただ倒すのみっ!」
[近衛軍長]チーラン
  「そうか、ならば思い知るがよい。」

 鋭い目付きに変わり、ゲルヴァンツを睨むチーラン。 そしてスウランも顔が戦闘
 モードに入った。


 とその時、

[黒マント男]
  「そっちの暇になる水使い。 このおれが相手してやろうか。」
西艶 凌紀(さいえん りょうき)
  「ん !? 」

 気配も感じさせぬまま、いつの間にか西艶 凌紀の斜め後方に立っていた黒マン
 ト男。

[近衛軍長]チーラン
  「 !? 」

 その様子を目線だけで後方を見て察知するチーラン。
 顔を動かして二人を見るスウラン。


全拳武道団 [東北支部] 支部長 ゲルヴァンツ
  「ブラック殿か。」
[黒マント男]
  「それとも、おれ様がそっちの中華皇国でのスゲー女二人を相手してやろう
   か・・・?」
全拳武道団 [東北支部] 支部長 ゲルヴァンツ
  「なに・・・、するとやはりこの女共は・・・。」
[黒マント男]
  「何動揺してやがる。 ただ倒すのみっ! といきがってたんじゃねぇのか?
   貴様に選択肢をやろう。 1対3じゃ、お前でもあんばい悪かろうからな。

   特にこの[水]野郎、お前では無理と見ている。」
    ( 目線だけ西艶 凌紀に送る )

[近衛軍長]チーラン
  ( Ryuichi は何を考えている・・・ )

 突然現れた黒マント男の出方に、額に汗がにじみだすチーラン。
 スウランも同様であった。

全拳武道団 [東北支部] 支部長 ゲルヴァンツ
  「く・・・・、おれは、おれはこの女共を倒す。 借りはその男とのどちらに
   もあるが、まずはこの女共だ。」
[黒マント男]
  「ほぅ~、この女達に借りがあるのか・・・。 聞いてないが。」

 突如『はっ』とするゲルヴァンツ。
 そう、[借り]というのは東北支部での出来事。 このことは本部には連絡してい
 なかったため、急にばつが悪くなり、こちらも冷や汗が吹き出てきた。

全拳武道団 [東北支部] 支部長 ゲルヴァンツ
  「か、借りというのは湖畔で大木が受けた失態のことで・・・。」

[近衛軍長 補佐]スウラン
  ( Ryuichi ・・・、あのイケイケの Ryuichi ちがう・・・。 )

[黒マント男]
  「ふん、まぁいい。 報告の有る無しはおれにはどうでもいいこと。
   [水]野郎、このおれが相手みたいだ。 暇つぶしにはなるだろうぜ。」

西艶 凌紀(さいえん りょうき)
  「降りかかった火の粉・・・なのであれば戦い易いが、何か勇ましい気持ちが
   湧いてこない。
   だが暇つぶしであるのなら、お付き合いをしても構わぬ。
                           この私でよければ。」

[黒マント男]
  「過日、このゲルヴァンツの攻撃を先程見せた[水の盾]で防いでいたが、あ
   んなモンじゃこのおれ様の攻撃は防げないと思うぜ。」

西艶 凌紀(さいえん りょうき)
  「丁重な御指摘痛み入る。 その警告、心に刻む前に確かめねばなるまい。」







                                  -つづく-




第4-444話 福ノ島の怪 -08 へ
 (何を驚いている)





  ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

    また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。





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最終更新日  2020年09月08日 16時22分54秒
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