シイナと麻美
<喫茶店編(1)> 暇にあかして書いてみた。 ちなみにシイナと麻美に元ネタはなし。名前はシンナーと麻薬からですけど。麻美 「暑いなー。 じめじめして肌にまとわりつくような暑さが嫌だね。 これは人類の滅亡も近い」 シイナ「飛躍しすぎ!でも不快なのは同意。あと電車に乗っている時、 においがしてないか不安になるのも嫌だなー」 麻美 「加齢臭ね」 シイナ「まだしないよ!ぴちぴちの10代だし」 麻美 「ぴちぴちて、ぴちぴちて…」 シイナ「2回言うなぁっ!」 麻美 「そういえばうちは6月に学園祭があるんだよね」 シイナ「出し物は何にするんだろうねー。 喫茶店とかお化け屋敷とか」 麻美 「SMクラブとか」 シイナ「コアすぎるよ!」 麻美 「人気は出そうだね。 校長先生なんかはりきって前日から並んじゃって。 私めを豚と罵って下さいと叫びながら」 シイナ「こわすぎるよ!」 麻美 「学園物の漫画とかアニメとかだと、定番は喫茶店だよね。 現実にはそんなにないと思うけど」 シイナ「何にしても私、接客系は苦手だなぁ。 物を売るのが得意じゃないし」 麻美 「シイナ、売るのは得意そうだけどなー。 日ごろから、悪魔に魂を売っているし」 シイナ「魂なんて売ってません」 麻美 「体だけか…」 シイナ「だから売ってないって! 麻美こそどうなの?接客は得意なの?」 麻美 「やったことないからわかんないけど、 喫茶店くらいなら誰でも出来そうだけどなぁ」 シイナ「そこまで言うなら試しにやってみてよ」 麻美 「いらっしゃいませ。お一人さまですか?」 シイナ「はい」 麻美 「そうだと思いましたよ(にやにや)」 シイナ「なんかムカつく…」 麻美 「ご注文は何になさいますか」 シイナ「レジで注文を聞くんですね…じゃ、オムライス」麻美 「オムライス?(にやにや)ここはフランス料理店ですよ」 シイナ「ムカつく…じゃぁ、あなたのオススメの料理で」 麻美 「それでしたら、ラーメン定食がオススメです」 シイナ「どこがフランス料理なのよ!ま、いいや、ならそれで。 どこに座ればいいのかな」 麻美 「では、そこの扉を開けまして、道路を隔てた向こう側の お店へお入り下さい」 シイナ「他店の料理をすすめてたのか!」 麻美 「そうですが、何か?(にやにや)」 シイナ「ムカつく…もういいよ。その店に行くから」 麻美 「ではお会計1200円になります」 シイナ「何で!?」 麻美 「当店のスマイルは有料です(にやにや)」 シイナ「笑うなっ!」