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テーマ:最近観た映画。(40008)
カテゴリ:家で見た映画
何がどうなのか。 なぜ、この作品がアカデミー賞なのか。(監督賞・主演男優賞) 父性愛に満ちたサバイバルが観客の心を打ったとでもいうのか。 長年アカデミー主演男優賞を渇望していたディカプリオが、今現代の気鋭の監督アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥと組んで、賞取りを狙った作品。ただ、作品としては異様に暗く、画面も暗く(大自然の中で、自然光だけでの撮影)、復讐劇においても何を感動して良いのかもわからない。この作品のどこに感銘を受け、皆アカデミー賞に投票したのだろうか。うがった見方をすれば、消去法というか、傑作はなく、大自然の中でのロケ撮影、大自然と闘いながらの演技というものに、興味とシンパシィを感じ、結果を残しながらも授賞出来なかったディカプリオに授与したかったのかもしれない。 さて、クレジットを見てもなんだかなぁ、といった感じ。原作はあるようで、原作の一部にインスパイヤされて作ったもよう。それってどうなの? 復讐劇のこれが素晴らしいの?目には目を、歯には歯を、じゃないけれど、自分の身は自分で守るというアメリカらしさが良いのだろうか?ネイティブ・アメリカンとの関係性、フランス隊との関係性がよくわからないだけに理解に苦しむ。 隊長の行動も不思議だよな。本来なら、隊を組んでの追跡になるべきものを、物語の都合により、クライマックスのタイマン対決にもっていってしまっている。脚本も一考を要する。と思えるほどだからか、脚本賞はノミネートすらしていない。ゆえに、ドラマとしては陳腐で内容が足りなく思う。 ディカプリオがアカデミー主演男優賞受賞ということだけで必見と思えるけれど、ただ、それだけで見るべきものはないと思えた。 2015年/アメリカ/157分/R15+ 監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ 出演:レオナルド・ディカプリオ、トム・ハーディ、ドーナル・グリーソン、ウィル・ポールター、フォレスト・グッドラック、ポール・アンダーソン、クリストッフェル・ヨーネル、ジョシュア・バージ、ルーカス・ハース、ブレンダン・フレッチャー、デュアン・ハワード、アーサー・レッドクラウド、グレイス・ドーブ 原題:The Revenant お薦め度 「レヴェナント 蘇えりし者」★★★★(80%) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.09.25 10:54:19
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