カテゴリ:第四章 4-561 ~ 632 話
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強烈な衝撃の余波が、地面を振動し、大地に広がっていく! ドッコォォォォン 同時に『ラニ』の体は、力なく一直線に飛んでいく! 更にそこへっ! 南流 空撃波っ! ズ ボーーーーーーーン>>>> 容赦ない和恵のダメ押しの一撃が『ラニ』を襲った! まさに直撃っ! 更にそこへっ、 V ズバっ☆ V ゾルダ 「さっきのお返しだっ! これでも喰らいやがれぇっ!」 ワイド・メガ・ファイヤーっ! 』 ズボーーーーーーンっ! 強烈なゾルダの火炎砲が、和恵の空撃波が起こした破裂煙を押し込むように通過し たっ! 『ラニ』の体は、進路を変えて煙を伴いながら落下していった・・・。 ~ ~ ~ ゆうすけ 「陽江(ようこう)、ここから退避だ。」 峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「はいアル!」 V ズバっ☆ V と、ここで思いもしなかった事件がっ! 陽江(ようこう)の瞬間移動、テレキネシス(物体移動)で利江、リツコ、ゆうすけ 、タロを自らと同時に移動を行っていた最中の一瞬の空白の時間帯での事であった。 VVV ズバっ☆ VVV 陳北家 北流伝承者 シュナイケル・シザー・北都(ほくと) 「わるいね、頂き~♪」 ビリビリ VVV ズバっ☆ VVV 突然リツコの背後に現れて、リツコのチャイナドレスのスリット脇を掴んで引きちぎ り、再び消えていったシュナイケルだった。 V ズバっ☆ V リツコ 「きゃっ・・・」 峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「どした・・・。」 [神霊巫女]利江 「移動中に現れて消えた・・・。」 ゆうすけ 「まさかっ! リツコさん!」 リツコ 「う、奪われてしまった・・・。」 ( チャイナのスリット付近を手で触りながら ) 峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「何をだ?」 リツコ 「預かっていた・・・ ・・・パワーユニットを・・・。」 _/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄ 大竹林寺の石碑のある地下、ゆうすけがパワーユニットを発見し、こういちと和恵だ けを呼び集めた時の事。 V ズバっ☆ V 和恵姉さん 「へぇ~、この件でリツコも呼んだんだ。」 ゆうすけ 「お二人を呼べば、普通はどちらかが持つと誰もが思いますよね。」 こういち 「あぁ、普通はね。」 リツコ 「見つかったんですね。 さすがゆうすけ君。」 ゆうすけ 「で、こいつがフェイクで中身がダミーの箱。」( ヒョイ~とこういちに投げた ) こういち 「何が入ってるの?」 ( パシっ キャッチして話すこういち ) ゆうすけ 「似たような質量になるように、そこらに落ちてた石っころを入れてある。」 和恵姉さん 「あらま、石なんだ。。」 ゆうすけ 「うん、それで本物はリツコさんが持ってて欲しいんだ。ミカールでは見つけられ ない。」 リツコ 「確かに。。」 ゆうすけ 「そしてこのダミー、使い道はおそらく利江ちゃんを人質に取られての取引の材料 にだ。」 和恵姉さん 「ちゃんと守ればいい事なのに。」 ゆうすけ 「そぅ。 だけどパワーユニットがここにあると思わせるにはちょうどいい事件に なるんです。 多くの人が見つめる中で手渡すと。」 こういち 「おいらは賛成できない。利江ちゃんを危ない場所に出すなんて。」 ゆうすけ 「まぁね、利江ちゃんには悪いけど、命のやり取りの場面ではないさ。物々交換と して。 そして、おそらくその手を使って来るのは、、、、 セルフィーだ。」 和恵姉さん 「ゴンちゃんが~??」 ゆうすけ 「あいつ、顔には出さないが本気で[剣]を狙っている一人。 派手に博物館をっ て事件がそれを裏付ける証拠。 それに一度彼に利江ちゃんをさらわれているが 、それだとタロでも防げないかもしれない。竜巻の中に利江ちゃんが居たら・・・。」 こういち 「凍らせないな・・・。」 リツコ 「なら、利江ちゃんもこちらに連れて来れば・・・」 ゆうすけ 「ダメなんだよ、それでは。 [剣]にパワーユニットが無い事、最初はいいけど ずっとどこにあるかわからないままだと、あの『エル』『ラニ』が切れてしまう。 すると、どんな事になるのか想像が出来ないんだ。 だから見せなきゃダメなんです ・・・ 目の前に有る事を。」 こういち 「取引してくるのはセルフィーか・・・。 おいらはシュナイケルかと思ってたけど。 あっねぇそうそう、取り巻きの青レンジャー、予知の他にシュナイケルと同じ技 使ってた。まんまそっくり。」 ゆうすけ 「なるほどね、ふっ、そんな繋がりか。風が同じってことだ。 全容が完全に見えてきたよ。 二人はグルだな。」 リツコ 「へぇ、二人がねぇ・・・。」 ゆうすけ 「シュナイケルかぁ、いい線だ。。。 そうだこういち、セルフィーとシュナイケル、このどちらがこの作戦の主人公に なるか賭けようぜ。負けた方が牛丼をおごるってことで。」 こういち 「うっし。」 ゆうすけ 「じゃリツコさん、お願いします。」 リツコ 「分かったわ。 戻るわね。」 V ズバっ☆ V ゆうすけ 「って事でお二人、お願いしますね。」 和恵姉さん 「まぁ大したセキュリティーだこと。」 ・・・ _/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄ 峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「えぇぇぇ! リツコが持ってたアルか!」 ゆうすけ 「あぁ・・・。」 [神霊巫女]利江 「そ、それじゃ・・・・」 ゆうすけ 「やつらの手に渡ってしまった・・・。 こんなに早く見つかるとは思ってもみなか った。 予知が知らせたんだろう。 手渡す現場を見れなくても、その後の予知が出来れ ば・・・。『エル』がそれとなく雰囲気で感じ取った事がキーだ。 見えなくても 引きあうものがあったのか。 そんなの予測できるかよ・・・。 くそぉ。 それにあいつ、手出しの出来ないこんな瞬間を狙ってくるとは・・・。」 一瞬で凍りつく『エル』! 陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま) 「なにっ!」 -つづく- (クソッタレーーー!) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年09月10日 14時51分24秒
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