9.800円と20.400円の違い
19日に沖縄本島へ出発し、1泊を那覇市で過ごしてきました。時々出かける都会の風もなかなかいいものです。用事の合間をぬって映画「ダイ・ハード」を鑑賞、本屋 さんによって数冊の本を買い込み、ミスタードーナッツでお土産のドーナッツを買いました。映画館も本屋さんもドーナッツ屋さんも島にはありませんから。 さて、帰りの飛行機で、島出身の先輩と乗り合わせました。今は本島に居を構えている彼女と久しぶりと挨拶を交わしたあとで、「飛行機賃が高いから、なかなか家族で里帰りすることができないわ」「たった30分なのに、確かに高いですよね。島に住んでいる私たちは離島割引制度があるからまだいいけど・・・」「島ンチュ(島人)は安いって聞いたけどいくらなの?」「片道4.900円、往復9.800円。島外の人は高いですよね、11.000円くらい?」「え~っ?片道11.800円だったよ、なんで?」 ほんとに高くて申し訳ありませんが、島の住民は小規模離島活性化事業の恩恵を受けて、片道11.800円の運賃が片道4.900円と割安になっているのです。 正直、この恩恵は大きく、私もこれを利用して沖縄本島に出かけます。買い物も宿泊も食事も楽しんでこれます。でも、お金を本島に落としてくるのが多くなってきました。 一方、島外在住の久米島出身者の皆さんや観光のお客様は片道11.800円、往復20.400円の運賃を支払わなければならず、島に入るのを躊躇してしまい、結果、観光面においても島外から収入の獲得を困難にしてしまうのです。特に島外在住の島出身者の方々には、里帰りもままならぬほど痛い出費となるようです。 飛行機がダメなら船があるさ船の4時間の航路を気にならない方は十分船旅も楽しめますが・・・・