カテゴリ:第四章 4-561 ~ 632 話
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陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま) 「そっか、お前も二色か。」 陳西家 西流伝承者 西艶 凌紀(さいえん りょうき) 「そうですね、東西・・・お互いに。」 それを遠くで見ていたゆうすけ、 ゆうすけ 「彼らも臨戦態勢に・・・。 !! やはりっ!」 リツコ 「どうしたの? 急に・・・」 ゆうすけ 「そうか、やはり黄龍道の言っていた通りだ。」 [神霊巫女]利江 「黄龍道の言葉・・・?」 ゆうすけ 「そう、見てよあの二人。」 ゆうすけが指差す先に目線を移す三人。 リツコ 「西艶殿とセルフィーが・・・オーラを・・・」 [神霊巫女]利江 「凄い、二色に変化している・・・。」 峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「なんか綺麗アル・・・。」 ゆうすけ 「黄龍道が言ってたのさ。 ( 第356話 陳南家 南流の血 -4 ) 『陳東家 は稲妻を扱える者の集まり。陳西家 は火炎、水を扱えるものが揃っ ておった。 陳北家 はサイキックを得てとし、そして 陳南家 は力自慢と スピードに長けている者の集団であった・・・。 その陳家の各得手を、更なる分派の東西南北の流派が、それぞれに術を改良 して流派を名乗っていたのだ。中でも冠とする陳○家方位の○流派、きさま らは 陳南家 南流のようだがな、それはその中の強者の流派が名乗れるもの となっていた。』 とね。」 リツコ 「え、えぇ・・・、そう言われれば・・・」 [神霊巫女]利江 「うん、そんな事を口にしてました。」 峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「で、やはり・・・とは・・・?」 ゆうすけ 「西艶さんのあの二色はもう分かるよね。」 リツコ 「水と炎を扱うから。」 ゆうすけ 「そう。 じゃ、あのセルフィーは?」 峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「薄い水色が風? 空気アルかね? 黄色・・・?」 [神霊巫女]利江 「あっ、」 リツコ 「雷っ!」 ゆうすけ 「そうさ、 実はおれもずっと[東]は雷だと思い続けていたんだ。黄龍道が言ってたまんま を信じて。だが、セルフィーが現れた時には、風を用い、雷技はここまで隠して いやがった。 だからすぐにセルフィーを[東]に結び付けられなかった訳で。 でもほぼこれで裏が取れた。 本当に揃っているんだよ、 利江ちゃんが口にして告知してた、 『四つの冠する者よ、古(いにしえ)よりの掟に従い立ち上がれ。』 西艶さんが聞いた、 『探せ。 四つの冠の者と共に創世の覇者を導け』 四つの冠、つまり、陳家 伝承者の 東 ・ 西 ・ 南 ・ 北 が!」 [神霊巫女]利江 「凄いっ!」 リツコ 「確かにっ! ん~、でも一つ聞いていいかしら・・・。」 ゆうすけ 「何?」 リツコ 「古(いにしえ)よりの掟に従い って何? それと、 共に創世の覇者を導け ってどうする訳?」 峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「そうアルね・・・」 ゆうすけ 「二つじゃん・・・。 わり~、おれもそこまではまだ・・・。 掟って誰が知っているのか。 導けとは何かの儀式か何かか・・・ まだわからないよ。西艶(さいえん)さんが聞いたシュナイケルからの伝言だと、 呼び集めるだけの体裁を繕った継ぎ足した話かもしれないし。 まんまは信じれないかも。 利江ちゃんからのは確たる筋からだけどね。 ただ、 [[ 覇者創世の剣 ]] は他2っと同様に、[剣]自身が何かを判断する って事は確かさ。」 ~ ~ ~ 『んぐっ』 地面を転がり、這いつくばった姿勢で足を踏ん張り留まった『ラニ』。 ラニーニャ 「な、なんだこいつら・・・。 以前の時とは別物に・・・」 陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵 「何を驚いているの。 様子見なんかの時と比べるんじゃないの。 望む気合の度合いが違うから、参考 にならないわよ。」 陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「甘ちゃんなやろうだ!」 ラニーニャ 「やろうとは何だっ! 娘と言え娘と!」 陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「余裕こいてやがんな。」 ラニーニャ 「無礼極まりないねっ! 食らいなっ! 」 『ラニ』は指で指し、Ryuichi に向けて閃光と共に発射した! サッ彡 ピシューーーーーー========> だが、予測していた Ryuichi は軽く交わしそのまま突進! 陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「飛び道具出しゃ黙ると思ってる所も甘ちゃんなんだよっ! お譲ちゃんっ!」 ズコっ★ ラニーニャ 「くっ、 フンっ!」 拳を叩き込んでいた Ryuichi を左手で払う『ラニ』、が、右から和恵が顔面に蹴り! 必死でそれをも右手で払おうとしたが、 ズコっ★ なんとフェイク後の脇腹への拳を食らってしまう『ラニ』! そのまま肘と裏拳の連射で顔面を打ち砕く和恵っ! ズカっ★ ボコっ★ たまらず至近距離からの ピンビーム を和恵に発射! ピシューーーーーー========> が、 === キンっΣ // 手の平で跳ね返し、 『 ハィっ! 』 ズコっ★ =====> 『ぐほっ』 横蹴りを食らい、 くの字 で飛ばされた『ラニ』! さらに、 『 うりゃっ 』 <===== ガスっ★ 『げふっ』 その先には Ryuichi 、またまた強烈に蹴り返された『ラニ』! ガスンっ★ \V/ 和恵のひじ打ちで地面に突き刺さった! ~ ~ ~ こういち 「まぁね。 さて、今度のはどうかな。」 彡サッ 再びこういちが仕掛けたっ! 『エル』に突進するこういち。 それを前蹴りで対処する『エル』、サッ彡 軽く避けてジャンプっ、脇腹に向けて体を横にしてのそのまま横蹴りのこういちっ! ズボっ 『くっ』 『フン!』 バンっ スタ彡 蹴りが見事に突き刺さり、『エル』の顔が苦痛の表情に! 腰を回して左ひじからの 腕でこういちを弾き飛ばしたっ! 地面を引きずりながら片膝で着地したこういち。 こういち 「やっぱ、力はあるんだ。」 ゆうすけ 「今度は速度を落として、強い一撃で確認、そして相手の打撃力を感覚で知る。 ってとこかな。」 峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「確認?」 エルニーニャ 「効かぬなぁ。」 -つづく- (ごめんねー、そうなっちゃうのよ) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年10月19日 16時08分02秒
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