|
テーマ:最近観た映画。(40030)
カテゴリ:家で見た映画
「20センチュリーウーマン」文字通り20世紀に生きた女性の物語なんだけれど、描かれているのは40歳にして高齢出産して息子が思春期をむかえ大人になるために片親で難しい時をいかに過ごしたか、息子とどう接したかというドラマ。 ちょうどその当時のことを描いていて、まわりの女性たちに息子のことをあれこれ頼むのはとてもアメリカ的であると感じた。 ちょうど監督がそうなのかな?とも考えたが、見ると自身の母親をモチーフに描いているということなので、さしずめ監督はこの息子役の方だといえよう。自信が育った世界、その時代であるから記憶違いはあってもその空気感というか肌触りは間違いのないものであろうし、監督自身が感じたとまどい、拘束感なども本物であろうと思う。ただ、作品として見る時に、特筆すべきものはなく、おもしろいものも少なく、当時の世相と若者たちのある種の感情を切り取っただけとしかいいようがない。 この時代に見て、特に楽しめる物でもなかった。ただ、監督の母親に対する敬慕というかシンパシィは感じることができる。 原題を見ると複数形なので、少年を取り巻く女性たちを描きたかったのだろう。 アネット・ベニングは老けてしまった。とても魅力的でかわいかったのに、残念である。 2016年/アメリカ/119分/PG12 監督:マイク・ミルズ 出演:アネット・ベニング、エル・ファニング、グレタ・ガーウィグ、ルーカス・ジェイド・ズマン、 ビリー・クラダップ 原題:20th Century Women お薦め度 「20センチュリー・ウーマン」★★★(60%) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.04.15 11:45:08
コメント(0) | コメントを書く
[家で見た映画] カテゴリの最新記事
|
|