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カテゴリ:黒ひょうさんの司法試験~総合編~
今日は僕がどんな勉強をしてきたのかを書きたいと思います。
まずは、択一対策。 択一は、初年度から合格点-1という点数を取っていたので、自分でも得意な方だと思っています。 ポイントは「アウトプットからインプットに戻る」という発想です。 まず最初に一通り択一六法でその法律を俯瞰します。 そしたら、択一過去問をどんどん解いていって、間違えたところやあやふやなところを発見し、そこだけをインプットに戻って重点的に見直すわけです。 これを繰り返すと、知識の穴がどんどん埋まっていって、最後にはムラなく穴なく、その法律の基本知識をすべて頭に叩き込むことができるというわけです。 この発想は、僕は結構メジャーなものかなと思っていたのですが、ロースクールの友達に話してみると「目から鱗だ」といった反応だったので、意外と盲点になっているのかな、と思いました。 この発想の利点はざっと挙げただけでも以下のとおりです。 ・間違えたところやあやふやなところだけ見るので、効率的な勉強ができる(短い時間で最大限の効果が得られる) ・間違えた直後に見直すので、頭にすんなり入ってくる(自分が理解していないという自覚の下インプットするので、「頭に入れなきゃ」というモチベーションが上がるわけです) ・過去問を利用することで、埋めるべき知識の穴が的確に把握できる(予備校問題を利用すると、埋めなくてもいい細かい知識の穴を埋める羽目になる) 是非、択一が苦手な人はこの方法を試してみてください。 次に、論文対策。 これは、なるべく早く全体を回せるインプット教材を利用して、インプットを早くすることです(早く回せる教材は直前期に驚異的なパワーを発揮します。ちなみに僕が使っていたのは上三法は択一六法〔※上三法に関しては直前期にインプットを回す必要は基本的にはありません。択一の貯金で十分だからです〕、下三法は「超速チェックシート」です〔これはWセミナーから出ていたインプット教材です。今は売られていないようですが…〕。下三法は最終的には5・6時間で一回しできるようにまでなっていました)。 で、一度インプットしたら、後は答案構成あるのみ。 僕が使っていたテキストは「スタンダード100」です。 その理由は今一番使われているテキストだからです。 これをすべて潰せば周りの受験生に知識の面で差をつけられることはなくなるというわけです。 この試験で一番避けなければならないことは周りの受験生が知っていることを知らないことです。 一番使われている「スタンダード100」を使えば、その事態を避けられるわけです。 あとは答練を通して、問題に真正面から答える答案を書くことを覚えるわけです。 こんなところでしょうか。 参考にしていただけたら幸いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.11.03 16:42:46
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