超時空自転車通勤　～湘南編～

　ＪＡＸＡ調布航空宇宙センターの一般公開へ友人と参加してきました。
　この記事は，『空を目指す自転車乗り（前編）～プロペラカフェ編』の続編です。

　
投影型シミュレーター posted by (C)nekki5149


　＜ＪＡＸＡ調布航空宇宙センター＞

　当ブログがいつもポタリングの参考にさせていただいているみいこさんのブログ『青赤自転車でいこう。２』中の記事『JAXA一般公開デー』でこの日のＪＡＸＡ（宇宙航空研究開発機構）調布航空宇宙センターで行われた一般公開イベントが紹介されております。

　
　今回私は友人と合流するため第2会場である調布航空宇宙センター飛行場分室（東京都三鷹市大沢6-13-1）へと自転車を走らせました。

　
コントロールタワー posted by (C)nekki5149

　この施設は，調布飛行場のコントロールタワーの道を挟んだ向かい側に位置しています。

　イベントの内容は以下の１から４のとおりです。

１．君も整備士！見えない傷を見つけよう！
　　飛行機の整備士のように、非破壊検査装置で材料の中の傷を発見してみよう。

２．ソニックブームを体験しよう
　超音速機から発生する衝撃音「ソニックブーム」の模擬音を体験してみよう。

３．風洞の中で風と遊ぼう
　実際に風の吹いている風洞の中に入って、空気の流れを体感しよう。

　
風洞実験装置 posted by (C)nekki5149

　みいこさんも上記記事の中でかかれていますが，風速９ｍ／毎秒の風はかなりの強風でした。

　窓の中ではしゃぐお子さんが写っていますが，これは風洞実験装置のほんの一部です。

　実際にこの風を作り出すための圧縮装置は別の部屋にあり，向かって左側からつながっています。

　本来はこの窓から見える部分に飛行機の模型を置き，気流の様子を調査します。


　
風洞実験用アーム posted by (C)nekki5149

　例えば，このような実験機の形状をした模型を風洞内に置きます。この機体模型の後ろに取り付けられたアームは，模型の姿勢を制御し，様々な姿勢角条件下の空気の流れを調査することが出来ます。

　実際には，数値計算によるシミュレーションの精度が非常に高くなっているため，このような実験の手間はかなり省けました。


４．飛行船のシミュレータ
　シミュレータで飛行船の模擬飛行を体験しよう。


　
　＜フライト・シミュレーター＞

　飛行試験設備内には面白いものがありました。
　
　
シミュレータ posted by (C)nekki5149

　この箱の周りにごてごてと取り付けられた物体は何でしょうか？

　実はこの白い箱の中心部には操縦席があり，この黒い部分にはディスプレイ装置およびビームスプリッターと呼ばれるハーフミラーと凹面鏡を組み合わせたものが仕込まれています。

　しかも，モーション・ベースと呼ばれる台の上に操縦席部が載っているため，飛行機の傾きや加速度を擬似的に表現できます。　

　これによって，操縦席部に座る人にとっては自分で操縦しているかのような景色が計算機によって画面に映し出され，実際に加速度を味わえるのです。

　
無限遠表示装置 posted by (C)nekki5149

　このビームススプリッターとディスプレイモニターを組み合わせた装置を「無限遠表示装置」といいます。
　

　＜スクリーン投影型シミュレーター＞
　
　
投影型シミュレーター posted by (C)nekki5149

　これは，湾曲したスクリーンにプロジェクターで投影した画面によって操縦感覚が味わえるシミュレーターです。

　こちらのタイプは，ご覧のように多人数で同時に楽しむことができるという特徴があります。

　
投影型シミュレーター２ posted by (C)nekki5149

　画面が刻々と変化し，見学者の皆さんも夢中になっていますが，この人達が乗っている台も，モーション・ベースによって姿勢や加速度を模擬しています。


　＜充実して満足感高い＞
　
　このように色々楽しめて，全て無料です。

　しかも，ボールペンとカレンダーと衛星のペーパークラフトなどのお土産ももらえました。

　私の友人も大喜びでした。マニアめ！（笑）

　
夕日の調布飛行場 posted by (C)nekki5149

　この後，プロペラカフェで食事をして調布を後にしたのでした。（ついでに味噌ラーメンを途中で食べたのでした。）


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