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カテゴリ:映画
●『眼力』齋藤孝_オススメ度★★(満点5点)
著者は、『~力』シリーズ好きでブランドを作ろうとしているようだ。 『質問力』とか『コメント力』とか著書多数。 これは色んなシーンで人を見抜くときに必要とされる「眼力」の本。 この本が面白いというよりは、ここで紹介されている 『氷川清話』勝海舟が面白そうだと思った。 勝がどのようにして人間を観察し、評価しているか、 西郷隆盛という人物を見極められたが故に江戸無血開城という 大きなことが出来た、というところが描かれている。 幕末というものすごい激動の時代では偉大な人間が出るもんだ、 ということがよく分かる。人間は追い詰められると力が出る、というが その国の人物も、国が追い詰められるとよく育つということなのかもしれない。 安逸に過ごせる国にはその程度の人物しか育たないというと 全く納得できる。 ・自分の中にシンプルなふるいを持て これはなかなか面白い。自分の中では漠然と持っているつもりなのだが、 明確に言えるかというと自信がない。一つの基準を持っていると その基準に基づいて人を判断する、という経験が積めるので その基準も練れてくるということ。 ・二つの座標軸で人を見るといい。例えば、「自己客観性」と「自己肯定力」。 これらをどの程度のバランスで持っているかで人を判断する。 自分で考えると、どうしても自己客観性が失われることが多いので、 これは人に聞くなどして絶えず意識していこうと思う。 昔は自己否定力の塊だったが(笑)、今は考え方を変えて 大分肯定できるようになった(笑)。特に欲望についてって書くと変だけど(^^; まぁやりたいことは今すぐやれって程度ね。 #人を見る、自分を見るときの「眼力」。まぁ確かに意識すると面白い概念。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年01月17日 22時22分54秒
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