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カテゴリ:介護とか
ジジが倒れてから11日目。
子供たちを連れて、お見舞いに行ってきました。 ババから聞いているジジの状態は、 ・右麻痺は強く、麻痺した側は動かせない ・言葉をつかさどる神経部分が大きく害されているので、言葉がでない。(失語) でも、こちらの言うことは理解できているようす。 ・歯磨き、髭剃りなどは自分で行っている。(仕上げなどの補助あり) ・歩行のリハビリも始まった。 という感じ。 聞いただけだと回復しているのかどうかピンとこない… 病院でババと待ち合わせして、病室へ向かいました。 ババの手には大人用オムツ1パック。 あ。 オムツなんだ… そうだよね。 相部屋だし、マンツーマンの介護なんて望めるはずもないし。 歩行訓練だって始まったばかりだしね。 そう自分にいいきかせても、やっぱり、けっこうショックでした。 でも、私以上に本人がショックなんだろうな… 子供たちも家では お嬢「ジジに絵本読んであげるのー♪」 ちー「ジジの手をいっぱい握ってあげるんだー」 と張り切っていたものの、実際は2人ともフリーズ。 旦那曰く、 「うまく言えないけど、ジジがまだふわふわしているというか。 たまに、前のジジが戻ってくるけど別人になってるときもあるから 子供たちは敏感に感じ取っていたんだと思う」とのこと。 うーん。難しい… それでも、ちーがスイミングで(半年もかかって)進級できたことを報告したり お嬢は切りすぎた前髪(父がカットしたらこうなった)を見せたりすると、 ジジは笑顔を見せて、子供たちの頭をなでてくれました。 20分ほど見舞って、ジジも疲れてきたようなので、帰ることに。 帰り際、子供たちにジジの手を握らせて挨拶させていると、 ジジが、最後に私の手もぎゅっと握ってくれました。 … 病院の作業療法士さんの話では 「医師の診断がまだなので、はっきりは言えないが、 言葉については、これ以上回復がない可能性もある」とのこと。 本日、2つ目のショック。 検査は次の土曜日で、医師から詳しく話があったわけではないですが。 言葉を失うということは、コミュニケーション方法を奪われるということで。 伝えたいことが伝わらない。 ある意味、ものすごく孤独になってしまうという恐怖。 … せめて単語だけでもいいから、不明瞭でもいいから、 話せるようになってほしい。 そうすれば、ジジの希望や望みをどうにかしてたどっていけるから。 今まで、何一つ孝行らしいことができていない私に、 そのチャンスを与えてほしい…。 そのために、「リハビリ頑張れ」なんて、かなり自己中だけど、 それでもやっぱり少しでも良くなってほしいし、 良くなることをあきらめないでほしい… 帰り際にぎゅっと握ってくれたジジの手の温かさと力強さを思い出しながら 夕飯のお米を研ぎながら、やっぱり泣けてきて 今日のご飯はすこし塩気があったかも(苦笑) ああ、だめですね。 めそめそしてちゃ。 にほんブログ村 今読んでいるのはこちら。 【送料無料】脳が言葉を取り戻すとき ひとくちに「失語」と言ってもいろんなパターンがあるんだなぁと。 あと、言葉を取り戻すって年単位での辛抱強いリハビリが必要なんだなと さまざまな症例を見て再認識しました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.04.24 23:52:52
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