カテゴリ:第四章 4-561 ~ 632 話
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リツコ 「うっ電撃・・・、東の奥の手・・・ってところかしら。 まるで黄龍道を見るかのよう・・・。」 ゆうすけ 「ひぇぇ~、雷嫌い・・・。 確かに、黄龍道以来だ、こんな電撃は・・・。 にしてもセルフィーのやつ、あんな『エル』やこういち達を見て興奮するどこ ろか、本当にヤツなのか? と目と耳を疑う程の冷ややかな闘志・・・。 あいつ・・・ だがそう、あいつの言う通り、無力化する[鎧]に試すには面白い手段だ。 [鎧]が無力化できても、一瞬とは言え電気は全身を駆け巡るはず。中身まで通 す前に無力化できるのかどうか・・・だな。」 ~ ~ ~ 陳北家 北流伝承者(扱い) ヒュルツ・ザン・北都(ほくと) 「ん・・・?」 陳北家 北流伝承者 シュナイケル・シザー・北都(ほくと) 「どした?」 無言で目をつぶり、問いにもしばらく無言のヒュルツ・・・。 少し首をかしげる仕草から目を開き、 陳北家 北流伝承者(扱い) ヒュルツ・ザン・北都(ほくと) 「ややぼやけているが、未来見が入ってきた。」 陳北家 北流伝承者 シュナイケル・シザー・北都(ほくと) 「入ってきたか! で、どうなんだ・・・?」 陳北家 北流伝承者(扱い) ヒュルツ・ザン・北都(ほくと) 「ほんの僅かな断片で、その後の繋がりは見えてこない・・・が、 どうもブースターの在り処のようだ。」 陳北家 北流伝承者 シュナイケル・シザー・北都(ほくと) 「ブースターの在り処か!」 陳北家 北流伝承者(扱い) ヒュルツ・ザン・北都(ほくと) 「あぁ。『エル』がしきりに気にしていたのは、その雰囲気をあの[神霊巫女] 付近から感じ取っていての事。 近くまで行って探している 絵 が見える。 だが、持っているのは・・・」 ~ ~ ~ 和恵は竜巻に巻かれながら落雷を受ける『エル』を横目で見た。 ラニーニャ 「にいちゃん!」 陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵 「ほらほら、よそ見しないっ!」 サッ彡 =>>ズボっ★ =>>=> 動揺している『ラニ』を見逃さない和恵! 素早く移動し 再び拳を腹に突き刺したっ! スゴ重い一撃が『ラニ』の脇腹部分にメリ込むっ! 『ラニ』の打ち込まれた反対から体を突き抜けた衝撃の余波が、地面を振動し、大地 に広がっていく! ドッコォォォォン ラニーニャ 「ごほっ」 くの字の姿勢で体が宙に浮く『ラニ』、 そこへ和恵の体を引き付けながらの膝蹴りが炸裂っ! 『 ハァァァイッ! 』 ズっゴーーン★ =>>=>=>> 衝撃の余波が、地面を振動し、大地に広がっていく! ドッコォォォォン が、和恵は『ラニ』を掴んで蹴り込んでおり、再び引き付けるようにもう一発! 『 ハァァァイッ! 』 ズっゴーーン★ =>>=>=>> ドッコォォォォン そしてもう一発! ズっゴーーン★ =>>=>=>> ドッコォォォォン 最後は掴んでいた手を離し、強烈な横回し蹴りが炸裂っ! 『 ハァァァイッ! 』 ズっ ゴーーン★ =>>=>=>> 強烈な衝撃の余波が、地面を振動し、大地に広がっていく! ドッコォォォォン 同時に『ラニ』の体は、力なく一直線に飛んでいく! ~ ~ ~ 『エル』を取り巻いていた竜巻が消えていく・・・。 すると、 ドスン彡彡 ゆっくりゆっくりとひざが折れ、両ひざが地面に付いた『エル』。 ゆうすけや利江達、そしてこういち、西艶 凌紀(さいえん りょうき)、Ryuichi ら がその姿を見つめていた。 陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま) 「ふん、あの程度で大げさな。不慣れな刺激に驚いた、ってとこか。」 エルニーニャ 「くっ・・・」 下向き加減の顔を起こしながら、 エルニーニャ 「無力化する[鎧]、装着後にこんな刺激を受けたのは初めてだ・・・。 確かにキズを負う事はない。 が、こんな感触は受けるという事を新たに発見で きたか。」 独りごとの様につぶやいた後、片膝姿勢、続いて両足ですっと立ち上がり、 エルニーニャ 「感じる、感じるぞ。 一歩、また一歩と近づく度にな。」 そうつぶやくと、再び歩を進め出した。 サッ彡 陳南家 南流伝承者 南 こういち 「お前を利江ちゃんには近づけさせない。」 『エル』の前に立ちふさがったこういち。 陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま) 「こういち、力のお前じゃあいつの進攻を止められないぜ。」 陳南家 南流伝承者 南 こういち 「止めるのは、おいらじゃない。 タロっ!」 するとこういち、 サッ彡 素早く『エル』の足元に移動! スライディングのような滑り込みを見せると、『エ ル』の片側のひざ下に足を絡め、打撃ではなく、膝の裏側を押し付けるように押し込 んだ! 突然片足の膝が折れ、崩れるようにつんのめる『エル』、続いてこういち、セルフィ ーの元に移動し掴んでその場から回避したっ! その時! ゆうすけ 「ん! 利江ちゃん、タロだ!」 ( 倒れていく『エル』を指差す ) [神霊巫女]利江 「は、はい、タロちゃん」 慌てて利江がタロと目を合わせた後、倒れていく『エル』を指差した! タロがきつく『エル』を見据えた瞬間っ! 一瞬で凍りつく『エル』! 陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま) 「なにっ!」 ゆうすけ 「陽江(ようこう)、ここから退避だ。」 峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「はいアル!」 V ズバっ☆ V ~ ~ ~ イルミナルディー[秘密結社]ミカール 「これでよし。」 ゾルダ 「ん・・・? 何やってんだお前?」 イルミナルディー[秘密結社]ミカール 「胸のキズ、治療した。」 ゾルダ 「お、治ってるじゃねぇか。 悪いな。」 イルミナルディー[秘密結社]ミカール 「口は動かさんでよい。 早よ行って続きをやって来い。」 ゾルダ 「変なやつだな、お前。 いってくらぁ。」 V ズバっ☆ V ~ ~ ~ 最後は掴んでいた手を離し、『ラニ』に和恵の強烈な横回し蹴りが炸裂っ! 『 ハァァァイッ! 』 ズっ ゴーーン★ =>>=>=>> 強烈な衝撃の余波が、地面を振動し、大地に広がっていく! -つづく- (おいらは賛成できない) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年09月10日 14時49分48秒
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