カテゴリ:第四章 4-561 ~ 632 話
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X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「んっ !? 」 倒れているカルキの視界には、なんとなく見覚えのあるモノが上下二つに分かれ、 自分の元から離れていく・・・。 一つは地面に突き刺さり、もう一つは地面を這うようにして止まった X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「うっ ま、まさか !! 」 うつ伏せで驚く顔のまま、自分の左手の握る拳を見つめた・・・。 そこには、無残にも[盾]と拳をつなぐ一文字に残る柄の部分だけの姿であった。 X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「 [[ 悪鬼完防の盾 ]] が・・・ 」 ボー然としたまま動けず、言葉も出ない。 陳南家 南流伝承者 南 こういち 「もう使い物にならない。 容赦しないのは、こっちのセリフだ。」 ~ ゆうすけ 「ほ、本当にやったんだな・・・、あの[盾]を。」 X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「なんて事だ! し、信じられん!」 ゆうすけ 「あの[盾]は、前面から来る攻撃に対してカウンターで跳ね返す攻撃をする代物。 見たんだよ、おれは・・・。 シュナイケルが [[ 蛮族震撼の剣 ]] を呼び起し、それをこういちが対処し た時の事。 その時、『エル』が[盾]を手にしていたんだ・・・。 _/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄ 陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま) 「た、対処・・・、しちまったのか・・・?」 ( 恐怖する間もなく唖然としている ) イルミナルディー[秘密結社]ミカール 「こういちが・・・。」 ( 自分の目を疑っている ) 陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵 「こういち。」 陳南家 南流伝承者 南 こういち 「青マント、介抱してやってくれ。」 と、シュナイケルを掴んで、ヒュルツに向かって放り投げた。 ドサ彡 陳北家 北流伝承者(扱い) ヒュルツ・ザン・北都(ほくと) 「あ、ぃゃ、もぅヒュルツを名乗っている( が・・・。 )」 陳南家 南流伝承者 南 こういち 「あぁ、わり、おいらの相手が現れたらしい。」 その時、 [盾]を持つ左手、[盾]の裏側から炎が見え、そこを起点に次第に体を覆う氷が解 けていく『エル』。 体を包む氷が完全に溶けるころ ゆっくりと体を起こし始めた。 エルニーニャ 「く、くそぉ、こんな事が・・・。」 この時、ゆうすけの目線は『エル』が炎を出す手首に注目していた。 ゆうすけ ( ふぅ~ん。 こういち、あの[盾]は裏側からだと炎が当たってもカウンターは喰らわない みたいだぜ。 ) _/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄ あの時、『エル』が凍りついた体を炎で溶かし始めたんだ。 それまでは[鎧]の性で物理攻撃以外の自らの放射攻撃は、[鎧]に防がれて 発射できずにいた。それはこういちもすぐに見抜いていたが、そう[盾]、こ いつは前方からの攻撃は跳ね返すのに、裏側から『エル』が放射した炎には反 応していない事に気付いたのさ。 [鎧]から出ていた指先の部分で火炎を出せた訳だが、それを跳ね返さないっ てことは そこに弱点、付け入る隙があったって事。 それをこういちには伝えておいたから・・・。 実行出来てしまうところがやっぱあいつはスゲー。」 X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「そんな短時間で、あの ☆★王位三宝武装具★☆ の欠点を見抜くお前も凄い。 我らの代々の家宝であり、伝説の武装具。わしら一族が全宇宙を統一出来た 立役者でもある。それを・・・。 信じられん・・・。」 [竹林総元帥]チュウラン 「こういちとゆうすけ、本気の二人なら・・・、やってのけてしまうのだ・・・。 不可能と思える事も・・・。」 ~ X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「小僧・・・何故だ・・・、何故こうも悉く排除し突き進むことが出来る・・・。」 陳南家 南流伝承者 南 こういち 「お前が間違っているからだ。 その座を自分の欲望で奪い、苦しむ人を作る。 困ると言っても無理難題を押し付ける、スナーグやここのように。 それがなけりゃ[剣]も[鎧]も[盾]も、 こんな姿にはならなかったという事さ。」 X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「違う! そうじゃない。 そんな我らの行動にも ☆★王位三宝武装具★☆ の前には誰 もが力及ばずひれ伏した。ねじ伏せる事が出来た。 だが小僧、貴様はどうだ・・・。 一つ一つが強大な力を秘めておるにも関わらず、全てを破壊し何事も無かった ように平然とそこに立っておる・・・。 それをやってしまう貴様にだ。 小僧・・・貴様、何者だっ!」 陳南家 南流伝承者 南 こういち 「貴様でも、小僧でもない。 さっきから言ってるよ。 おいらこういち。」 X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「名前じゃないっ、貴様の素性だっ! このわしを、このわしを相手にしてまでもここまでの戦いぶり・・・」 陳南家 南流伝承者 南 こういち 「知らないね。 素性なんて・・・・。 おいらは じっちゃん、ばっちゃんの孫で、 とぉちゃん、かぁちゃんの息子だ。 他になんもない。」 ゆうすけ (そりゃそうだ。。) X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「ふざけた事を・・・。 全宇宙に君臨するこのわしに、逆らい たて突く貴様! ゆるさんっ! 」 陳南家 南流伝承者 南 こういち 「おいらこういち、陳南家 南流伝承者 南 こういち だ! この地球(ほし)は、 おいらが守る! 」 ぶぉっ ┗┗┗\\\ドッゴーーーン/// ┛┛┛ 再びこういちから吹き出した物凄い[気]が、辺りの土砂を舞い上げ、火山でも噴火 したような土埃を巻き起こしたっ! X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「くぅ・・・ ごたく抜きで貴様を倒してくれるわっ!」 V ズバっ☆ V V ズバっ☆ V こういちの横に突然現れ、強烈な蹴りが飛ぶっ! ガシっ☆ 飛ばされる事無くガッチリと受けたこういち、カルキはすかさず、 右手をこういちに向け、デス・ファイヤーをぶっ放すっ! ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≫ >>> <ξξシュルリンξξ こういちは炎を弾き、ものともせずジェット噴射の炎の中からっ! ド凄い拳の一撃っ! ≫≫ 『ぐわっ』 大地を引きずりながらも倒れることなく堪え、右手を天空に掲げたっ! X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「デス・サンダーボルトっ!」 [神霊巫女]利江 「きゃっ」 -つづく- (。、::。.::・'゜バチバチ。、::。.::・'゜) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年09月11日 11時44分06秒
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