カテゴリ:第四章 4-561 ~ 632 話
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V ズバっ☆ V 峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「はい、みなさんご明算☆ もう一丁アル!」 ボコーーン<==★ 吹き飛ぶ体の行先々に待ち受ける彼らのコンビネーション! 体がスカッシュを見る ように次々と吹き飛びまくった! そこへっ ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≫ >>> 両ひざを立てて体を起こしていた『エル』、左手を伸ばし手首を立て、体を横にして 右手を後方に肘を曲げ上方にかざし、デス・ファイヤーを見舞った! クラウスとゾルダがひとたまりも無く、襲い来る炎の柱に飲まれてしまった! 『うぉぉぉ』 『ぐわぁぁ』 続けてザウバーと陽江(ようこう)にも左手を向けようとした その時! 彡サッ 陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵 「 南流 空撃波っ! 」 ズ ボーーーーーーーン>>>> 和恵がデス・ファイヤーに正対し、後方の二人から炎の柱を遮(さえぎ)り、空撃波で デス・ファイヤーを蹴散らした。 エルニーニャ 「なにっ! 私のデスを弾き飛ばすだと!」 デス・ファイヤーは渦を巻いて吹き飛ぶ様に逆流! 『エル』は片肘で顔を覆う様。 その源には、片手を前に付きだし一歩また一歩と『エル』に近づく和恵の姿が。 陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵 「若王子さん、もうあきらめなさい。 私達の標的は、あの皇帝カルキになったの。 あなたはまだ罪を犯していない わ。 そのまま黙って見てなさい。」 エルニーニャ 「う、うるさい! 黙れ! お前ら如きに指図される覚えはない!」 クラウスとゾルダは、一瞬炎を浴びた程度で済み、少し焼け焦げた衣服をポンポン と叩いて、 ゾルダ 「ふぅ、危なくゾルダの丸焼き一丁 ってなるところだったぜ。 クラウス、お前その頭・・・。」 クラウス総帥 「ん・・・?」 スポーツ刈りヘアーが、まるでパンチパーマのようにクルクル巻き姿に。 陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵 「立場を考えなさい! あのカルキは私達が倒す。 その後、帝国を引率するのはあなたでしょ! 私の後輩で、友人のチュウランの親戚らしいから、このまま黙って見守るなら あなたにも、あの『ラニ』って妹さんにも手を出さないわ。 ゆうすけの話を聞いてくれるという条件付きでね。」 ~ ~ ~ 辺りが吹き飛び、粉じんが舞い上がった。 [近衛軍長]チーラン 「あのやろー!」 [近衛軍長 補佐]スウラン 「く、くそー!」 [竹林総元帥]チュウラン 「スナーグ殿・・・」 三人の複雑な思いが飛び交う。 イルミナルディー[秘密結社]ミカール 「スナーグ様!」 ・・・・ ・・・・ ・・・・ しばらくすると粉じんが収まり、視界が利いてくる。 すると、 カルキの目の前から有るはずのスナーグの体が影も形も無く消えていた・・・。 が、離れた別の場所から、 陳南家 南流伝承者 南 こういち 「悪いな。 スナーグはここだ。」 『おぉ。。』 [近衛軍長]チーラン 「こういち!」 [近衛軍長 補佐]スウラン 「こういち!」 [竹林総元帥]チュウラン 「こういち・・・。」 X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「うぬ?」 陳西家 西流伝承者 西艶 凌紀(さいえん りょうき) 「は、速い!」 リツコ 「こういち君・・・」 驚きの声の先には、スナーグを抱きかかえて回避していたこういちの姿が。 足から先にスナーグを降ろすこういち。 X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「す、すまぬ・・・。」 ( 悪化した左足の患部を押さえながら ) 陳南家 南流伝承者 南 こういち 「足がびっこ引いてたのは知ってたさ。左の立足の時に打ち込むと当たってたし。 今は助けに向かって、瞬間移動されて空振るかもと思ってたけど。」 X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「今の蹴りを食らい古傷が悪化、亜空間時でも瞬間移動が困難に・・・。」 スナーグを地面に座らせると、 陳南家 南流伝承者 南 こういち 「あとはおいらがやる。 ちょっと休んでて。」 X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「しかし、お前ではあいつは・・・」 陳南家 南流伝承者 南 こういち 「やってみなけりゃ分からないって言ったでしょ。 [鎧]の時もそうだったよね。」 X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「こ・・・、 こういち・・・」 その時、 V ズバっ☆ V リツコ 「私がチーラン達の元に運ぶわ。」 スナーグに手を添えて、 V ズバっ☆ V それを見届けた後、カルキをグッと睨み付け、 陳南家 南流伝承者 南 こういち 「お前、自分だけ良ければ、親族をも犠牲にするみてぇだな。」 X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「貴様の知ったことか。 余計な事をしおって。」 陳南家 南流伝承者 南 こういち 「以前にもそんなヤツがいたよ。 悲しいね・・・。」 X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「ふっ、小僧には分からぬ。 野望こそが[力]だ。思いを遂げる事こそ、その刻 を生きる覇者の突き動かす原動力なのだ!」 陳南家 南流伝承者 南 こういち 「違うよ。 おっさんは間違っている・・・。 [力]の源は、仲間を守る。 愛する人、家族、人類を守る、その思いだ!」 X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「立場を預かると、決断し、事を動かさねばならぬ。 守るが[力]の源だと? なれば・・・ 守れぬ時の落胆は大きいだろうなぁっ! それが貴様の大きな間違いだぁ! 現実を、思い知れぇぇっ!」 スルスルスルζζζ スルスルスルζζζζζζ カルキが動いたっ! こういちの周りを波がうねうねとうねるような動きで包囲したカルキ、そして、 突然現れる拳、蹴り! 四方八方から次々とこういちを襲ったっ! -つづく- (それはただの『机上の空論だ』って言えよ) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年09月11日 11時31分02秒
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