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■ ドラマ 永久の彼方へ

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2018年01月03日
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スペック-03 戦闘員 キジュロ
  「またさっきの所に出てしまったぞ・・・?」
[神霊巫女]マーシャ
  「来た通路を戻ればいいだけの事。 散歩が好きなようですね。」
スペック-03 戦闘員 キジュロ
  「うるさい!」

近衛兵
  「[神霊巫女]様が! こっちだ!」

 通路向かい側に数人の近衛兵の姿が。

スペック-03 戦闘員 キジュロ
  「お、お前! 案内しろ!」
[神霊巫女]マーシャ
  「どこへですか?」
スペック-03 戦闘員 キジュロ
  「外だ、外に決まってるだろう!」

 前方から近衛兵が走り込んで来た!

スペック-03 戦闘員 キジュロ
  「おぉおぉ、随分な数揃えてきやがって。 ジュリジュル、死.ぬ.か、お前ら。」

 マーシャを掴んでいた手を離し、一歩前に出たキジュロ。

[神霊巫女]マーシャ
  「待ちなさい!
   近衛兵達、下がりなさい。」

 その声に走る速度が落ち、その場で立ち止まる近衛兵達。

[神霊巫女]マーシャ
  「あなた方が何人で向かっても無駄に命を落とすだけ。
   下がっていなさい。」

近衛兵
  「しかし・・・」
[神霊巫女]マーシャ
  「聞こえなかったのですか?」
近衛兵
  「は、はい。」

 近衛兵は左右に分かれて道を空けた。

スペック-03 戦闘員 キジュロ
  「すげーな、この女・・・。
   おぃ、お前らは黙ってそこで見てろや。」

 整列する近衛兵の前を、マーシャの手を引き堂々と通るキジュロ。

スペック-03 戦闘員 キジュロ
  「さ、案内しな。」
[神霊巫女]マーシャ
  「まずは先ほどの広場へ。」
スペック-03 戦闘員 キジュロ
  「だからそいつの場所も判らねーんだって。」
[神霊巫女]マーシャ
  「このまま進みなさい。」
スペック-03 戦闘員 キジュロ
  「わ、分かった・・・」

 渋々と進むキジュロ。
 そのまま通路を進むと、急に八方向に分かれる開けた広場に出た。

スペック-03 戦闘員 キジュロ
  「ここは先ほども・・・  ん !? 」

 キジュロの目に飛び込んできたのは、八方向の通路を空け、それ以外の外周をビッシ
 リと埋める様に整列していた近衛兵の姿。 そして、

スペック-03 戦闘員 キジュロ
  「貴様ら~。 ジュリジュル、また会ったな。」

 腕を組み、広場ほぼ中央でキジュロを睨みつけていたこの二人。

[近衛軍長 補佐]スウラン
  「また会ったじゃない、貴様がこの地に侵入してる。 こちらのセリフある。」
[近衛軍長]チーラン
  「お前、まだ生きていたのか。
   それにここに侵入していたとは。」
スペック-03 戦闘員 キジュロ
  「そんな事はどうでもいいんだよ。」
[近衛軍長]チーラン
  「我らの[神霊巫女]マーシャ殿をどうするつもりだ。」
スペック-03 戦闘員 キジュロ
  「オレは理由なんか知らねー。 総帥から連れて来いと命令を受けているだけだ。」
[近衛軍長]チーラン
  「お前、ここから出れるのか?」
スペック-03 戦闘員 キジュロ
  「入れたんだから、出れるに決まってんだろ。その前に、お前らを倒してからな。」
[近衛軍長]チーラン
  「血の気の多いヤツ。
   まずここから出れるかの道を探してからの方がいい。
   我々が倒れると、出れる道を知る者が居なくなる。」
スペック-03 戦闘員 キジュロ
  「ほぅ、命乞いか。」
[近衛軍長]チーラン
  「貴様の心配をしてだ。」

[近衛軍長 補佐]スウラン
  「なら、次はどこの通路に進むあるか?」
スペック-03 戦闘員 キジュロ
  「次か、、、、 ( 少し見渡して )  ・・・ なるほど、分かったぜ。
   貴様らが広く空けている方に行かせようとしているな。 だが、貴様らが背にし
   て阻もうとしている、行くなら貴様らの後ろの通路だ!」
[近衛軍長]チーラン
  「そうか、ならそこを行くが良い。 道を空けよう。」

 チーラン、スウランが横に歩いて退くと同時に、大勢いた近衛兵も同様に道を空けた。

スペック-03 戦闘員 キジュロ
  「ジュリジュル、変なヤツだなお前ら。 利口というよりアホだな。
                           なら行かせてもらうぜ。」
[近衛軍長]チーラン
  「まて。」
スペック-03 戦闘員 キジュロ
  「なんだ。」
[近衛軍長]チーラン
  「[神霊巫女]マーシャ殿をここに置いていけ。」
スペック-03 戦闘員 キジュロ
  「ふん、人質を渡す程、まぬけじゃないぜ。 その手に乗るかよ。」
[近衛軍長 補佐]スウラン
  「違う。[神霊巫女]マーシャ殿が疲れるだけある。
   どうせお前はまたここに戻る。 それまで待つあるよ。」
スペック-03 戦闘員 キジュロ
  「待つだぁ~?」
[近衛軍長 補佐]スウラン
  「そ、マーシャ殿が疲れたら、お前も歩きづらい。だからマーシャ殿ここで待つ。」
[近衛軍長]チーラン
  「とっとと 出口を探してこい。」
スペック-03 戦闘員 キジュロ
  「ふん、出口を見つけりゃいいだけの事。 待ってろよ。」  シャーーー

 そう言うとキジュロは独りで通路を駆けていった。

[近衛軍長 補佐]スウラン
  「本当に置いてっちゃったある・・・。」
[近衛軍長]チーラン
  「このまま我らが引き上げたらどうすんだ、あいつ・・・。
   それよりマーシャ殿、大丈夫か?」
[神霊巫女]マーシャ
  「少し散歩をしただけ。別に危害は受けていません。」
[近衛軍長 補佐]スウラン
  「マーシャ殿、奥に引き上げるある。」
[神霊巫女]マーシャ
  「待つと約束したのでしょ? なら私もここで待ちます。」
[近衛軍長]チーラン
  「なんか変な展開だ・・・。」

[近衛軍長 補佐]スウラン
  「あいつの性ある・・・。 ・・・ ここに侵入していたなんて・・・。」

 ほどなくして、

 『ほらほら~、出口が見つかったぜ~。。』

 別の通路から声が聞こえてきた。 そして、

   シャーーー   ザっ彡

スペック-03 戦闘員 キジュロ
  「どうだ!  ・・・ あれ?」
[近衛軍長]チーラン
  「何をしておる。 早く出口を見つけてまいれ。」
スペック-03 戦闘員 キジュロ
  「くそ、今度はこっちだ!」   シャーーー

  『おぉ・・・』
 近衛兵の脇をすり抜けて、別の入り口に駆け込むキジュロ。

[近衛軍長 補佐]スウラン
  「○%※▽#・・・」

[近衛軍長]チーラン
  「近衛兵、全員引き揚げろ。」
     『はっ』
 うなづいた近衛兵、命令に従い3人を残して全員がその場を後にした。

[近衛軍長 補佐]スウラン
  「出払っている軍、待機所への通路はどこも閉じて塞いでいるあるよ。
   今はこのように押し入った敵兵への備えのために・・・。」


[近衛軍長]チーラン
  「次、片づける。」
[近衛軍長 補佐]スウラン
  「うん。」

 次にキジュロが現れるであろう通路の前で、仁王立ちの二人。


  ~
    ~

ラニーニャ
  「おぉ、でかしたねミカール。」

 何かを感じ、急に振り向いた『エル』、







                              -つづく-


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 (それだってば)



  ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

    また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。





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最終更新日  2020年11月20日 10時30分26秒
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