農園から約10分ぐらいの所に観光名所
久米の五枝の松があります。
18世紀初頭、土帝君(どていくん)農業の神を祭った時に
植えられ樹齢250年あまりになります。
一般に松は、成長するに従い上方に伸び樹高は、20メートル程に
伸びますが、久米の五枝の松は、石を枕にして地面に広がり枝が
波打つように広がり、高さ6メートル、幹が約4,3メートル、枝が地面を
おう面積は250平米に及ぶ琉球松で日本の名松100選にも選ばれています。
この歌は、久米島の象徴である名木【五枝の松】を讃えた
琉歌で琉球古典音楽の【久米島はんた前節】として三味線に
のせて歌われるそうですが恥ずかしながらまだ聞いたことが
ありません。
意味は、久米の五枝の松は下枝を枕にしているが
愛しい彼女は、私の腕を枕に寝るのである。
思わず溜息が・・・どんな溜息かは聞かないで下さい。
あ~あ愛しい彼女になりた~い
五枝の松の他にも、敷地にはこんな場所もあります。
あんざん岩のお休み処
この井戸は、ウフガー(産川)と呼ばれ水道が普及するまでは
近隣の住民に利用されていました。ウフガーの名の由来は、
昔は、この水を産湯に使ったことからきています。
向かいには、カンジンダムが見えます。
側の川には、1993年発見された久米島ホタルが生息しています。
ホタルの成虫は、5月頃 水辺の突き出た苔等に卵を産みつけ
約1か月でふ化し幼虫となって水の中に入ります。幼虫は、巻貝の
仲間【カワニナ】等食べて6回の脱皮をしながら成長します。
3月上旬に岸にはいあがると土にもぐりまゆの中でさなぎとなり
上陸して40日で成虫となり産卵をすませ二週間ほどで命を
閉じます。はかない命だから精一杯輝いているのでしょうか