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■ ドラマ 永久の彼方へ

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2018年02月09日
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悪鬼破壊の剣_エルニーニャ

  「この [[ 悪鬼破壊の剣 ]] の前に、お前らは、、、、
                           沈めぇぇっ! 」


 そう叫び、剣を左から水平に一振りっ!





 地平線まで届かんとする青黒い炎が、弧を描きながら大地を横切っていくっ!
 その時っ!

陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵
  「さっきのこういちのお蔭で、対処が見えたわ。 いくわよっ!」

     南流 衝撃波っ!
  <<<<≡≡≡ ズ ボーーーーン≡≡≡

陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「ふざけてんじゃねぇぇ!、 消えやがれっ!
     殺流 衝撃波っ! 」

   <<<<≡≡≡ ズボーーーーン! ≡≡≡


ズボーーン緑



 二人の巨波が、 [[ 悪鬼破壊の剣 ]] の 青黒い炎 を下から突き上げるように発
 射っ! 尾を引く 青黒い炎 を斜め天空に向ける交差する軌道、その気流に巻かれ
 るように、大渦となり突き抜けていった!


 その時っ、
>>ムカッズゴっ!!★

 なんとこういち、剣を振り抜く姿勢の『エル』の溝落ちに強烈な横蹴りをブチ込ん
 でいたっ!
 『エル』は目をかっ開き、体を『く』の字にし宙に浮く!
 背中側から体を突き抜けた衝撃の余波が、それも今までに見たことの無い程巨大さ
 で、大地を疾風の如く突き進んでいく!


ムカッ⊂⊂⊂ドッコォォォォン⊃⊃⊃


 『げほっ・・・
 口から血反吐を吐く『エル』。


陳南家 南流伝承者 南 こういち
  「もぉ加減しないよ。」

 『エル』の手から力なく [[ 悪鬼破壊の剣 ]] がゆっくりとスリ抜けて、大地
 に落ちていく・・・。
 そして『エル』の体を取り巻く青黒い炎のオーラが消えていった・・・。

 両ひざを大地に付き、続いて上半身も大地に倒れていった・・・。

      カシャン
              ズン彡 バタン彡彡


 [剣]は何事も無かったかのように極普通の姿となり、地面に横たわる。

陳南家 南流伝承者 南 こういち
  「その剣を手にした慢心と油断で、おめえも隙だらけだ。
   握らせなければいいだけだろ。」

ゆうすけ
  「あぁ、単純な事だ。それに・・・
   相手に[剣]を掴ませ、それでも力及ばないと悟らせる・・・。
   『エル』の精神的ダメージは大きい。」
[神霊巫女]利江
  「こ、こういち君。」

 両手を胸元で握り、つぶらなまなざしでこういちを見つめていた。

陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま)
  「ま、また・・・」
ゾルダ
  「お、おぃ・・・」
クラウス総帥
  「す、すげっ・・・」
ザウバー
  「あいつ・・・」

リツコ
  「えっ・・・」
峨眉拳 棲 陽江(す ようこう)
  「っ!」

陳北家 北流伝承者(扱い) ヒュルツ・ザン・北都(ほくと)
  「う、嘘だろ・・・」
陳北家 北流伝承者 シュナイケル・シザー・北都(ほくと)
  「な、なんなんだあいつ・・・」

イルミナルディー[秘密結社]ミカール
  「まっ、まさかっ! し、信じられん・・・」

陳西家 西流伝承者 西艶 凌紀(さいえん りょうき)
  「凄い、凄すぎる!
   剣の炎の被害をあのお二人で食い止め、片やこういち君はあの『エル』を・・・。
   なにより、剣の力と戦わず、それを振り回す本体への直の攻撃。
   剣の威力に頼り切って隙のあるあの瞬間を狙って・・・。
   な、なんという人達だろう・・・。」

X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン
  「馬鹿者がっ。 己自身を鍛えず、剣の力だけに頼るからそうなる。
   いい薬だ。」 ( この局面を冷静に見届けていた )


 その声を横目にこういち、大地に横たわる[剣]にゆっくりと歩み寄り、剣を見つ
 めながら片膝を付いた。
 そして柄を握り、( カシャ )自分の顔の前へと運んだ・・・。
 すると、

X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン
  「な、なにっ!

 その光景を、一歩踏み出しながら物凄い形相で驚いたカルキ! そしてこの男も。

イルミナルディー[秘密結社]ミカール
  「そっ、そんなっ! な、なぜだっ!・・・ 持ち上げただとっ!

 『えっ。。』 ( 多くの者が同じ反応、そして )

 剣に刻まれたまた別の文字が、白黄色にゆっくりふわっふわっと点滅を繰り返し始めた。
 すると突如[剣]が呼応し、まばゆいばかりに白く輝き始める!
 そして[剣]が白黄色い炎を吹き出し始めたっ!

[神霊巫女]利江
  「こういち君が手に、そして白い光と黄色い炎・・・。」

リツコ
  「あの色・・・、 [[ 覇者創世の剣 ]] っ!」
峨眉拳 棲 陽江(す ようこう)
  「今度は黄色にアル・・・。」

ゆうすけ
  「 [[ 覇者創世の剣 ]] (白黄色の光と炎)・・・ 覇者に選ばれし者が手に
   した時、憎悪、破壊、侵略よりその力で守る。」

陳西家 西流伝承者 西艶 凌紀(さいえん りょうき)
  「なにっ、 [[ 覇者創世の剣 ]] と!」

[神霊巫女]利江
  「白い光、黄色の炎。 燃やし、輝かせよ。 我らに創世の覇者を導きたまえ・・・。
   こういち君が。。」

陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま)
  「あいつが持つと再び[剣]が! 覇者・・・、何故だ・・・」

陳北家 北流伝承者(扱い) ヒュルツ・ザン・北都(ほくと)
  「白黄色の光と炎に・・・」
陳北家 北流伝承者 シュナイケル・シザー・北都(ほくと)
  「変わりやがった・・・」

ゾルダ
  「おぃ・・・また色が変わったぞ・・・。」
クラウス総帥
  「訳が分からん・・・」
ザウバー
  「 ・・・・ 」

X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン
  「あ、ありえんっ!
   この地球(ほし)の者が、な、なぜ・・・ なぜあの力を呼び起こせるっ!!


 想定外の出来事にえらい権幕で取り乱して怒鳴るカルキ!」


ゆうすけ
  「なるほどね。。
          皇帝さん、
   その理由、教えてあげようか?」

 その一言に、全員の視線がゆうすけに向けられた!

X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン
  「り、理由だと・・・? 小僧、それをなぜおまえが説明できるのだっ!」







                              -つづく-


第4-602話 [[ 悪鬼破壊の剣 ]] と [[ 覇者創世の剣 ]] -02 へ
 (あいつらしいぜ・・・。)



  ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

    また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。





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最終更新日  2021年01月21日 14時44分38秒
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