カテゴリ:第四章 4-561 ~ 632 話
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イルミナルディー[秘密結社]ミカール 「何の事だ・・・。わ、我らは、他にどこにも攻め入っておらん・・・。」 ゆうすけ 「お前らじゃない。『エル』達だ。」 イルミナルディー[秘密結社]ミカール 「なんだと、『エル』様の !! 」 ゆうすけ 「そうだ。 こんなに早くとは、残念ながら予想を上回られてしまったが。」 ザウバー 「いよいよか。」 ゆうすけ 「あぁ。 みんなで移動だ! 聞けミカール、 総元帥チュウラン、それに利江ちゃんは本当に何も知らないよ。 ここには用 は無いのさ。 お前は『エル』達の目指すところへ行け。 お前の目指すモノ はそこにある。 ザウバーとゾルダは Ryuichi を連れてきて。 陽江(ようこう)、我々を連れて移動した後、次に西艶(さいえん)さんとク ラウスを頼む。 移動先はリツコさんだ。」 ゾルダ 「あいよ。」 V ズバっ☆ V 峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「わかったアル。」 V ズバっ☆ V ザウバー 「おっさん、分かったら とっとと ここから移動しな。 まだゆうすけの話には続きがあるぜ。 また後でな。 ん? ・・・・」 V ズバっ☆ V イルミナルディー[秘密結社]ミカール 「なんだ? あいつら・・・。 見つかっただの 近くに降り立っただの、『あいつらの記憶力、いいカンしてい る』とか・・・。 何を言っておる・・・。 そしてこのわしを置いて全員移動・・・。 それも慌てて・・・。 わしの総攻撃なんぞ、ただの肩慣らしのような対処・・・。 ゆうすけ、お前は・・・、お前はどこを見定めて策を練っておるのだ・・・。 なんなんだ・・・。 『お前は『エル』達の目指すところへ行け。』 だと? 『お前の目指すモノはそこにある。』 か・・・。 何を根拠に動き、そしてこのわしにそんな指示まで・・・。 だが、目指す娘二人が知らぬでは、とっ捕まえても吐かせることが出来ぬか。 確かにここに用が無くなったのは事実・・・。 『エル』の所に目指すモノがあるのか。 まずは、ゆうすけの話に乗ってみるかよ。」 思い深けった後、セルフィーの所に移動し、 (ふわっ) (ふわっ) イルミナルディー[秘密結社]ミカール 「セルフィーよ、行くぞ。」 セルフィー 「やつら、慌ててどこかに行きやがったぜ。 お、お前、その腕・・・」 イルミナルディー[秘密結社]ミカール 「案ずるな、直ぐに治せる。」 そういうとミカールは一方の手を破損した肩にかざした。 かざした手先がふわっと明るくなり、すると徐々に失っていた腕、手が現れ始めた。 セルフィー 「便利なやつだぜ。」 イルミナルディー[秘密結社]ミカール 「いくぞ。」 セルフィー 「どこへ?」 イルミナルディー[秘密結社]ミカール 「[剣]の在り処へだ。」 (ふわっ) ~ ~ ~ 『な、何者っ うわっ』 シュシュ /// ドサ彡 [神霊巫女]マーシャ 「何事です!」 スペック-03 戦闘員 キジュロ 「ジュリジュル、とうとう見つけたぜ。」 なんとこの男、大竹林寺内の施設に入り込んでいたのだった! [神霊巫女]マーシャ 「あなたは初めて見る顔・・・。 何者です。」 スペック-03 戦闘員 キジュロ 「オレかぁ~? ジュリジュル、オレはアマゾンの奥深く、最古の野生類人猿と呼ばれ 人類最強 を誇る原人の末裔。名をキジュロ、全拳武道団 切込隊長だ。 ジュリジュル、初めて最後まで言わせてもらった、例を言うぜ。」 [神霊巫女]マーシャ 「全拳武道団・・・ その末裔の隊長さんが何用でここに?」 スペック-03 戦闘員 キジュロ 「お前さんをさらいに来た。」 [神霊巫女]マーシャ 「私を・・・? ・・・そうですか。 ( 下向き加減のまま、ちょっとニコっとして ) ならば手向かいはしません、どうぞお好きに。」 スペック-03 戦闘員 キジュロ 「ほぅ、良い心がけだ。 ん~と、少し見ないうちに成長したか?」 [神霊巫女]マーシャ 「失礼な。」 ( キツくキジュロを睨んだ ) スペック-03 戦闘員 キジュロ 「ま、まぁいい。こんな服装だったしな。 付いてこいっ。」 マーシャの腕をぎゅっと握り、グイグイと廊下を進むキジュロであった。 ~ ~ ~ (ふわっ) セルフィー 「何っ、[剣]の在り処だとっ!」 イルミナルディー[秘密結社]ミカール 「着いたぞ。 急いで着てみれば、 ふっ、誰もおらぬではないか。」 セルフィー 「てめー、やはり[剣]の場所、知っていやがったな・・・。」 イルミナルディー[秘密結社]ミカール 「言ったはずだ。在り処が分かっても先に進まんのだ・・・。 見よ、[剣]はあそこだ。」 ミカールが指差す先、 人気のない岩肌の山中のここ、岩が崩れ落ちた付近から妙な突起物が顔を覗かせ、太 陽の光を帯びて徐々に、そして鼓動するかのように周期的に青い光をやんわりと放ち 始めた。 何回目だろうか、深呼吸をやめたようにその光の鼓動が静かに止まり、再 び沈黙したのであった。 セルフィー 「あ、あれが・・・。」 初めて見る探し求めていた[剣]。 それを憧れ的な眼差しで食い入るように見つめ ていた。 イルミナルディー[秘密結社]ミカール 「そうだ。柄の部分だけが顔を出しておる。 以前は岩が覆いかぶさり、近くを通 り過ぎてもまったく気が付かなかったがな。 あの時輝く様が無ければ未だに存 在が判らぬままだったかもしれぬ。」 その時、 V ズバっ☆ V イルミナルディー[秘密結社]ミカール 「なっ・・・。」 峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「はい、ここアルね。」 ゆうすけ 「ありがとう、陽江(ようこう)。 で、待たせたか? ミカール。」 イルミナルディー[秘密結社]ミカール 「ゆ、ゆうすけ・・・ !? な、なぜここにお前が・・・。」 ゆうすけ 「お前かセルフィー目掛けて移動すれば辿り着く。難しくはないだろう。」 イルミナルディー[秘密結社]ミカール 「し、しまった!」 セルフィー 「アホくさ・・・」 イルミナルディー[秘密結社]ミカール 「ふん、貴様らがここに着ても何も出来んさ。」 ゆうすけ 「まぁな。確かにおれには何も出来ない。 だが、おれは貴様がここに来るタイミングを待っていたんだ。」 イルミナルディー[秘密結社]ミカール 「なにっ!」 セルフィー 「けっ、場所を知らなきゃ知ってるやつを追えばこうなるな。」 ゆうすけ 「そうじゃない。 おれは、全てひも解いている。それを伝えるためにね。」 セルフィー ( ん・・・、全て・・・ だと? ) イルミナルディー[秘密結社]ミカール 「な、何をひも解いたと・・・?」 ゆうすけ 「そっ、全てだよ。 教えてやろう。 まず始めに お前の立ち位置だ。」 -つづく- (抜かりはねーぜ b(^_-)-☆) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年11月19日 14時23分21秒
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