カテゴリ:外国のこと
あるイベントの会場に飾るために、アジサイの鉢植えを予算をやりくりして買いました。
イベント後は誰かの家の庭に植えようという予定だったのですが、手入れ方法を読むと直射日光にあてると花が枯れる、レース越しか木陰に鉢を置け、とありました。時々鉢の向きをかえて光が均一にあたるようにしましょう、とも。 ということは地植えはおすすめできないということだろうと解釈して、ある人のオフィスでていねいに水遣りをしてもらっていました。時々のぞきに行くと、きれいな花が咲き誇っていました。 ところがある日、仲間の一人が誰に相談することもなく、オフィスの外の土(とても花壇とは呼べないような場所)に植えてしまったのです。他人のオフィスに勝手に入ってですよ。(イベントの準備に便利なようにと、鍵を渡してあったのです) この人の行動を皆は非難しました。 まず、人のオフィスに勝手に入ったこと。 他の仲間に相談しなかったこと。 これまで愛情をそそいでオフィスで育ててくれた人の気持ちを無視したこと。 手入れ方法を守らず太陽かんかんの場所に植え、アジサイを虐待したこと。 ところがその人は、アジサイは地植えすべきだと主張して譲りません。 自分でも同じ種類の鉢を買って植えたが、元気で育っているというのです。 アジサイの講義は不要です。この人の身勝手さに皆は怒っているのです。 地植えにして二日目、花が落ち、葉っぱが茶色になってしまいました。 環境の激変で弱るのはよくあります。花真っ盛りの時に植え替えられて、アジサイとしてはもうくたくたなのじゃないかと察します。しかも温室育ちのか弱きアジサイ。 そして次の日。もう限界。 見かねて鉢に植えなおし、とにかく持ちこたえてくれることを皆で祈りましたが、状況は悪化するばかり。 ここにいたって、強引に植え替えた人に、あなたが余計なことをしなければこんなことにはならなかった、と仲間の一人が言いました。 すると、植えたままにしておけば大丈夫なのに、鉢の土が悪いからだめになったと。そしてアジサイごときで何をそんなに怒っているのか、と大笑いする始末。 これほど人にも植物にも無神経な人だとは思わなかった、とイベント仲間はぷんぷんです。もちろんわたしも。 今からでもアジサイを救う方法はないものでしょうか。 花が多いと疲れるんじゃないかと、適当に枝を切ってみたのですが。 その枝を家で植えたら、根がつくでしょうか。 2,3年してたくましく育ってくれたらいいのになあ、と思うのですが。 それにしても腹が立ちます。 その人と同じ職場の人が言ってました、すべてに身勝手な人だそうです。 やれやれ。 アジサイ、ごめんね、こんなことになって。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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