犬猿の仲
インテリアデザインの学校出たって割には,働いてるのゼネコンなもんでジューシーなインテリアデザイン関係の話題が書けなくて悪いと思ってはいるもののホントにないのよジューシーな話私の同級生で、インテリアデザインの会社はいった子なんて『シカゴブルズの選手の億ションデザインしててー』なんていってたけど、私が、今やってるのは、28階建ての分譲住宅で結構カスタマイズの激しいプロジェクトなんで色々勉強にもなるし、退屈ってことはまず無いし、学校で学んだことは随分役に立ってるんだけど毎日の仕事は、『マスターバスルームはこんなおしゃれなタイルで、パターンはこんな感じ で』とか『暖炉はこんな感じで、天井までもってって、ドライウォールに小物を置く 穴を作ったリー』というより『おしゃれなタイルを張るには、どんなことが要求される? 場所によってはブロッキング(壁に木製や、鉄製の支えを埋め込むこと) を壁に入れなきゃいけないし、アップグレードにはいくらかかる? 最終的にお客さんにかかる費用はいくら?』とか『暖炉をアップグレードするには、大工さんの手間賃はいくら? 材料代はいくら? 既存の部屋の出来上がり具合によっては、 コンセントを動かしたりしなきゃいけないし、、、、』といった、裏方の仕事に徹してます、はい。まあ、色々と長くなりましたが今日は、タイトルに書いたとおり『犬猿の仲』の話これってどんな職種にもあるんだろうけどここに登場するのは建築士、インテリアデザイナー、インテリアデコレーターの三者まず、インテリアデザイナーに対して気軽な気持ちで『インテリアデコレーター』と呼ぶと嫌がる人多いですまた、建築士の前で『私はインテリアデザイナーです』というと、微妙な顔をされることが多いです私が学校に通ってたとき先生に、インテリアデコレーターになるなって口をすっぱくして言われましたデコレーターになるには、免許はいりません。カーテンを選んだり、カーペットを選んだり、インテリアのコンサルティングをするのがデコレーターなのだそう。で、インテリアデザイナーというのはもちろんカーテンを選んだり、カーペットを選んだりしますがさらに必要な場合、与えられたスペース内で壁を動かしたり、パイピングの位置を変えたり、などなど電気、上下水道、HVAC(heating, ventilating & Air Conditioning)の知識もあります。。。。。って言うか、学校では一応習うんですけどね。。。でも結構知らない人多いで、国内共通の試験に受からないとインテリアデザイナーにはなれませんし、免許がないのに『自分はインテリアデザイナーだ』というと詐欺で捕まりますだから、多くのインテリアデザイナーは、『私は、デコレーターより知識があるし、デコレーターなんてなりたきゃ誰でもなれるわ。一緒にしないで!』っていうメンタリティーの人が多いのは確か。で、建築士が何をするのかは皆さんご存知の通りですので、説明しませんが建築士がインテリアデザイナーを煙たがるのは『中途半端な知識だけで、知ったかぶったように 建築士気取りをするな』っていうことなのよ。確かに、デザインや、見た目がいいからという理由だけで突っ走っちゃう人いるんですけど実際、それを現場で成功させようとするとすごいお金がかかったり、人件費がべらぼうにかかったりしちゃうわけデザインを紙に書けても、『じゃあ、一体それをどうやって建てるの?』っていわれた時『うーん、分からない』ってのが多いんだってというわけで、建築士や業者との繋がりが多い私の立場では『Interior designers are pain in the butt』というフレーズを聞くことは多々あります残念ながらインテリアコーディネーターの知り合いがいないのでコーディネーターが私たちをどう思っているのかは。。。不明でも、きっと嫌われてるわね私が、インテリアデザインの学校出だって知ると、『なんだ、インテリアデザイナーって知ったかぶって、お高くとまったツンケンしてる人多いけど、SHIMAYUってイメージと違うなあ。』って。。。。。。。。そうねぇ、私ちょっと芸人イメージ強すぎるわね。。。。。って威張ってる場合じゃないわねでも、私にしてみれば、ちゃんと正直に真面目に仕事をしてれば自分の肩書きが何であろうと、あんまり関係ないんだけどねぇ結局、自分の仕事は、肩書きでじゃなくて、どういう仕事ができたかで評価されるんだからと思うんだけど