クリント・イーストウッドの作品としては珍しく、物見遊山なシーンが続いた。実際、登場人物たちは物見遊山していたのだから、その意味では間違いないのではあるが。登場人物である乗客を救った若者たちの幼少期、小学生時の出会いからテロリストに立ち向かえる強者になったのかを理解させるために延々と若者の軌跡が描かれる。彼の夢の挫折が結果的にテロリストをとらえるということにつながるというある意味とて考えさせられる描き方である。
実際にあった事件である。
と、キャストを調べて、ビックリ!!!!!
無名の役者たちだと思っていたら、なんと若者3人は、この実際の事件でテロリスト取り押さえた3人が出演している!!それを思うとビックリだし、信じられない!素人を起用したイーストウッド監督、恐るべし!!
2018年/アメリカ/94分/
監督:クリント・イーストウッド
出演:アンソニー・サドラー、アレク・スカラトス、スペンサー・ストーン、ジェナ・フィッシャー 、ジュディ・グリア 、レイ・コラサニ 、P・J・バーン 、トニー・ヘイル 、トーマス・レノン 、ポール=ミケル・ウィリアムズ、ブライス・ガイザー、ウィリアム・ジェニングス
原題:The 15:17 to Paris
お薦め度
「15時17分、パリ行き」★★★☆(70%)