ジェニファー・ローレンス。
がたいのしっかりとした女優、決して美形ではない。演技も特筆するほどうまいとは思えないのだか、人気を博しているのか、ハリウッド映画に立て続けに出演している。
もっと大柄な感じがしたが171センチなんだ。
彼女を見たのは「早熟のアイオワ」が最初だった気がする。「アメリカン・ハッスル」を見ているが、彼女の記憶はない。話題をよんだ「ハンガー・ゲーム」シリーズは意識的に見ていないし、「パッセンジャー」でも、ヒロインとしては華やかさに欠ける気がした。ただ、「マザー!」は強烈だった。「マザー!」は見るべき作品ではない気がする。
さて、「レッド・スパロー」。一流のバレリーナが情報部員、工作員になるというちょっと奇をてらう内容ではあるが、凝りに凝った、練りに練った展開は主人公の彼女の真意が汲み取れず作品の深みにはまるには難解だった気がする。奇想天外、荒唐無稽、いや、空前絶後のクライマックスに驚くばかりであった。見どころは多々あれど、理解しがたい展開に、おどろおどろしい映像に、ついていけない気がした。
傑作となるには、何が違ったのだろう。
2017年/アメリカ/140分/R15+
監督:フランシス・ローレンス
出演:ジェニファー・ローレンス 、ジョエル・エドガートン、マティアス・スーナールツ、シャーロット・ランプリング、メアリー=ルイーズ・パーカー、ジェレミー・アイアンズ、キアラン・ハインズ、ジョエリー・リチャードソン、ビル・キャンプ 、テクラ・ルーテン、ダグラス・ホッジ、サキナ・ジャフリー、セルゲイ・ポルーニン、セバスティアン・ハルク
原題:Red Sparrow
お薦め度
「レッド・スパロー」★★★★(80%)