『スパルタカス』を見て
「スパルタカス」この前、NHK-BSで放映していた「スパルタカス」。ビデオに録画しておいたやつを今日見た。長時間なのでなかなか見るのが大変だった。その昔、1977年3月4日と11日に前・後編で民放で見て以来だ。ラストの十字架のところだけ記憶に残っていて、ぜひとももう一度見てみたい作品だった。改めて見て、ほとんど忘れていることに気づいた。なにもかも忘れていた。当時、カーク・ダフラスぐらいしか知らなかったが、美貌のジーン・シモンズや英国のシェイクスピア俳優ローレンス・オリビエなどの出演にびっくり。また、監督もスターリン・キューブリックとは。あらためて鬼才の監督だったなぁという印象を深めた。若かりし頃に感動した点は自由への渇望もさることながら、捕虜となった奴隷たちが「スパルタカスは誰か」と問われたときの行動だろう。ここは記憶があったので、はは~ん(知ってる、知ってる)といった感じだったが、初めて見たときは、衝撃が走り感動した。いや~、本当にいい映画です。CG全盛の今なら考えられない壮大なスケールのロケ、エキストラの数。素晴らしいの一言です。インターミッション(休憩)が入る作りなど、当時がしのばれていいなぁ。