●『24_シーズン４』_オススメ度★★★★（満点５点）

シーズン３が死人出まくりで後味が悪かったのだが、今回はいい。
もちろん死人は出るが、物語の展開上やむをえないなと思える程度。

このシリーズでテーマとなっている、組織と個人のジレンマ（仕事や愛情）が
集大成のようにきっちりと描かれている。

CTUで働いていると、時には仲間を見捨てたり、親の死に目に会えなかったり
裏切ったり裏切られたりすることも多い。
テロに対抗する、という時点で非人道的な行為が必要とされていることもある。
しかし、主人公ジャックのように根っからそのような仕事が向いている、
目的のためには手段を選ばないことも出来る精神的な強さを持ち合わせている人もいる。
一般的な家庭的な幸せは不可能。
ということからすると、今回の結末は非常に自然なものだったといえる。
残念だなぁと思いつつも、納得できるものだ。

物語の濃密度合いはすごい。次から次へとテロ行為が行われ、
どれかひとつだけでも十分物語となるのに、惜しげもなくネタを出してくれる。

トニーファンとしては、今回の措置は良かったなぁとおもう。
しかし、ミシェルは綺麗になっていたなぁ。

エアフォースワンや核関連資料「フットボール」がこんな感じなんだぁと
思わせるのもなかなか面白い。

感情的にアホみたいに騒ぎ続ける司法長官の息子は癇に障った。
いらだちを他人に見せ付けるのは良くない。
もっと冷静に生きてほしい。
俺が昔自分の感情をすぐに出していたことを思い出してしまうため、
ますますいやになる。

しかしそういうことを書くと、じゃあこの日記で自分が日常腹立つこととか
いやなことを書くというのはどうなんだ、と自問してしまう。
自分なりに少しは消化しているつもりだし、読むのがいやなら
この日記を読まなければいいわけだから、まぁいいかな？と思っている。

ずいぶん本題から離れたが、大変いいエンターテインメントだと思う。

#で、ベルースはどこ？(笑)