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カテゴリ:美術鑑賞
『ルノワール展』に行ってきた。
http://renoir.exhn.jp/ 10時開場で10時半に着いたが、結構な人手。まぁ来やすいよね。 ルノワールの絵の変遷を振り返ることができて初めての人にもわかりやすい。 写真より不正確で時間もかかる絵画の意義がこの展示を見ていると伝わってくる。 優れた技術をもって、時間をかけて、極めて儚い人生のほんの一瞬を切り取り、その時の思いをこめてキャンパスに閉じ込める。画家という人間がそれをしているから、同じ人間である我々という鑑賞者の心が揺り動かされる。 特にこのルノワールは、子供を描いた時の果てしない優しさが卓越している。幸せな瞬間を切り取って、儚いはずの瞬間を永遠にしてくれる。他の誰にもできることではない。人工知能がレンブラントの新作を描いた、と話題になっているが、それがどうしたってなもんである。 だらしないだけの醜い裸婦にどうしてここまでこだわったのは今の私には分からない。もう少し生きてみようと思う。 ART BOOKルノワール 陽とバラの肌/ガブリエレ・クレパルディ【2500円以上送料無料】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年06月01日 22時00分20秒
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