カテゴリ:第四章 4-421 ~ 480 話
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~~~ ~~~ ~~~ [赤マント男] 「ではこれより合流した異人達を、本体の全拳武道団の各支部に振り分ける。 11分割で整列してもらっているが、前列右側から北海支部、東北支部、信越支部、北関東支 部、南関東支部、後列の右より、東海支部、近畿支部、中国支部、四国支部、北九州支部、 南九州支部、これらに配属し各支部長の指示に従うように。」 全拳武道団 [信越支部 ]支部長 颯 駿(ハヤテ・シュン) 疾風の駿 「ほぅ、突然スペック-1の配下が900人近く増えるのかい。」 全拳武道団 [北関東支部] 支部長 山神 大樹(やまがみ・たいじゅ) 無倒の大木 「頼もしいではないか。」 全拳武道団 [北海支部] 支部長 慙愧(ざんき) 動く処刑台 「駿に扱えるかのぉ。」 全拳武道団 [信越支部 ]支部長 颯 駿(ハヤテ・シュン) 疾風の駿 「けっ、バカにすんない! むしろ慚愧、貴様の方が心配なくらいだろうがっ!」 全拳武道団 [北海支部] 支部長 慙愧(ざんき) 「なにぉっ!」 全拳武道団 [南九州支部] 支部長 菊永 英知(キクナガ エイチ) 「まぁまぁ、、、、支部長の、そういきり立つなって。 それよりも、これだけのスペック-1を持ってして臨む相手って事。総帥の意気込みが伝 わってくるばい・・・。」 全拳武道団 [東北支部] 支部長 ゲルヴァンツ 「そうだな。駿も処刑台も茶かすよりこいつらの陣頭指揮、しっかりとやらねばなるまい。」 全拳武道団 [信越支部 ]支部長 颯 駿(ハヤテ・シュン) 疾風の駿 「確かに・・・、その通りだ。」 全拳武道団 [北海支部] 支部長 慙愧(ざんき) 動く処刑台 「うむ、武者震いの穂先で茶化して悪かったな。」 [赤マント男] 「では、それぞれの支部長は区分けした異人達の前に移動しろ。 大将の顔がわからなくては困るであろう。」 全拳武道団 [信越支部 ]支部長 颯 駿(ハヤテ・シュン) 「だとよ。」 全拳武道団 [北関東支部] 支部長 山神 大樹(やまがみ・たいじゅ) 「われらの顔(つら)を拝ませてやるか。」 [黒マント男] ( けっ、のんきなやつらだ。 既に監視どころかすっかり囲まれているってーのによ・・・ ) 目をつぶり、腕組みをして道横の大木に寄りかかりながら独り想うブラック。 各支部長が、およそ1000人ずつ集団で座る異人達に向かって、のっしのっしと、そしてある者 は軽やかに歩く姿を、じっと見つめる異人達。 そして各集団の前に立つと、自己紹介と引き締めの言葉を投げかける各支部長達。 『おーっ!』 『ヨッシャーっ!』 『やってやるーっ!』 数分後、各所で気合の雄叫びが聞こえてきた。 そこへっ! VVV ズバっ☆ VVV シュナイケル 「おぉおぉ、いるいる。 よくもまぁこれだけ揃えたね~」 ( 赤いマフラーをなびかせながら小高い丘の上に現れ、おでこに手を当てて辺りを見渡している ) 全拳武道団 [東北支部] 支部長 ゲルヴァンツ 「あ、あいつはっ!」 [赤マント男] 「き、貴様っ!」 シュナイケル 「赤いの君か。 そろそろ名前で呼んでほしいね~。 それとも何か、赤いの君は低能過ぎて覚えられない ・・・ ってか?」 [赤マント男] 「何をっ!」 スペック-3戦闘員 キジュロ 「ジュリジュル、貴様。 お前は俺様が相手してやるぜ。」 シュナイケルの眼下に、集団より歩を進めて前に出てきた。 シュナイケル 「ほぅほぅ、君も遠足に来ていたのかい。 なんだ、リュックサック無いのか、ちゃんと準備してこないと迷子や遭難した時に困るっ て、小学校の林間学校で習わなかったのかぁ~?」 スペック-3戦闘員 キジュロ 「そんな物 俺には必要ない。 貴様ぁ~、降りてきやがれっ!」 シュナイケル 「お家に帰れなくなっても知らないよー。 降りろだぁ~? ここだと飛び道具持ってない人は戦えないんよねぇ。 頭使ってるんだから。 キミが来ればいいんじゃない?」 [黄色マント男]気砲 「なればっ!」 ==ズボーーン> 気泡をお見舞いする黄色マント男! 小高い丘の上の岩に腰かけていたシュナイケルめがけて右手を広げて打ち放った! VVV ズバっ☆ VVV ドッカーーン\|/ 岩と周辺の丘が丸くくり貫いたように吹き飛び、残骸が空中に飛び散り丘を転げ堕ちていく。 中でも直径が10mはあろう大きな岩が丘の斜面を数回けりながら飛び跳ね、全拳武道団の集団め がけて落下していったっ! 全拳武道団 [四国支部] 支部長 猪田 十五郎 「ていやっ!」 ズゴーーン\|/ スパン スパーーン スパーン スパンスパン スパーン 巨大な岩が[四国支部] 支部長 猪田 十五郎 の正拳突きで見事に破壊され、[信越支部 ]支 部長 颯 駿(ハヤテ・シュン)の素早い手套、蹴りによりいくつもに砕けた塊を更に細かく打 ち砕いたのであった。 VVV ズバっ☆ VVV シュナイケル 「黄色いの君、頭悪いねぇ。 こうなる事くらい予測できねーのかよ・・・ まったく・・・。」 距離をおいた小高い丘に移動していたシュナイケル、手のひらを上に向け、『見てご覧よ、この 有様』 と言わんばかりに岩を避けて目下散らばった全拳武道団達に差出し、 あざ笑うように ゆっくりと首を横に振った。 [黄色マント男] 「きたねー野郎だ。」 シュナイケル 「ボクちゃんはねぇ、毎日シャワー浴びてるんだよね。汚いのは黄色いの君、あんたの方じゃ ないの? 何日風呂に入ってないの?」 小高い丘とは反対側の木に寄りかかり、目をつぶって腕組みをしていたこの男が、 [黒色マント男] 「つまらねー漫才だな。 お前、我らをここに足止めでもしにきたつもりか?」 シュナイケル 「なんだよなんだよ~、折角人が楽しんでいるのに水を差すなよ・・・。」 [赤マント男] 「貴様が現れたということは、我らの目的地が当たり、という事だ。」 シュナイケル 「だから名前で呼べよ、シュナイケル君って名前あんだからさぁ。」 全拳武道団 [本部] 武道団長 スナーグ 「シュナイケル、やる気が無いなら我らは先に進む。 隊を進行させろ。」 [赤マント男] 「はっ。」 シュナイケル 「なんだよ・・・・、つまらないやつらだなぁ。 じゃ、お望み通りにひと暴れしてやるかっ!」 シュナイケルが異人の集団に右手で指差した。 すると、 集団が居た地点が突然地面から岩肌が隆起し、見る見ると異人達を押し上げていったっ! そして、ドン、ドン、ドン と振動が聴こえその度に辺りが小刻みに振動した。 そして隆起した岩がこつ然と姿を消した。 異人達は、ドサ、ドサ と次々と倒れていく。 [赤マント男] 「密集するなっ! 散らばって距離をおけっ!!」 全拳武道団員と異人達は一斉に散り始めた。 シュナイケル 「ボクちゃんはここだよーー。」 その声の主は、今まで全拳武道団員が進んできていた方向、真後ろの路上に立っていた。 スペック-3戦闘員 キジュロ 「ジュリジュル、オレ様の出番だな。」 突如、急発進で突撃を始めたキジュロ、 そしてこの男達も、 -つづく- (ダンスの練習はもぅ終わりかぁ~?) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年01月13日 00時20分28秒
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