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2007年07月17日
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【わたしのなかの北24条】
わたしの見る夢のなかでは、現実とは全然ちがっているけれども、じつはそこです、
という場所がいくつかある。
そのなかの一つに「北24条」がある。
札幌の北区で、区役所や警察、学校などが多くある地区だが、
地下鉄駅周辺は繁華街となっている。
この繁華街、私の夢に出てくると、ありえないことに、木造である。しかも表通りはすべて平屋だ。
現実では明確な碁盤の目状の地図なのに、わたしの夢の中では入り組んだ路地となっている。
北欧の角を北に曲がろうものなら、現実にはない4階建ての市場は登場するわ、カウンター席しかないコーヒー店は登場するわ、桜はさいてるわでもうてんやわんやだったりし、スリや詐欺が横行する治安の悪いまちへと大変身する。これが私の夢に出てくる北24条だ。実際は、とても治安のよい文京区といってもさしつかえないのに。

さて、この北24条が、なんと、夢のなかでリニューアルオープンした。
オープンセールまでやってて、すごいにぎやかだったのである。
なにか自分にとってはエポックメーキングな夢だった。
北24条は一気に現代化して、パレット久茂地(那覇です)周辺みたいに、すごくきれいに新しくこじゃれた雰囲気になった。夢の中で、北24条と、那覇の県庁前がくっついてしまったらしいのである。路地は千歳のレラみたいな整え方となっていた。
いままでも、北24条は足利市とくっついたりしたことがある。(それ以来木造になっていた。)
どうやら私の夢のなかでは、北24条はハブ空港ならぬハブ地のようである。
今回の夢はこんな夢だった。

【万座毛の橋をわたる】
わたしは2階の部屋にいて、さぼっている。すこしうしろめたい。
人がよびにくる。わたしはあわててさぼりをやめ、ついていく。
男の人は知らない人だったが、わたしによくしてくれるひとだった。きれいな見かけによらず、きちんとした落ち着いたかんじの人で、ダイビングのインストラクターみたいな感じの人だった。
別の部屋に移動しようとしているのだが、途中で橋をわたるらしいのだ。
橋をみて絶句。ガムテープぐらいの幅しかないのである。勿論固い素材だけれども…。何か青とか緑のきれいないろつきの細い橋だった。
わたしが躊躇していると、「僕がさきにいこうか。それとも、先に行く?」と尋ねる。
下を見ると、万座毛の絶壁から見下ろしたような高さで、下は青青とした海だ。
ぐらぐらしてとてもわたれない。
「…おちたら助けにきてくれる?」
わたしが聞くと彼は「勿論だよ」と言って朗らかに笑って、先に渡り始めた…。彼は別に、よろけたりしない…。

海辺の景勝地を歩いていると、スーツケースをひっぱっておばさんがとおりかかった。
行く方向が同じなので、しばらくおしゃべりしながら歩いた。
おばさんは私たちについてきているらしい。
わたしはふと気がついて言った。
「あ…あなたこのあいだの嵐で…。お気の毒です。」
するとおばさんはしきりとおもいだしているようすだったが、自分が死んでいることに気づきかけていた。
わたしは、自覚ができるまでそっとしておいてあげよう、と思った。道案内の彼も賛成してくれているようだった。

北24条につくと、オープニングセールをやっていた。
すっかり新しくなって、新装開店しているのだ。どこもかしこもオシャレなまちにかわっている。
通りを抜けてたてものにはいると、私の落ち着き場所が2階の片隅にあるようだった。





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最終更新日  2007年07月19日 22時58分05秒
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