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テーマ:最近観た映画。(40017)
カテゴリ:家で見た映画
漫画「愛と誠」はよく読んだ。当時大人気で、確かコミックスも買ったように記憶している。テレビドラマの池上季実子主演作品は見ていたので、テレビドラマの主題歌と冒頭のナレーションが耳に残っている。主役太賀誠は誰かと言えば、夏夕介。太賀役としてはシュッとしたイケメンすぎるかな。西城秀樹の方がワイルドさと甘さがあり、より太賀誠らしく思える。石清水弘は中島久之とのことだが、石清水役としては顔が濃すぎたのでは。まぁ、池上季実子も早乙女愛としては小柄だし、目がたれすぎている。 この映画「愛と誠」を見て、監督なら三池崇史だと思ったらリメイク作品で三池監督が演出している。この新作「愛と誠」では太賀誠は妻夫木聡。彼の柄ではないと思うが。早乙女愛は武井咲であるが、彼女の役としては温かみと優しさが足りないのでは。また、石清水弘の役は斎藤工とある。斎藤もこの役には顔が濃すぎるし広すぎる。もっとシュッとした秀才タイプのはずだが。 新作についで、旧作に続編があり太賀誠の俳優がかわっているので、チェック。続編「続・愛と誠」では南条弘二.ちょっとやぼったくて線が細い感じがするが。高原由紀役は多岐川裕美とある。適役に思える。 続々編「愛と誠・完結篇」では加納竜が太賀誠。役に近いイメージがあるけれど、ちょっとチャラいかも。旧作での早乙女愛役は早乙女愛だった。早乙女愛のイメージからするとややかわいらしすぎるかも。もう少しすきっとしたシャープさが必要だったかも。 それにしても、この旧作映画「愛と誠」の山根成之監督も早乙女愛も病気で亡くなっている。西城秀樹も亡くなった。 さて、作品だが、今見ると一言で陳腐と言ってしまいたくなるくらい出来はよくない。よくこのような作品で公開されたものだと思わずにはいられない。しかし、二本立て興行が通常だった当時、これぐらいの出来でよかったのかもしれない。太賀誠と早乙女愛の二人のシーンがわりと多く。セット撮影での西城秀樹と早乙女愛の演技未熟さが作品の質にも影響していると思う。しかし、この作品は大ヒットしたようで原作者:梶原一騎がテレビ・映画製作に乗り出したとのことである。 西城秀樹自らが映画化したいと手をあげた「愛と誠」初主演映画として、記念すべきである。 1974年/日本/89分/ 監督:山根成之 出演:西城秀樹、早乙女愛、仲雅美、織田あきら、高岡健二、鈴木瑞穂、穂積隆信 お薦め度 「愛と誠」★★★(60%) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.08.16 21:54:28
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