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カテゴリ:映画
●映画『ゲド戦記』_オススメ度★★(満点5点)
http://www.ghibli.jp/ged/ このHPをクリックして流れる音楽と映像はなかなかいい。 実際に映画館でこの歌を聴かされると、気恥ずかしくて…。 確かに歌唱力はあるが、歌いだすシーンに入り込めなくて…。 長い原作の一部を映画化したので、世界観をある程度説明できていないのはまぁ仕方ない。 だから、「難しかった!」という感想は当然だが、ある程度は自分で補完すればいい話。 ただ、それでも補完しきれないところは、作品が不親切、ということ。 作品に自分が合うか合わないか。 <以下ネタバレ感想のため、読みたくないヒトは読まないように> <いいところ> ・アレンが「影」に乗っ取られて?狂気を顔に前面に出すシーンはいい。端正な顔立ちをした主人公が発狂するのはギャップがあって大変いいこと。 ・アレンが奴隷として捕まってしまい車で運ばれる時の諦めきったような表情はいい。結局、アレン萌えのヒトは良かったんじゃなかろうか。 映像はさすがジブリ、ということでクオリティはいい。 ・「真の名」を教えることが相手への従属や信頼を表している、という設定はなかなかいい。 kupangeを名乗っているこの俺には「真の名」があるわけで。 本名以外に「真の名」があったら面白いなぁ。自分で決めるんだろうか、それとも親?それとも超自然的な存在から? <わるいところ> ・物語としてカタルシスがない。もちろん原作が長くて、その一部しか出来ない、という事情は分かるが。 ・言葉ではなく、物語で「世界は均衡を崩している」というメッセージを描けていたのかどうか。描けてないと思う。 現代世界の命を軽く扱う風潮や、なんとはなしの世界の不均衡への不安、クスリなどを取り上げたのは分かるし、問題意識も 分かるが、ストーリーとしてどうだったか、エンターテインメントとしてどうだったか。疑問が残るといわざるを得ない。 ・「命を大事にしない奴なんて大嫌いだ!」って有名なテルーの台詞。何故そこで言うの?という唐突感。 アレンが父を殺したことが分かったの?なんとなく?ありえねー。お前、命を助けてもらっておいて、なんでそんなこというかな? どっかのレビューで読んで笑ったのが、結局主人公二人が人を殺しておいて、「命を大事に…」ってコピーはねぇだろう、というところ。 ・結局、アレンが父を殺した理由がわからない。影に乗っ取られたんだろうが、それでもよく分からない。 ・とにかくエンターテインメントとしてイマイチ。 #まぁでも観ないと分からないところもあるんで後悔はしていない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年08月13日 13時11分52秒
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