古河市の周辺の合併状況
2010年3月末日をもって合併特例法は期限が切れ、政府主導の合併推進の動きは終わりました。この「平成の大合併」によって、1999年に全国で3229あった自治体は1727に減りましたので、皆さんのお近くでも影響があったのではないかと思います。3月に入り、駆け込みで、古河市近隣の自治体の合併が続きましたので、整理しておきたいと思います。 3月12日、埼玉県栗橋町が、久喜市・鷲宮町・菖蒲町と合併 →新・久喜市(人口154,482人) 3月23日、埼玉県北川辺町・大利根町が、加須市・騎西町と合併 →新・加須市(人口115,104人) 3月29日、栃木県藤岡町が、栃木市・大平町・都賀町と合併 →新・栃木市(人口140,543人)古河市は2005年9月12日に、総和町、三和町と合併したのですが、それ以前、旧・古河市の周囲には、茨城県総和町・五霞町、栃木県野木町、藤岡町、埼玉県北川辺町・大利根町・栗橋町が接していました。このうち今も残っているのは五霞町と野木町の2つだけで、新たに茨城県坂東市・結城市・境町・八千代町、栃木県小山市・栃木市、埼玉県加須市・久喜市がお隣さんになりました。つまり、以前、古河市の周りには、7町しかなかったのですが、現在は6市4町に囲まれていることになります。また、古河市の人口は、合併当時に約14万6千人ありましたが、現在は約3千人ほど減ってしまっています。これに対し、久喜市、加須市、栃木市は合併により人口を倍増させています。こうしたことをふまえ、私たちは新たな気持ちで取り組まなければならないときを迎えたのではないかと思います。それは、地域での中心的・主導的な役割を担うという意識を改め、新しく合併した自治体と絆を結び直さなければならないということです。そして、市の将来をどうしていくか、というまちづくりの構想や戦略を改めて考えていくことが必要ではないでしょうか。