白黒映画作品である。
当時の大御所ジャン・ギャバンと世紀の二枚目アラン・ドロンが二人主演で撮った作品。音楽がスタイリッシュで秀逸。この音楽、この「地下室のメロディー」の音楽だったんだと知り、感心し、脱帽。音楽が素晴らしい!
さて、作品は5年の刑期を終えて出所したギャバンが街並みも通りの名前も変わってしまった我が家に帰るところから始まる。フランスの近代化、住宅事業はこの時すでに始まっていたんだなぁ。
骨の髄まで犯罪者である彼は最後の大博打、大泥棒をやってのけようと計画し、一年同房だったドロンに声をかけることとなる。
そして始まる綿密な計画実行。
踊り子との恋のさや当てをはさみながら、契約実行までのスリリングさ華々しさ。
ラストはちょっと悲しい結末になってしまっているが、見てのお楽しみ。
1963年/フランス/118分/
監督:アンリ・ベルヌイユ
出演:ジャン・ギャバン、アラン・ドロン、ビビアーヌ・ロマンス、モーリス・ビロー、カルラ・マルリエ
原題:Melodie en Sous-sol
お薦め度
「地下室のメロディー」★★★(60%)