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■ ドラマ 永久の彼方へ

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2018年01月11日
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ラニーニャ
  「遊んでんなら、さっさとパワーブースターの在り処を教えなっ!」

Ryuichi
  「ちっ・・・」

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 大竹林寺の食堂で、

ゾルダ
  「[剣]が抜けないかもだぁ~?」
ゆうすけ
  「試してないから確証はないけど、たぶんね。」
峨眉拳 棲 陽江(す ようこう)
  「なんで抜けないアルか?」
ゆうすけ
  「昔から、誰も抜けなかった 剣 を勇者が引き抜いたとか、引き抜いた者が勇者だ
   とか、そんな伝説が各地で言い伝えとして残っていたりする。
   その 剣 が今回の[剣]ではないだろうけど、主役となる[剣]、持ち主を選ん
   で異なる炎によって事を成す、すなわち、刺さった状態においてもただの力自慢
   だけでは扱えない、『エル』やミカール達の話っぷりからもそんな気がするんだ
   よ。」
Ryuichi
  「ふん、くだらん。そんな迷信、このオレ様がぶち壊してやるぜ。」
ゾルダ
  「いや、オレが抜く。」
ゆうすけ
  「まっ、論より証拠。 やってみれば?」
  ( しかしなぜ抜けない、なんて事が起きるんだ・・・。
    剣は先細、更に肉厚は知れている。その上抵抗のある形状をしていない。抜かれ
    ない為の抵抗、摩擦係数なんて知れている・・・。 それでも抜けないとしたら、他
    の力・・・たとえば己だけ引力の増大、または自ら地球の引力に共鳴して引き合って
    いる・・・
    そんな感じなのかなぁ・・・ )

 顎に手を添えて考え込むゆうすけ。

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ゆうすけ
  「やっぱ力自慢でもダメなんだ、ゾルダ、Ryuichi、分かっただろ?
   本当に手にする者を判断しているみたいだ。 まぁ2人には野望が足りないか無
   いんだろうな。」
ゾルダ
  「けっ、また兄貴に笑われちまうな。」

ゆうすけ
  「さてっと『エル』、待たせたな。
   ブースター、お前らで見つけられるのかなぁ。」
エルニーニャ
  「お前達の力を借りんでも見つける。」
ゆうすけ
  「そりゃ無理だ。
   記憶を辿って探す[剣]と異なり、今度のブースターは、おれが隠してる。
   手掛かりは無いんだぜ。」
ラニーニャ
  「うるさいね、にいちゃんが見つけると言ったら見つけられるんだ!」
Ryuichi
  「やってみろ。」
ラニーニャ
  「言われるまでもないっ! お前達、じゃまだっ!」
ゆうすけ
  「交渉決別か。」

        サッ彡
 こういちは利江を抱きかかえ、離れて見ていたリツコの元へ移動した!

 『ラニ』が Ryuichi 目掛けて突進する!
 ゆうすけの姿が一瞬で消えた!

陳北家 北流伝承者 シュナイケル・シザー・北都(ほくと)
  「ヒュルツ、い、一端ここから退くぞ・・・」
        VVV ズバっ☆ VVV

 二人、その場から退避。

こういち
  「リツコさん、陽江(ようこう)、利江ちゃんとゆうすけを頼む。」

 そう、そこには既にタロを連れ戻った峨眉拳 棲 陽江(す ようこう)の姿が。
 そしてその隣にゆうすけが居た。

  「任せるアル。」 「分かったわ。」

こういち
  「タロ、お前も利江ちゃんを頼んだよ。」
タロ
  「CUuu!」

ゆうすけ
  「さぁこういち、決戦だ。」
[神霊巫女]利江
  「こういち君、無事に戻ってね・・・。」
こういち
  「あぁ。」

 『エル』、『ラニ』を目で追う西艶 凌紀(さいえん りょうき)、

   ガシっ パンチズコっぱーパシっ!

 『ラニ』が Ryuichi 目掛けて拳をブチ込んだ!
 それを僅かに交わして『ラニ』の脇腹に一撃を加える Ryuichi! が、ものともせず
 『ラニ』が逆の手で手套を当てて Ryuichi を叩き伏せた!
  『ぐほっ』 ドスン彡

 が、同時に『ラニ』の体が飛ばされた!
           ===>ムカッズっゴォーーン★
 和恵の蹴りが腹部にヒットしていた。
                      トン彡  さっ彡
 片手を地面に当てて向き直りながら着地した『ラニ』。


  ~
    ~

 『エル』はこういちに視線を送っていたが、

エルニーニャ
  「もういいかな?」
こういち
  「またせたな。」 サッ彡

 こういちは利江達のいる場所から離れたところに移動した。

エルニーニャ
  「私の相手は、どうもきみらしいのでね。」
こういち
  「そうみてぇだ。」
エルニーニャ
  「一人で・・・か?」
こういち
  「あぁ。」
エルニーニャ
  「私がつまらないのだが・・・ 精々楽しませてくれよ。」
こういち
  「前にも似た会話してたと思うけど・・・。」
エルニーニャ
  「次期皇帝のこの私を相手にするとは、光栄に思う前に、不運だったなっ!

 『エル』がこういちに突進する! は、早いっ!
        ガシっ★ サッ彡 ズコ バシ★ バシ★

 突進の勢いのまま『エル』がこういちに拳をブチかました! それを肘で受け流し、
 体を一歩横に踏み込んでの脇腹に一発当てたこういち! その直後に『エル』の拳か
 ら返したひじ打ちがこういちを襲う! それを手の平で受け止めながら・・・

  >==== ガスーーン  サッ彡

 勢いよく飛ばされたこういち、両足で難なく着地した。

エルニーニャ
  「ほぅ、受けたか。」
こういち
  「別に。 探りはいらないだろ、一度やってるからね。」
エルニーニャ
  「じゃれた程度を探りとは、世間を知らないな少年。」
こういち
  「オイラもじゃれた程度と思っているよ。」


  ~
    ~

イルミナルディー[秘密結社]ミカール
  「わ、わしはどうすればいいのだ・・・。
   見透かされて肩透かしを食らったゆうすけへの仕返しに 形の上でも『エル』に
   加勢すればいいのか、それとも命を救われた事でこいつらに加勢すればいいのか、
   または・・・[剣]をこの手にし、ここにいる全員を出しぬいてこの世を我が物にす
   るか・・・。だが、それにはブースターが・・・」

 眼下で繰り広げられている戦闘が、丸で視界に入らず、一人で思い深けているミカー
 ル。 その様子をゆうすけも見つめていた。
 そこへ
          V ズバっ☆ V

 クラウスの隣に現れたこの人、

ザウバー
  「お、おっ始まったか。」
クラウス総帥
  「ザウバーか、遅刻らしいぜ。」
ザウバー
  「ちょいとヤボ用でよ。
   ほぉ、姉貴と Ryuichi 二人で一人を相手してんのか。 あいつらよほどの連中
   なんだろうな。」
クラウス総帥
  「な、なんか次元が違うって言うか、手の出しようがなくてよ・・・」
ザウバー
  「それで高見の見物ってかよ。 らしくねーじゃねーか。
   ゆうすけがよ、『戦いは姉貴達に任せろ。出番まで待て。』と言っててな。」
クラウス総帥
  「あの戦いっぷりじゃ、まさにその通りだぜ・・・」
ザウバー
  「だがよ、オレ達の力が通じないと言われても、まずはそれが本当なのか確かめ
   ねぇとな。納得できねぇーのよ。」
クラウス総帥
  「お前らしいな。」
ザウバー
  「ならよ、こんな楽しい場は他にねぇってことだぜ。
   ちょっくら行ってくらぁ。
    ゾルダっ! いくぞっ! 」   V ズバっ☆ V







                              -つづく-


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 (邪魔だお前ら!)



  ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

    また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。





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最終更新日  2021年05月07日 14時27分36秒
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