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■ ドラマ 永久の彼方へ

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2014年02月12日
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 突然飛ばされて倒れるギョッキ、そしてお腹を抱えて倒れるチョンミン。

[土軍長]杜 土俊(と どしゅん)
  「なにっ!  うぐっ・・・」

 [土軍長]俊も例外では無かった。


  ~
    ~

シュナイケル
  「へへ~んだ、おまえらじゃ無理だって言っただろ。」

 宙に体を浮かべ、眼下を見つめて話すシュナイケル。

 だが、立ち向かい出した[緑マント男]、[赤マント男]、[黄色マント男]達が、
 突如、苦しみ始め、お腹を押さえて地面に倒れたり、仰向けに飛ばされて倒れたり、
 無防備に蹴られたように飛ばされたりと、不思議な現象が突如起きたっ

シュナイケル
  「な、なんだ~??? 今、なんもやってねぇ~ぞ???」


  ~
    ~

西艶 凌紀(さいえん りょうき)
  「そこっ!」

 急に左腕を水平打ちのように胸元から外へ伸ばした西艶 凌紀、[水の槍]が数本現
 れたっ! そして木の幹の横をかすめて地面に突き刺さるっ!
           ///ザクっ ///ザクっザクっ

[黒マント男]
  「フンっ!」
              スパン  バシ、ズゴ

 突如裏拳を見舞う[黒マント男]、続けて素早く横に移動して肘打ち、そのまま拳を
 伸ばして打ち抜くというシャドウを始めた !? 

 と・・・、
    彡ドサ、ドサドサ彡

 何かが倒れる音と共に、地面の小枝などが動いたり折れたりという現象が起きた・・・。

 また、西艶 凌紀が打ち込んで刺さった水の槍、その手前付近、地面に何かが倒れた
 と思われる音と共に付近の小枝、落ち葉が動いた・・・。

[黒マント男]
  「お前ら、姿見えねぇだけでこのおれ様を倒そうなどと思わんことだ・・・。」


  ~
    ~

チーラン
  「いっ、いったい何が・・・くっ・・・」
スウラン
  「急に・・・蹴り込まれたように痛みきたある・・・」

 苦しそうに倒れている二人。 幾本かの落ちている小枝が踏まれたようにスウランに折
 れながら近づき始めたっ!     彡パキ   彡ポキ

スウラン
  「な、何・・・?」

 その現象を目をおっぴろげて只々見つめていたスウランに

チーラン
  「スウラン、な、何かが近づいてるっ!」

 大声を上げてスウランに促すチーラン、その彼女の背後にも近づくモノがっ!

スウラン
  「何が !? 」

 訳が判らず、ただひたすら折れていく小枝だけを見つめるスウラン、
                              その時だったっ!


ΣΣ キーーーーーン ΣΣ



 その小枝を踏みつけてスウランに向かって走り込んでいたモノが、氷と化したのだっ!
 走ってきた慣性力があり、凍り付いた姿で地べたに転げた。

 そしてチーランの背後に迫っていたモノも拳を振り上げた姿勢のまま氷付いていた。


ナンちゃん
  「タロ、うまいぞっ♪ ^ ^v 」

 その言葉に、ナンちゃんの顔を横で見上げながら笑顔のタロ。 しっぽを振りながら
 嬉しそうだ。

スウラン
  「え・・・、タロ?
               ナ、ナンちゃん♪」

[黒マント男]
  ( 何っ !? こういちだと・・・? )

西艶 凌紀(さいえん りょうき)
  「あの少年は・・・」
シュナイケル
  「誰だ・・・? 隣には白い虎ちゃんってか?」

全拳武道団 [本部] 武道団長 スナーグ
  「 ・・・・ 」


ナンちゃん
  「楽しそうなパーティーやってるねぇ~。。。
   おいらも仲間に入れてほしいな♪」

 苦しそうにしていたチョンミン、薄目を開けてその声の主に目をやる。

テイ・チョンミン
  「 ん、ん・・・・」

 その時タロが目付きを変えて斜め横を見上げた途端、ナンちゃんがその場でシャドウ
 で裏拳一発をお見舞いした。
      ムカッズゴーーン   バキーン   ゴロゴロ・・・・
 すると、次の瞬間には後方の木の幹が一本折れて砕かれ、その超えたところで何かが
 転げたと思われる音と雰囲気が伝わってきた。

ナンちゃん
  「こいつら、団長さんが連れてきたヤツじゃないのか・・・。」

全拳武道団 [本部] 武道団長 スナーグ
  「[東北支部長]らも襲われている。 うちのじゃない。」
ナンちゃん
  「だよね。 じゃ、新顔か。    と言っても見えないしねぇ。。。」

 西艶 凌紀は、チーラン、スウランの元へ走り、自分達の周りに薄い水の壁を作り
 始めた。
 チーランが自分の後ろをふと振り返った。 すると、

チーラン
  「な、なんだこいつはぁーーーっ!」

 続いてスウランも、

スウラン
  「ん゛な゛ぁ~~~~~っ!」

西艶 凌紀(さいえん りょうき)
  「うむ、驚くのも無理はない・・・、とても人間とは思えぬ姿だ・・・。」

 氷付いたモノのその姿、手が2本、足が2本、首から顔があるのは人間とも思えるのだ
 が、その容姿は凍りついた回りと空洞の中味との境目で確認ができたが、まるで爬虫類
 のトカゲを思わせる姿だった!

スウラン
  「おげぇぇ~~~~」


ナンちゃん
  「でさ、そこに居るのは解っているの。 何か言ったらどぉ?
                        新顔の大将さん・・・かな?」

 その地点を見つめるナンちゃん、
 その地点・・・、なんと全拳武道団 [本部] 武道団長 スナーグが立つ位置の僅か 20m
 程横の地点だっ!

 ナンちゃんの目線をたどり、自分の横先に視線を向けるスナーグ。
 [黒マント男]も既にそこに目線が届いていた。

 気を取り戻した者達が、その3人が見つめているであろう地点に次々と視線を向け
 始めた・・・。

ナンちゃん
  「言葉、話せる・・・?」

????
  「ふっふっふっ。
   貴様~、まるで筒抜けに分るようだな。 そんなやつに初めて出会ったよ。
   面白い小僧だ。」

ナンちゃん
  「そんなにおもろい顔してんのかな、おいら・・・。
                 普通に目は2っ、鼻口は1っずつだし・・・。」

全拳武道団 [本部] 武道団長 スナーグ
  「貴様、我らに手を出したということは、宣戦布告か。 何が目的だ。」
????
  「さぁ~な。 ここに集う連中の全滅を目指していたが、どういう訳か青写真通
   りに行かなくなったようだ。 今日の持ち込んだコマ数では足らないと見え、
   更に ちょいと分が悪いようだ。
           なに、ほんの挨拶程度だ。 今日は引き上げる、まただ。」

 声だけで姿が見えない・・・。 その後は何も起きなくなっていた・・・。
 そしてまた、チーランの後方に凍らされた謎の生物もこつ然と姿を消した。

シュナイケル
  「おぃおぃ、聞いてねぇ~よ、透明人間・・・だなんて・・・。」
スウラン
  「あ、あんなの 人間 言わない・・・。」

[土軍長]杜 土俊(と どしゅん)
  「と、透明だと・・・・」
チョウ・ギョッキ
  「み、見えなかった・・・」
テイ・チョンミン
  「く、くそぉ~、不意打ちとはっ!」
[土軍長]杜 土俊(と どしゅん)
  「ぼーっとしてっからだ。」
テイ・チョンミン
  「うるさいっ! 俊も喰らってただろが!」
[土軍長]杜 土俊(と どしゅん)
  「まぁ、な・・・。」
テイ・チョンミン
  「・・・もぉ。」


[水軍長](とう すいじゅ)
  「なんとしたことか・・・。」

西艶 凌紀(さいえん りょうき)
  「何か、次から次へとおかしなモノ達が現れ始めたが・・・。」

 自分達を防御する[水の壁]を取り払いながら口にした西艶 凌紀。
 また五色の各マント男達が、重々しい足取りで団長スナーグの元へと戻ってきた。
 [黒マント男]は、ゲルヴァンツを担いで・・・。
                            バサ彡   ( 足元に落とす )

[黒マント男]
  「ふん、ざまぁねぇなお前ら。」
[赤マント男]
  「う、うるさいっ!」

全拳武道団 [本部] 武道団長 スナーグ
  「残念ながら、このワシにも見えなかった。 致し方あるまい。
   小僧、うちのブラックと共に対処出来ていたようだな。
   そういえば、過日、うちのブラックの[気砲]を浴びて粉々に粉砕されたと思っ
   ていたが。」

ナンちゃん
  「うん、なんか元気みたい。。。 (^ ^v
                   おいら、[頑丈拳]の持ち主だから。。。」
[黒マント男]
  ( 調子こくな・・・。 )

ナンちゃん
  「ところで団長さん。
   変なのが現れた後だけど、おいら達、このまま一戦交えた方がいいのかな?」







                               -つづく-




第4-446話 福ノ島の怪 -10 へ
 (捨ておけ。 もう忘れておる。)





  ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

    また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。





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最終更新日  2020年09月08日 16時26分19秒
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