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カテゴリ:健康、医療
本日付日本経済新聞は21面で国立感染症研究所と東京医科歯科大学のグループがマウスを使ってエイズウィルス(HIV)抗体の作成に成功したと報道しています。
HIVは人とチンバンジーのT細胞にだけ感染し、ほかの動物には感染しないのが特徴であり、 マウスに感染させてウィルスを大量に増殖させたり、ウィルスに対する抗体を作らせたりできず、 治療薬やワクチンの開発の障壁になっていた。 ヒトの造血幹細胞を移植して、ヒトと同じ赤血球や白血球などを含む血液が流れるようなマウスを作って、このマウスにHIVを感染させ、血液中に抗体ができていることも確認した。 なお、この実験の背景には財団法人実験動物中央研究所が「超免疫不全マウス」を開発し、 ヒと同様の血液が体内を流れるマウスを開発できたことがある。 エイズ対策のみならず、医学、医療の進歩の上でエポックメイキングになるかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年11月20日 14時46分16秒
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