カテゴリ:声楽曲
バッハ◇マタイ受難曲より 52.「アリア:わが頬の涙」 まずこれほどの大曲、大作を取り上げるにはこの小さなページではあまりにもお粗末なのではないか・・とも考えたのですが今後もシリーズとして再び取り上げていきたいと思います。 グイド・レーニ(1575-1642 伊)◇聖マタイと天使 バッハはドイツ生まれ、1685年~1750年の生涯、当時としては比較的長生きをした音楽家です。また大きく3つの活動時期に分けられます。 ワイマール時代 1708年~1717年 23才~32才 そしてこのマタイ受難曲はライプツィヒ時代を代表する作品であると共に、バッハ全作品中の最高峰に位置づけられる作品でもあるのです。しかしながら残念な事に1727年ライプツィヒの聖トーマス教会で初演された時はそれほどの評価を受けませんでした。以後改定を繰り返し1736年に完成したといわれています。 ところが今日私たちがこの大作を知る事が出来た裏には、そのおよそ100年後1829年に「奇跡的な復活上演」があったからなのです。それはロマン派作曲家、メンデルスゾーンの貢献、偉業によって歴史的な上演がなされた事により、バッハの再評価につながったからなのです。 ゴッホ(1853-1890 和蘭)◇ピエタ(哀れみ、慈悲)
<作品について> 新約聖書「マタイによる福音書」の26,27章のキリストの受難をテーマにしたもの。多くの独唱、合唱、オーケストラを伴う大規模な音楽作品です。演奏時間はカット無しで約3時間、最近のピリオド奏法では2時間30分という長編です。 第一部 : イエスの捕縛まで
第二部 : イエスの捕縛、裁判、磔刑、埋葬と封印まで
それぞれのタイトルには合唱と独唱があります。合唱=コラール=群集=公的に対して、独唱=アリア=イエス・ペテロ・ユダ・ピラト・大祭司等の聖書引用部分にもとづいた台詞、そしてバッハ自身の感情、意思、思考表現の要素があります。 ドラクロワ(1798-1863 仏)◇埋葬
今日お届けする曲は、第2部「鞭打ち」から52番:アリア「我が頬の涙」です。
今日の1曲◇バッハ:主よ、人の望みの喜びを お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 7, 2011 05:16:47 PM
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