テーマ:都市計画・まちづくり(105)
カテゴリ:古河市の発展
今日の新聞に、市民文化センターに反対する市民団体が、市長のリコール(解職請求)をめざすという報道がありました。「市長は住民投票をやらないから、クビにしましょう!古河市を変えましょう!!」というのです。たいへん残念です。これは私が文化センターの建設にもろ手を挙げて賛成だからではありません。議会で十分な話し合いをしないまま、結論を急ごうとしているからです。
もともと、政府は、各自治体であまり国に依存しない強い足腰の自治体を作ってほしいということで、合併特例債という持参金を渡して、市町村合併を推進してきたという事情があります。ですので、今しなくてはいけないのは、未来の古河市にとって何が必要かということです。これがみんなの思いの土台になくてはいけません。 ところが、多くの市民は、自分の財布にはお金がないのに、そんな大金を使うなんておかしいじゃないかとか、市長は自分たちの言うことをきかないから横暴だという視点でしかものを考えていないのです。つまり、もし、自分が市長だったら、どのように市を発展させていこうかなどとは考えたこともないのが普通だと思います。 そのような理解が進んでいない状態では、かりにリコールが成立しても、不成立になっても、ベストとは程遠い結果になるのではないでしょうか。リコールというのは選挙で選ばれた市長の全面的な否定ですから最後の手段であり、軽々しく持ち出すべきではないし、またそんなことをしなくても目的は達成できるはず。ここでいう目的とは「私たちの次の世代に、幸福で豊かな生活をさせてあげること」です。 今の子供たちや、これから生まれてくる子供や孫のために、私たちはどんなことをしてあげられるかということを真剣に考えてみることが大切だと思います。そして、そう考える習慣をつけられれば、私たち自身の心も満たされ、不満や不安が解消し、経済的安定ももたらされることになると私は考えます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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