着信アリ
昨日、テレビでやってました。ホラー映画『着信アリ』私は本来、ホラー映画が好きでは無いんです。昔の『牡丹灯籠』とか『四谷怪談』とか、あのへんは「思いのある人の所に出る」という非常に分かりやすい筋立てなので好きなのですが、最近の、しかもちょっとハリウッド物とかを意識しちゃってる「何の関係もないのにどうして私の所に来るの~」的なものは厳しいです。だって見終わってからちょっと不安になるじゃないですか。トイレのドアを開ける瞬間とか…。しかし、昨日は公開当時かなり話題になっていたのと偶然テレビがつけっ放しになっていたのとで、つい…。思いのほか結構楽しめたのですが、続きを作る気満々のラストシーンに興醒め…。かわいそうなことに無理矢理付き合わせた息子君は「恐い。一人でトイレに行けない」「一人でお風呂入りたくない」「2階で一人で寝るの嫌」「自分で消すから電気着けといて」とヨワヨワ発言を連発。すまん、息子君。『学校の怪談』とか読んでるから平気なのかと思ってました。で特別にリビングのソファで寝るのを許したのですが、眠くないのか、恐くて眠れないのか、なっかなか電気を消さない。明け方様子を見にいったらまだ着いてる。「これは絶対そのまま寝たな」と思って簾の間から手を出してスイッチを押そうとすると(ちょうどソファの後ろに間仕切りの竹の簾があってその横の壁にスイッチがある)「ぅだあぁぁぁぁぁぁぁ~!うあ!うあ!うぁ~!」という悲鳴が。眠りが浅くなった所で簾の音がしてちょっと目が覚めちゃった所に私の手と頭がニュ~っとはえて来ちゃったらしい。目が合ってもしばらく叫びっぱなしで、しかも梅図かずおの漫画に出て来そうなすごい顔。あんたの顔と悲鳴の方が恐かろうって話さ。全くビビり過ぎだよ、失敬な。