『グーグーだって猫である』~ペットという贅沢
●『グーグーだって猫である』大島弓子_おススメ度★★★★(満点5点)もちろん以前からこの本の存在は知っていた。何しろ彼女の『綿の国星』は何度も読み返して泣かせてもらった。ただ127ページと薄いのに、1,155円って高いなぁと思って見過ごしていた。映画化ということで買ってみた。猫を飼っている人って、大変だけどものすごく幸せなんだなあと少し感情移入できた。しかも一度飼い猫の死を体験していると、愛情もより一層深いものに。日常も世話やら何やらで忙しくなるけど、それがまた人生を味があるものにしてくれる。ペットを飼うというのは、大きな贅沢である。買う費用・食事代などのランニングコスト・かける時間。ただ、ペットと一緒の生活を味わえる喜びに比べればそんなコストなど安いものなのだろう。残念ながら今の生活では厳しい・・・。猫を自分で飼ったことはない。一番下の妹が拾ってきたのを遠目に見ていただけ。自分のカバンの中におしっこをされてものすごくクサくて。ものすごく腹が立ったり。おなかが減ったり、遊んでほしい時に、にゃおにゃお鳴きながら私の足に体をすりつけてくるしぐさがかわいかったり。どうやって接していいかわからないうちにどこかに行ってしまった。どうしたのか今度妹に聞いてみよう。1冊買ってなんとなく幸せな気分になるにはいい本。読んでみて、1155円は高くないと思った。ただ、文庫本もあるみたい(^_^;)#作者への印税を感謝の意味を込めて払えた、と前向きに考える