糸電話

沖縄で会ったおとこの人で印象にのこったひとたち。

●タクシーの運転手さん
まずはこの人でしょう。
ホストさんのごとき凄い営業力、観光知識の豊富さ、とてもシゴト熱心かと思いきや、わたしが降りているあいだに前日の晩あそんだ店のおねーさんから電話がはいったり、ぐーぐー寝てたり、と、なかなかちゃっかりしているところも(笑)。
「きのう店のおねーさんが膝にのっかってくるからさー、ぱんちゅぬいでーって言ったら、さっき電話がかかってきていきなり『いうにことかいてぱんちゃぬいでーとはなにさ!!』っていうんだよー」
…おとーさん、がんばってますね…。
おにぎりおごってくれたり、おかしくれたり、お世辞いってくれたり、いろいろ餌をあたえてくれる運転手さんでした。
でも「北海道から自分探し徒歩旅行に来てくいつめて犯罪者になった男たち列伝」は怖かったよおとーさん…。
みんな自分探しいくのはいいけど、犯罪者にならないでね。自分が牢屋入るのは勝手だけど、被害者が迷惑するんだから。
「ドライブ気分で助手席のらないー?」
ときかれて断りましたが、別に他意はないです。ただ、別れたカレとドライブしていたときのことを思い出しただけです。
カレいないのー?ときくので、3/14に5ヶ月でふられましたと言ったら
「そいつ会社の女の子かたっぱしから食ってるんじゃないの」との凄い予想を…笑。
「いや、そんな派手なことする人ではないですよ」と言ったら
「一見地味なやつがあやしいんだよ」とのこと。
…おとーさん…。想像力豊かだね～。
ほんとにそうだったらそら凄いわな。それはむしろブルべ…げほげほ。
「おねーさんは沖縄の基準では美人だよ」という褒め言葉はお世辞でもうれしいですが、歳言った途端そんなにびびらんでも…。

●石畳で会ったおじいさま
地元の人に道を聞こうとおじいさまを呼び止めて相談したところ、
「…眼鏡ないと地図はみえないねー」と言って、「ついでがあるから」とお友達の車に一緒にのせいくださったおじいさま。ありがとうございました。
「こういうとこは～、親指と小指で一緒にこなくちゃだめだよ」
というので、けらけら笑って
「ふられちゃったんです」
といったところ
「失恋旅行か…。それも必要です。」
とおっとりうなづいておいででした…。
なんか沖縄の人って言動がエレガントよね。