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2007年12月17日
テーマ：介護・看護・喪失(5317)
カテゴリ：ひぃばあちゃん
今日は久しぶりに
ヒィばあちゃんのお見舞いに行った。 ヒィばあちゃんは昼寝に入る時だったのか 私が声をかけた時は目がしょぼしょぼしていたが “たっちん”を見るなり 目がパッチっと開き 「お～大きくなったねぇ～」 と、満面の笑みを見せた。 ベットの中にしまっていた手を “たっちん”に差し出したら “たっちん”は少しモジモジ… 恥ずかしそうにヒィばあちゃんの手を触って すぐに引っ込めた。 ヒィばあちゃんはニッコリ。 でも手はむくみでパンパンになっていたな。 前に来た時は、とても綺麗な手をしていたのに… それから、お土産に持ってきたサンタの人形を渡したら とても喜んでいた。 “たっちん”を見ては ニコニコ笑いながら 「大きくなったね～」 と、何度も繰り返し言っていた。 ヒィばあちゃんに 元気そうだね～。痛いところはないの？ と聞いたら 「ないよ」 と、受け答えもできる。 15分ぐらいかな ヒィばあちゃんと話をして 帰ってきた。 また来るね と私が言ったら “たっちん”はバイバイと手を振っていた。 それを見て、またニッコリ。 でもいつもなら 「もう来なくていいからね」 と言うんだけど、今日は言わなかったな…。 部屋を出るときに振り返ったら 寂しそうにこちらを見ていて ちょっと切なかった…。 その後、介護に来ていた母と話をした。 母はお正月に ヒィばあちゃんを家に帰したいと思っていたんだけどね。 ヒィばあちゃんは、肺に水が溜まりだしてきているらしい。 お医者さんからは 「無理をさせることは、かえって寿命を縮めるようなものです。 また悪くなって病院に帰ってくることになったら お正月ですから、ここの病院に戻って来られるという保証はありませんよ。 それなら、安全策をとってこちらにいたらどうでしょうか。 もし、最後をお家でと言うのでありましたら その時はそのような処置をいたします。」 と言われたそうな。 胸水が溜まる… もう、先が見えているということなんだそうだ。 すぐに…と言う訳ではないが 覚悟をしてくれという意味なんだよね。 母が 「お姉ちゃん（私のこと）がさ 朝起きたら、亡くなっていました…というより 覚悟を決めてくださいと言われた方がいいんじゃない？と言っていたでしょ。 私はそう思うことにしたのよ」 と、うつむきながら私に話をした。 今日のヒィばあちゃんを見る限りでは そんなに悪くなっているようには見えなかったけど… “たっちん”に差し出した手を見たとき パンパンにむくんでいてビックリしたけど とても暖かかった。 でもね、15分たった時の手は とても冷たかったんだよね。 母が 「血の巡りが悪くてね～」と言っていたけど そんなに早く冷たくなってしまうんだなぁ～と 驚いたよ。 今日、ヒィばあちゃんは調子が良かったらしい。 お医者さんが 「希望を持たせましょう」と リハビリを組んでくれたそう。 それを聞いて、いつも以上に食欲が出て たくさん食べたそうだ。 そんな日に会いに行って良かったな～。 病院を出た後 何となくドライブをしていたら 私が幼い時によく遊びにきた 高台の公園を思い出し そこに“たっちん”と二人で遊びに行った。 そこは東京湾が一望できる。 昔に比べたら、埋め立て地が増えてビルも建ち 前よりも小さい海になっていたけど 今日は海ほたるもよく見えたし 潜水艦も走っていた。 そういえば、（ヒィ）ばあちゃんと弟と よくこの公園に遊びに来たよなぁ～。 ツクシが一杯生えていて それを摘んでかえったなぁ～ そう思ったら 何だが視界がぼやけてきちゃって… ばあちゃん… そう思っていたら “たっちん”が アハアハ(・▽・) と、私の足にすがりついてきた。 目をキラキラさせながら 私の顔を覗き込んでいた。 その顔を見たら メソメソなんてしちゃいられないな。 そんな顔、見せちゃいけないな。 って思った。涙も吹っ飛んだ。 私に向かって 手をグーパーグーパーとするので 「むすんでひらいて」を歌ってあげたら それにあわせてグーパグーパ(^^) “たっちん” 今度その姿を ヒィばあちゃんに見せてあげようねぇ～ と言ったら にこ～(*^^*) と笑った。 心が救われるね。 メソメソなんてしていないで たくさん、お見舞いに行こうと思ったよ。 ヒィばあちゃんは、グーパーする“たっちん”を見て どんな顔をするだろうか～(^^) 楽しみだな。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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