283382 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

■ ドラマ 永久の彼方へ

■ ドラマ 永久の彼方へ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X
2015年07月16日
XML
.
リツコ
  「はいっ! ター、ヤーっ! ハィハィハィハィハィハィハィっ! ハイーっ!」

 こちらもバッサバッサとモノの見事に相手を倒して行く。

リツコ
  「うっ!」

 突然、視界に入った駆けつけた救急車が空中に浮き上がり始めた。
 リツコは腰の剣を抜きチンきらきら、素早く投げつけたっ!
                      -----> ズボっ!さくら

 浮いた救急車の下で投げられた剣が空中に止まり、浮き上がった救急車が急に落下始めた
 ときには、それを飛びっきりのスピードで駆けつけたリツコが支えて ガシ ゆっくりと下ろ
 していた。彡ドサン
 さらに、リツコは救急車の二輪が地面に着いたのを確認すると、手を離し空中に止まって
 いた剣を引き抜き、
          スバっ!さくら ピシュ!さくら     スパっさくらスパっ!さくら
 華麗に剣をさばいてみせた。
 すると、血しぶきを伴いながら 彡バサン バサンバサン彡  と何かが倒れる音が続く。

 ゴスン ゴスン。。。 救急車が揺れながら4輪全てが着地するも反動でまだ揺れ続けていた。


  ~
    ~

タロ
ΣΣ キーーーーーン ΣΣ


        ΣΣ キーーーーーン ΣΣ


 次々と凍らせるタロ。

ゆうすけ
  「なんて数なんだっ!」

 続いてっ!




\ / ドカーーーン



 向かい側のスタンドが爆音と共に黒い煙を噴き上げたのだっ!
 爆風で吹き飛ばされるゆうすけとタロ!

ゆうすけ
  「うわーーー」

 手足をバタバタして空中でもがくゆうすけ。 そこへ突然黒い影がっ!  彡サッ

             スタン彡

 横から現れ、空中でゆうすけを抱きしめて着地した。 続いてタロも着地する。

ゆうすけ
  「ふぅ、助かった。。。 き、きみはっ!」

 ゆうすけを助けたのは、

[月光軍長]曹 富夜(そう フウヤ)
  「人呼んで、闇夜のウルフ 参上。 」

 続いて、突如巨大な水の塊がスタンド上空を覆い、一斉に落下を始めたっ!


ザッバーーーーンっ!



 スタンド全体に降りかかり、あっという間に水没し鎮火。 そして流れ出す水は、透明
 な入れ物の中に収まるが如く、進行を次々に止め、スッポリと空中に留まっていた。

西艶 凌紀(さいえん りょうき)
  「ふぅ、惨事にならずに済んでよかった。 大丈夫かね、ゆうすけ君。」
ゆうすけ
  「西艶さん。。。♪ おかげさまで。 えっと・・・闇夜のウルフってことは・・・」

  抱き上げていたゆうすけを地面に下ろすと、

[月光軍長]曹 富夜(そう フウヤ)
  「挨拶するのはお初に。 おれが[月光軍長]曹 富夜だ。」

ゆうすけ
  「[月光軍長]ウルフか。 だね、夜の大少林寺と総本山では目にしているな。
   ありがとう、助かった。 ゆうすけだ、よろしく。
   えっと西艶さんは・・・」

西艶 凌紀(さいえん りょうき)
  「富夜君とは、既に存分に挨拶を終えているさ。」

ゆうすけ
  「そうでしたか。」


 赤色灯を回転させ、サイレンを轟かせながら1台のパトカーが近くを通過した。


ゆうすけ
  「挨拶がそこそこで申し訳ないけど、お二人が今ここに居るってことは・・・」

[月光軍長]曹 富夜(そう フウヤ)
  「何か問題か・・・?」


  上空から空軍兵が降りてきた。

チーラン
  「大方片付いたぞーー♪」

 空中で回転して着地したチーラン。 スタ彡

 [月光軍長]曹 富夜(そう フウヤ)は片ひざでしゃがみ、頭を垂れた。

チーラン
  「ウルフか、おまえ何故ここにおる? 西艶殿まで・・・」

[月光軍長]曹 富夜(そう フウヤ)
  「はっ、付けておりましたやつらの部隊を追ってここまで。」

西艶 凌紀(さいえん りょうき)
  「すると突然、堰を切ったように暴れ始めてこの様だ。
   われわれも指を加えて見ている訳にはいかなくなって。」


リツコ
  「はい、お待たせ♪」 (リツコも到着した)

[月光軍長]曹 富夜(そう フウヤ)
  「うっ、お、お前は・・・」

リツコ
  「あら、あの時のやんちゃ坊主君じゃない。お久しぶりね。」 (330話)

[月光軍長]曹 富夜(そう フウヤ)
  「 ・・・・ 」

チーラン
  「ん~~??? なんだこの空気は・・・ ウルフ、お前顔真っ赤だぞ。」

[月光軍長]曹 富夜(そう フウヤ)
  「ぃ、ぃぇ・・・ 」

西艶 凌紀(さいえん りょうき)
  「問い詰めなくても、察してあげれば良いのではないだろうか。」


ゆうすけ
  「それより、突然堰を切ったようにか・・・。
                 ウルフ、こいつら何人くらいの部隊だった・・・?」

[月光軍長]曹 富夜(そう フウヤ)
  「すまん、オレには数はよく分らないんだ・・・。」

ゆうすけ
  「西艶さんなら・・・」

西艶 凌紀(さいえん りょうき)
  「うむ、私が感じた限りだと200~300体といったところだろうか。」

ゆうすけ
  「200~300??」

リツコ
  「少な・・・過ぎる・・・?」

ゆうすけ
  「はい、少な過ぎます。 このメンバーで対処したのでモノの数十分で片付きましたが、
   もし警察だけだったら、もっともっと拡大して収拾がつかなくなっていた事でしょう。」

[月光軍長]曹 富夜(そう フウヤ)
  「なぜ、その数では少ないんだ?」

西艶 凌紀(さいえん りょうき)
  「確かに。私も同じ質問だ。」


ゆうすけ
  「この近くに居たと思われるやつらは、およそ52,000体超。」

[月光軍長]曹 富夜(そう フウヤ)
  「ご、五万・・・だとっ!」
西艶 凌紀(さいえん りょうき)
  「なんとっ! 0が二桁異なるではないか。」
ゆうすけ
  「そうなんです。 それに、ウルフと西艶さんがここに居るということは、元々ここに
   居た部隊ではなく別の湖付近に居た部隊・・・ということになります。」
リツコ
  「そうね。 その52,000超の部隊は今、ナンちゃんが追っている・・・。」

ゆうすけ
  「そうか。。。 こりゃ陽動だ。」

チーラン
  「ヨウドウ?」
ゆうすけ
  「あぁ、陽動。普通なら大騒ぎになり、ここに注目が集まる。警察、マスコミ、そして
   我々もだ。 そして本体はその隙に別の目的を遂行する、あるいは行動を取っている
   ・・・となる。」
[月光軍長]曹 富夜(そう フウヤ)
  「ここは見せ掛けか・・・。」

リツコ
  「私たちが駆けつけたからゆうすけ君が言うように、大騒動にはならなかった・・・。作戦
   は失敗ね。」

西艶 凌紀(さいえん りょうき)
  「すると52,000体超を必要とする本当の目的は・・・?」

チーラン
  「くっ!」  (空軍兵の背中に飛び乗るチーラン)
ゆうすけ
  「チーラン、待って!」
チーラン
  「何故止めるっ!」  (動きを止めて叫ぶチーラン。)

ゆうすけ
  「まず、やつらが向かったとしても、まだまだ時間が掛かる。チーランのその足なら抜
   くのは容易い。それにスウランが既に到着しているんだ、彼女からチュウランに伝わ
   って迎撃の体制は取ってるさ。だから今慌てなくても大丈夫。ナンちゃんもついてい
   るんだから。」

チーラン
  「わ、分った・・・。」

ゆうすけ
  「ここまでの事を紐解かなきゃ・・・。
     全拳武道団の精鋭は、ほぼ間違いなく利江ちゃんの居る大竹林寺に。
     何故透明なやつらが恐らくは全拳武道団の後を追うのか。」

リツコ
  「何故全拳武道団の後を?」





                              -つづく-


第4-464話 燕市での珍事 -11 へ
 (GRUUUU・・・・・・)



  ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

    また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2020年09月09日 13時33分59秒
コメント(0) | コメントを書く
[第四章 4-421 ~ 480 話 ] カテゴリの最新記事


PR

カレンダー

フリーページ

カテゴリ

日記/記事の投稿

コメント新着

謎のドラマ作者@ Re:第242話 番号+1 番号振りがダブリました・・・ (^^|||
★ 謎のドラマ作者 ★@ Re:第4-490話 番号+1 番号振りがダブリました・・・ (^^|||
★ 謎のドラマ作者 ★@ 和恵よ。 和恵姉さん 「こういち! なんか言った?…

バックナンバー

2024年11月
2024年10月
2024年09月
2024年08月
2024年07月
2024年06月
2024年05月
2024年04月
2024年03月
2024年02月

お気に入りブログ

もうひとつのBMW E4… non☆☆★さん

キーワードサーチ

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X